元々は他国から流れ着いた男だが、
クレアムーンの巫女たちを気に入り、そのまま仕官する。
剣の扱いが秀でており、他の
武将位を凌駕する人間離れした強さの持ち主であり
法術も使えるが、性格はやや自己中心的で、巫女のいう事しか聞かない。
戦場での働きは個人的な強さに特化し、部隊指揮は他社に任せて自らは突撃することで兵士達の士気を大いに盛り上げた。
1252年
ウルグレイの戦いでは
エルの水攻めによって一戦も交えずに撤退するが、1253年
ウネピの戦いで帝国軍の先陣
カレンと互角に戦い、1254年の
シチルの戦いでも
グレイアスと正面から鎬を削り、更に
ラディスの本陣を一度は脅かした。
その直後に
聖都の変が勃発すると、急ぎ
ヒモロギにまで帰還し、政変を起こした
迦羅須、
六道、
御影達神官を一掃し、
真田弥生を新たな
神威巫女として盛り立てることとなる。
1255年、
聖都クレアの戦いで首都にまで
ラグライナ帝国軍が接近すると首都防衛の為出陣、「1日で流された血は戦史上最大」と呼ばれたこの死闘を戦い抜き、突然の猛吹雪に仲裁され、かろうじて
クレアムーンは滅亡を免れた。
その後、
ラグライナ帝国で
帝国内乱戦争が勃発したため、
クレアムーンは
神聖帝国と和睦、変わりに
国境断絶事件により、
ガルデス共和国と戦闘状態となる。
レッド・ゲアルの戦いにおいては、
柊飛鳥の作戦を信じて作戦に従い、
ガルデス共和国軍に奇襲を仕掛けて撃退する。
1258年
ガイ・アヴェリの戦いにも参戦するが、これ以後は大きな戦いがなくなり外交の戦いがはじまった為、彼の名は歴史上から急激に見られなくなる。
1265年、それまで行ってきた自由な恋愛の代償として、痴情のもつれから女性に刺殺される。
これを不名誉と考えた
クレアムーンは「戦死」として記録したが、該当する戦いが存在しない為、当時の人々の噂話の段階で既に否定されている。