ベッドの傍らで椅子に腰掛けて、ヴィレッタは目の前の光景を楽しそうに眺める。
一糸まとわぬ姿で足を組む泰然としたその様は、完璧なプロポーションも加わって、この部屋の支配者と呼ぶにふさわしかった。

――実際ここは彼女の部屋なのだが。

ベッドの上では、やはり生まれたままの姿で、アヤとマイが裸身を絡ませていた。
いや、正確には、妹の未成熟な肉体を、アヤが欲望の赴くままになぶっていると言うべきか。
何度も唇を重ね、舌を貪り、うなじを吸う。
かすかに膨らみ始めた初々しい乳房を、もどかしいくらいに優しく揉みしだき、ピンと立った乳首を舌先でくすぐる。
脇腹に何度も口づけをして、ヘソ周りをせわしない動きで舐め回す。
そして、再び唇を吸う。
少女の瑞々しい肌は、姉の唾液でいたる所がヌルヌルのベトベトになっていた。

それでもなぶり足りないのか、アヤの全身愛撫はかれこれ二時間近くに及んでいた。

「あ…あひっ…ひう…ふぁぁんっ…!」

性感を十二分に高められたマイは、全身が性感帯と化したかのように、アヤの一つ一つの責めに、過剰なほどの反応を示す。
それが、姉の加虐心を煽る結果になるとも知らずに。

アヤは妹の肉体をあらかたしゃぶり尽くすと、彼女をうつぶせにして、小ぶりなお尻に両手を這わせた。
プリプリした尻肉を、果実でも頬張るようにかぶりつき、吸う。
そして、お尻の割れ目を左右に開き、その中心にあるすぼまりに、舌を這わせた。
「ひぁっ!」
瞬間、マイはビクッと背を仰け反らせる。
姉の舌先が排泄器官の中に入り込んでいく。

アナル責めは、初めてではなかった。
姉と上官の交合を初めて見た日から、彼女も毎晩この部屋に呼び出された。
二人の指と舌が体中を這い回り、侵略はアナルにまで及んだ。
そして、まだ男を知らぬ少女が、アナルでイク事を覚えると、二人はマイが見た事もない卑猥な形のオモチャで、アナルを蹂躙し始めた。

今では、指二本程度はくわえ込めるほどほぐされており、それでいて、挨拶程度の軽い舌技でも声が漏れてしまうほど、敏感になっていた。

「ふっ…くぅっ…んうっ…ううんっ…ふぅっ…!」
姉の舌で排泄器官をなぶられるのは、未だに羞恥を覚えるらしい。
マイはベッドのシーツを噛んで、必死に声をこらえていた。

妹のその様子に、陵辱者は目を細める。

笑っているのだ。
羞恥を捨てきれない妹の健気さが愛おしいのか、無駄な抵抗を続ける獲物を嘲笑っているのか…。

アヤはアナルから舌を抜くと、入れ替わりに、人差し指と中指を同時に挿入した。
「んあああああっ!」
噛んでいたシーツを離し、マイは大きく仰け反り、鳴いた。
アヤの指は直腸内で不規則に動き、マイを責め立てた。
「あ、アヤ!だめぇ!おしり、だめぇ!いく!おひりえいっひゃうぅぅぅぅうっ!」
ほんの五、六回も抽挿しただけで、マイは小さな体をビクビクッと震わせて、達してしまった。

「ふふ…マイったら、まだヴァージンのくせに、お尻の穴でイきまくる変態さんなのね」
ぐったりしている妹の耳元で、アヤはいたぶるようにささやく。
姉の言葉に、マイの頬はカァーッと赤くなった。

そこへ、何かがベッドの上に放り投げられた。
アヤがマイのアナルを陵辱してる間に、ヴィレッタが取り出したペニスバンドだ。

姉妹はそのペニスバンド、特に、樹脂製の男根に目を向ける。
普段ヴィレッタがアヤに使っている物ではない。
太さもリーチも一段階上で、しかも黒々とした幹は、いたる所が瘤のように膨れていた。
「今夜はマイの貫通式だものね…特別に用意しておいてあげたのよ?」
ヴィレッタはそう言って、笑った。
「マイ、いつも通りにやりなさい。アヤに対してね」
下された命令に、マイはノロノロと身を起こし、ペニスバンドを手に取った。
アヤは既に立ち上がっている。
姉にペニスバンドを装着させるマイの手つきは、スムーズで慣れたものだった。

