タスク×レオナ(13-15)前スレ857-863氏/前スレ857-863続き
ネオグランゾンを破壊した後、私達は見知らぬ大陸へと飛ばされた。
私達。
私の側にいる人はタスク君一人。
そして、タスク君の側にいるのは私、レオナ=ガーシュタイン一人だった。
ロボットなどといった力を持たない今、私達は早く仲間と合流するべきなのは当然なのに、
私は二人きりの状況を楽しんでしまっていた。
罰が当たるのなら私の方なのに……
「コーヒーが入ったわ、飲みなさい。」
ブリキのカップに温かいコーヒーを注いで、寒さ震えているタスク君に手渡す。
今の気温は23度。
決して寒くは無い。
私にはクスハほどの医療知識は無いけどわかる。
昔、地球で流行していたウィルス性の病気。
軍に入ったばかりの頃軍医に、
『昔にはやった病気だが、一応抗体をうっておくわ』
と言われ、長々と病気の説明を受けたことを覚えていた良かった。
身体が寒いだけなら第一段階。
地球生まれの多くの人はこれを乗り越えれば回復する。
だから私は出来るだけタスク君を暖めるようにした。
料理は苦手だけど、コーヒーくらいは入れられる。
この町で私はイヤリングを売り払って、コーヒーを手に入れた。
「あったまるな……ありがとな、レオナ。」
「他にして欲しいことがあったら言って頂戴。」
「いや、これだけで十分さ……」
こんな時にも、タスク君は強がっている。
力になってやりたくても、癒してあげたくても。
何も出来ない私。
今までならここで落ち込んでいたけど、私は諦めなかった。
学園を脱出してから出会った仲間達。
彼らや彼女たちとの出会いが私を少し変えた。
少しだけ前向きにタスク君に、愛しい人に向かう。
ゆっくりとタスク君の額に手を当てる。
ひんやりとした、人とは思えないほどの冷たさ。
「こんなに冷え切っているじゃないの、無理をしないで……」
ふと、気がついた。
少しだけ悩んで実行に移す。
コーヒーを飲み終えたのを確認して。
私はタスク君を抱きしめた。
愛しい人の頭を抱え胸に埋める。
『私の身体で暖めればいい』
何度も何度も夢に見た今の自分。
相手の病気を理由に実現した。
「レオナ…?」
弱弱しくタスク君が呟く。
「まだ、寒さは消えないかしら?」
「いや、もう、大丈夫だから……」
嘘だ。
だって、私の身体にはそれほど寒さは伝わってきてない。
覚悟を決めた。
嫌われても、蔑まれても、侮辱されても良い。
後悔は……しない。
息を吸って、吐いた。
そして、私は、服を脱いだ。
「な……おい、レオナ……」
もちろんタスク君は驚いている。
でも、もう引き下がれない。
一気に服を脱ぎ、下着姿になる。
レースの黒いブラとショーツ。
同じ色のストッキングとガーターベルト。
『初めて見せるのなら、白の方が良かったかしら。』
一瞬そう思った。
コグリ
タスク君から、唾を飲む音が聞こえた。
見られてる。
いや、見てくれている。
私の身体を。
一瞬全裸になろうとした私の動きが止まってしまった。
このまま抱きついても……。
このまま抱きついてもタスク君を暖めることは出来る。
本来の目的は達成できる。
でも、でも。
タスク君の身体の寒さは消えても。
私の身体の火照りは消えない。
そんなあさましい考えにタスク君の目を見られずに、視線を落とした。
『あ……!』
目に入った。
タスク君の下半身が。
ピクンって、反応する瞬間を。
私の身体で、タスク君の男性が反応する瞬間を見てしまった。
決めた。
私を捧げる。
今日、これから、いまから。
下着姿の私が、服を着たタスク君を押し倒す。
「おい、レオナ!!」
無視した。
今まで、何度も何度も想像した通りに、タスク君の服を脱がした。
「ちょっ、タンマ! タンマだって!!」
「黙ってなさい!!」
私は叫んでいた。
必死だった。
「でも……よ……」
「必要な…必要なことなの。」
病気のために? 私のために?
それは私にもわかっていなかった。
私自身、冷静は判断はもう出来てなかったのかもしれない。
普段よりもはるかにひ弱なタスク君の抵抗をものともせずに、私はタスク君を全裸にした。
コグリ
今度は私から、唾を飲む音が聞こえた。

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