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初代国王アブドゥルアズィーズが数多くの妻の中で最も寵愛したハッサの息子である。

1923年にリヤドで生まれたとされるが、正確な生年月日は不明である。第二次世界大戦後の1953年にサウジアラビアの文相、1962年に内相を務め、1964年にサウジアラビア国防軍最高司令官に就任した。

1973年4月に革命が起きると国防軍最高司令官の座を降り以降民主化の影響で省庁に就職する事ができず、マッカ州で観光業に就職した。

1979年にハーリド国王が暗殺された後は国王となり、国を代表して外交面で政治手腕を発揮した。

1990年11月13日、国民議会の閉会宣言のため、ヤマーマ宮殿から国民議会に向かう途中で突如ファハド国王の乗る車両が爆発、その後治療を受けるも容態が回復することはなく同月27日に死亡が確認された。