それもその筈で、昨日まではヴィレッタに装着させていたのだ。

そして、その後必ずするように、姉の目を見上げながら、醜悪さすら感じさせる男性部分を口に含んだ。

自分が装着させ、自分の口で濡らした男根が、目の前で姉を犯す。
その異様なシチュエーションに、まぐわう二人の傍らで、少女はいつも指で自分を慰めていた。

だけど、今日犯されるのは、私…犯すのは、アヤ…綺麗で優しくて…大好きなお姉ちゃん。

そう思うと、奉仕も積極的なものになる。
口をいっぱいに広げて頬張り、小さな舌を一生懸命に動かして、唾液を塗りたくる。

そんな妹の痴態を見下ろしながら、自分もヴィレッタの前で、こんな淫らで愛らしい顔をさらしていたのだろうかと、アヤは物思いにふけってしまった。

「そろそろね。アヤ、マイを犯しなさい。あなたの最愛の妹を、あなたのそのおチンポでメチャメチャにするのよ」

――ついに、姉妹の待ちわびていた指令が下る。
しゃぶりついていた男根から口を離したマイは、いつも姉がしているように、仰向けになって股を開き、未だに発毛の兆しの見られない秘部を、指で広げる。
蜜がトロ〜ッと溢れ出したそこへ、アヤは人工の男性をあてがう。

――果たして、この小さな体は受け入れてくれるだろうか?
自分でも、自信がないというのに…。
だが、アヤのそんな心配は、すぐに妹が消し飛ばした。

「あ、アヤ…お願い…早く入れて…私のグチョグチョに濡れたスケベマンコ…アヤのぶっとい勃起チンポでかき回して…遠慮しなくていいから…私のエロマンコ、アヤのおチンポ様でぶち壊して!私のチビマンコを!アヤ専用のチンポ穴に作り替えてっ!」
「ああ!マイ!マイぃぃぃぃぃっ!」
妹のはしたないおねだりに、姉としての自覚も、理性も吹っ飛んだ。
一気に腰を沈め、妹の女性を貫く。

「〜〜〜〜〜〜!」
少女の口から、破瓜の悲鳴がほとばしった。




――壊れそうなほど激しく軋むベッドで、四つん這いになったマイのお尻を掴み、アヤは狂ったように腰を打ちつけていた。
信じられない事に、マイは異様なたくましさを誇る男根を、全て受け入れていた。
ポタポタと破瓜の血でシーツを汚しながら、姉の動きに合わせて自らも腰を振る。
そして、マイはこの日三度目の、疑似男根による絶頂を迎えた。
だが、アヤはお構いなしにまだ腰を動かし続ける。

(…不愉快ね)

姉妹の狂気の交合を眺めるヴィレッタの眉間には、シワが入っていた。
眼差しは、鋼鉄のような暗く冷たい色をたたえている。

ご主人様に命じられて、妹を犯す姉。
そのシチュエーションで、姉妹の羞恥と被虐心を煽るつもりが、奴隷は二人とも、ご主人様の事など忘れて二人きりで快楽を貪っている。
これは良くない事態だ。
自分たちの立場を再教育してやらなくてはならない。

ヴィレッタはベッドに上がると、その細腕からは想像もつかない力で、姉妹を引き離した。
そして、アヤの腰に巻かれたペニスバンドを外し、マイの細い腰に装着させる。
「ご覧なさい、お姉ちゃんのおマンコ…」
不安げな眼差しを向ける少女に、彼女はささやいた。
アヤの女性は、ぐっしょりと濡れそぼっていた。
「あなたを犯して、あんなにおマンコ濡らしていたのよ?こんな恐ろしい物であなたをいたぶって、興奮していたの」
さっきまでマイを蹂躙していた男性部分をしごきながら、ヴィレッタは続ける。
自分で用意した物だったが、その太さにヴィレッタも驚いていた。
めいっぱい指を伸ばしても、それでも指が回らないのだ。
こんな物が、よく入ったものね…と、呆れるしかない。

