アルファ、
ガルドーラ大陸西側に位置する。
法術研究が格段に進み、更にそれを聞きつけた他国の高名な魔導師が集まることから「魔導国家」と呼ばれている。互いに信頼関係があるとはいえない東方諸国に置いて、数少ない義理固い国。
実際はヴァン・フレイとその他小国からなる連邦だが、全てをまとめて「ヴァン・フレイ連邦王国」と認識されている。
800年頃、周辺の民族が集まり、ヴァン・フレイ国として建国される。
世界大戦時代になると、
イスタル国の要請を受け、共に
メッツ帝国に対しての牽制部隊を派遣するが本格的な戦いはほとんど行わなかった。
その友好国
イスタルが
メッツ帝国に侵略された時は、艦隊を派遣して
リオナ海海戦を指揮、法術を使った艦隊は当時の他国艦隊の性能を凌駕し、
メッツ帝国艦隊を撃退する。この恩から現在でもヴァン・フレイの船は
リオナ運河を無償で通行できるが、ヴァン・フレイを名乗る別国の船の出現が最近彼らを悩ませている。
1737年、最高責任者の地位にいた「聖なる魔女」と呼ばれる高名な魔導師
ルナティスは、そのカリスマ性と先見力で、世界を大きく動かし始める。
魔王として君臨していた
ガルゾーマを、奇襲によって討ち取り、フェローラ国を中心に形成されていた諸国の連鎖に大きな楔を打ち込んだ。
その後も、世界の動乱を裏から操り、
六界連合軍の結成に大きな影響力を与え、事実上
アルファにおける連合軍の中心国となった。
しかし、主力部隊が不在中の1744年、
クレアティボ国の強襲による
ジョルディアの戦いにて
ルナティスを失い、首都も炎上。周辺諸国の協力もあって復興を成し遂げるが、それ以後はかつての威光は失わることとなる。