ベッドの上に、大の字に拘束された全裸の男。
それが元PTXチームのパイロットで、現在はSRXチームの指揮官だなどと、誰が信じるだろうか?
だが、しなやかな足先で勃起した肉棒をなぶられ、恍惚とした表情を浮かべているのは、間違いなくイングラム・プリスケンその人であった。
そして、楽しそうに上官を足でなぶる裸の女性も、アヤ・コバヤシに違いない。
普段の二人からは想像もつかない状況が、薄暗い部屋で繰り広げられていた。

「うぅ…あ…アヤ…」
イングラムの口から、切なげな声が上がる。
足元に仁王立ちして、可憐な唇をサディスティックな笑みに歪める部下を見上げる。
「あらあら、少佐ったら部下にこんな風にされて感じてるんですか?」
グッ、グッと足の指に力を込めて、アヤは上官の肉棒をしごく。
「うああっ…もっと、もっとだ…もっと力を込めて、激しくやってくれぇ…!」
イングラムは背をのけぞらせてねだる。
「うふふ…情けない声を上げちゃって…恥ずかしくないんですか?」
アヤはそんな彼を嘲りながら、先端を足指で包みこみ、こねくり回す。
「あなたに憧れてる女の子は、基地内にもたくさんいるんですよ?彼女たちに申し訳ないとは思わないんですか?」
「そ、そんな事はどうでもいい!頼む!このまま、お前のその足でいかせてくれぇ!」
なりふり構わない様子で、イングラムは叫ぶ。
だが非情にも、アヤは足を肉棒からスッと離してしまった。
「自分が気持ち良くなる事しか考えないんですね。まるで子供だわ」
別人のような冷たい視線を、足下の上官に投げ下ろすアヤ。
その視線に射られ、イングラムは己の醜態を自覚させられたのか、目を伏せた。

ギシッ…。

ベッドを軋ませ、アヤはイングラムの頭をまたぐ。
そして、ゆっくりと腰を下ろした。
イングラムの、顔の上に。
「ほ〜ら、少佐の大好きなお尻ですよ〜?」
「う、ふむっ…」
顔面を圧迫されて、イングラムはくぐもった声を上げた。
アヤは腰をくねらせ、股間を彼の顔に押し付けたまま、さっきまで足でしごいていた肉棒を手に取った。
「いつもいつも、私のお尻を物欲しそうに見てましたよねぇ、少佐は」
キュッキュッと手首のスナップをきかせながら、アヤは肉棒をしごく。
「こうやって私のお尻に顔を押し付けたかったんでしょう?良かったですね、夢が叶って」
張りのあるお尻をくねらせるアヤ。
イングラムはくぐもった声を上げるだけで、それが否定か肯定かもわからない。
「うふふ、どうしたんですかぁ?早く私のオマンコを犬みたいにベロベロ舐め回してください。あなたが毎晩このおチンポをしごきながら妄想していたように」
「………」
わずかな間を置いて、イングラムの舌が、アヤの濡れた秘部に触れた。
ためらうような、遠慮がちな舌使い。
「あら、そんな事じゃご褒美をあげられませんよ、少佐」
アヤは不機嫌そうに声のトーンを落とし、肉棒をしごく手を止める。
「いきたいんでしょう?気持ち良くなりたいんでしょう?だったら私を満足させなさい!」
不意に声を荒げ、アヤは全体重をイングラムの顔に預ける。
イングラムの舌使いが、激しいものとなった。
入り口をなぞり、クリトリスを転がし、柔肉の中に侵入してかき回す。
溢れてくる蜜も、音を立てて吸った。
「ああん、良い…!お上手ですよ、少佐ぁ!わ、私もぉ…!」
アヤもこらえきれなくなったのか、イングラムに奉仕させながら、肉棒にむしゃぶりつく。
「んっ!んふっ!ふぅうっ!」
ヂュポヂュポと音を立てて行うストローク。
快感を与えるというより、中の精液を無理矢理吸い出そうとするかのような、激しいフェラチオだった。
「はふ、はふ、はうう…ふぉぉっ!」
アヤの尻の下で、イングラムが呻く。
ビクビクッとアヤの口の中で肉棒が震え、射精が起こった。
アヤは先端に舌を被せ、迸る精液を受け止める。
更に、激しい吸い出しで尿道内の残り汁も搾り取り、口から肉棒を引き抜いた。
「……んくっ」
クチュクチュと、イングラムにも聞こえるようにわざと音を立てて、口の中で撹拌し、ゴクリと飲み込む。
「……薄いわね」
不満げな感想をポツリと、端から白い糸を垂らす唇から漏らすアヤ。
「少佐ぁ〜?明日からオナニーは禁止しますからね?」
グッと呼吸を塞ぐように、尻をイングラムの顔に押し付ける。
「我慢した方が気持ち良くなれますし、私も濃いザーメンを味わえますからぁ」
クネクネと尻を動かし、アヤは上官をなぶる。
「リュウやライだって、オナニーを我慢するようになってから、毎日濃いザーメンを飲ませてくれるんですよぉ?」
「ふむむっ!?」
部下の口から漏れた思わぬ言葉に、イングラムは声を上げる。