「今度はあなたがアヤを犯しなさい。大好きなお姉ちゃんを、いっぱい気持ち良くしてあげるのよ。アヤの大好きな、この固くて太い勃起チンポ様で」
そして軽くお尻を叩くと、マイはフラフラとアヤの上にのしかかり、腰を沈めた。
「んおおおおおおおうっ!すごいぃぃぃぃぃっ!」
途端にアヤは雌豚へと変貌する。
マイの腰に足を回して、クイクイと腰を動かした。
マイも、緩急などお構いなしに、ただがむしゃらに腰を振る。
単調な動きだったが、ゴツゴツした幹がアヤの内部をゴリゴリとこすり、激しい刺激を与えていた。
妹を犯した男性で、今度は自分が犯されるという状況も、アヤを狂わせる原因の一つだった。

やがてアヤはゆっくりと身を起こし、マイを押し倒す。
そして騎乗位の形で、荒々しく腰を振り始めた。
「んほおおおっ!おチンポすごいの!ぶっとくて!なかがゴリゴリこすれてるのぉぉぉぉっ!」
ケダモノのように上下するアヤの腰。

それを、別のペニスバンドを装着したヴィレッタが押さえつける。
「そんなにおチンポが好き?」
「はい…おチンポ大好きですぅ…固くてぶっといおチンポ様が大好きですぅ…」
「じゃあ、そのおチンポ様をもう一本ぶち込んであげるわ」
ヴィレッタは言うなり、男性部分をアヤのアナルにねじ込んだ。
「んあああああっ!おチンポがぁぁぁっ!一度に二本もぉぉぉぉっ!」
ヴィレッタはよがるアヤをマイの上に押し倒し、両腕を掴んで手綱のように引き寄せる。
「マイ、あなたも動きなさい」
命じながら、自らもアヤのアナルを犯す。
言われるままに、マイは腰を何度も何度も突き上げた。
ヴィレッタの腰の動きは激しかった。
本当にアナルを壊してしまいそうなほどだったが、そこには狂気も愛情もない。
鋼鉄のような、冷徹な意志があった。

身の程を忘れて快楽を貪る奴隷に、罰を与えているかのように。
「おひり!おひりひゅごいよぉぉぉぉっ!おマンコもガポガポされて、ぎもちいいよぉぉぉぉっ!」
前後の穴を人工の男性で蹂躙されて、アヤは呂律も回らないほどよがり狂う。
マイも姉の痴態に、何かに憑かれたように腰を突き上げる。

「んあああああっ!だめ!だめぇぇぇぇぇっ!壊れちゃう!壊れちゃうぅぅぅぅぅぅっ!」
「壊してるのよ。身の程知らずの奴隷をね」
性交の最中とは思えない、冷たい声でヴィレッタはささやく。
「隊長…申し訳…ありませんでした…アヤはもう…もう、勝手な事はいたしません…」
その声に、アヤはようやくご主人様の不機嫌に気付いた。
「どんな事でもいたします…だから捨てないで…おチンポして…マイと…隊長にぃ…いっぱいおチンポしていただきたいんですぅ…!」
涙をポロポロこぼしながら、アヤは懇願する。
「だから、ずっとおそばにいさせてください!いつでもどこでもおチンポします!アヤは!アヤは永遠に隊長専用のスケベマンコです!隊長専用のチンポ穴奴隷ですぅぅぅっ!」
人の口から出るとは思えない、淫らな宣誓。
「良い子ね、アヤ…」
ヴィレッタはさっきまでとは裏腹な優しい声でささやいた。
「あ…ああ…」
嬉しそうに、肩越しにご主人様を見るアヤ。
再教育の完了した奴隷に、ヴィレッタは再び冷徹な声をかけた。

「壊れろ、雌豚」

直後、タガが外れたような激しさで、ヴィレッタはアナルを犯す。
「んお!おおう!あひぃっ!あおおおおおおっ!」
アヤの口からケダモノのよがり声がほとばしる。
そして、トドメの一突きが入った瞬間、アヤの中で、何かが切れた。

「あ…ああああああああああああああああっ!」



「素敵だったわよ、二人とも…」
ベッドに裸体を投げ出す姉妹の髪を、ヴィレッタは優しく撫でてやった。
ぼんやりした虚ろな表情のまま、二人は嬉しそうに微笑んだ。
ヴィレッタはスッと立ち上がり、装着したままのペニスバンドを姉妹の眼前に差し出す。
「さぁ、後始末してちょうだい」
すると二人はノロノロと身を起こし、左右から挟むように、男性部分に舌を這わせる。

その様はまさに、餌箱に群がる雌豚そのものだった。

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