彼女は毎日、リュウセイやライディースとも肌を重ね合わせているのか?

「あらあら、ヤキモチですか?大丈夫、あの子たちにはお口だけを貸してあげてるんです。セックスはしてません」
アヤはイングラムの未だ萎えない肉棒を再び手に取り、笑う。
「おかげですっかり仲良くなったけど、たまに順番の取り合いで喧嘩しちゃうんですよ?何だかお母さんを取り合う兄弟みたいで…あんまり可愛いから、二人同時にしゃぶってあげたりもするんですよねぇ」
ツラツラと淫らな告白をしながら、アヤは腰を浮かし、位置を変える。
イングラムの腰をまたぎ、たくましい胸板に両手を突く。
そしてゆっくりと腰を下ろし……彼の肉棒を圧迫するように、濡れた秘部を押し付けた。
「あっ……!?」
「うふふ、入れると思いました?」
思わず漏れたイングラムの不満げな声に、アヤは淫靡な笑顔で返す。
「このまま、私のオマンコでしごいていかせてあげますから、それで我慢してくださいね?」
言いながら、クイックイッと腰を前後させるアヤ。
普段の真面目で優しいお姉さんの面影は、どこにもない。
男の欲望を嘲笑い弄ぶ、魔女の微笑みがイングラムの視線を吸い寄せていた。
「どうですか、少佐?私のマンこき、気に入って頂けてますか?」
ハッハッと息を荒げながら、アヤは腰を振る。
されるがままの上官を見下ろし、男を支配して弄ぶ喜びに身を委ねる。
「ああ、少佐の切なそうなお顔、凄く可愛い…おチンポもガチガチで…オマンコこすれてるぅ…」
「あ、アヤ…アヤぁ…!」
イングラムの腰がグッと浮き、アヤの秘部に深くくい込む。
「あぁんっ!だ、だめぇぇ……っ!」
「うぅっ!くぉぉっ!」
二人の声が重なり、そして同時に昇り詰める。
ビュルルッ!とアヤの股間の下から、イングラムの白濁が迸り、鍛えられた腹筋にシミを作った。
「やだ…まるで私が射精したみたい…」
その様を楽しそうに眺めるアヤ。
射精が終わると、腰を浮かせ、彼の腹に飛び散った精液を音を立ててすすった。
「いいですか、少佐。明日から一週間、オナニーを禁止します」
アヤはイングラムの髪を撫でながら、子供に言い聞かせるような優しい口調で語りかける。
「その頃には私も安全日ですから、一週間分の濃厚ザーメンを私のオマンコにたくさん注いでくださいね?楽しみにしてますよ、私の可愛いおチンポくん」
ゾッとするほど美しい笑みを浮かべたアヤは、射精の余韻かボンヤリとしているイングラムの額に、チュッと口づけをした。


拘束を解かれたイングラムは、シャワーを浴びる事にした。
アヤは既に、服を着て自室に戻っている。
熱いシャワーを浴びていると、先程の一時も夢だったのではないかと思えてきた。

アヤはSRX計画に必要な駒だ。自分の行動に疑問を持たれ、反抗されると後が面倒になる。
だから、彼女が自分に好意を抱いてるのを利用して、セックスで手懐けるつもりだった。
なのに、よもや彼女の中に眠るサディズムを目覚めさせる結果になろうとは…。
「パンドラの箱を開けてしまったか…」
イングラムは吐き出すように呟いた。


――ちなみに、底に希望が残っているだけ、パンドラの箱の方がまだマシだったという事に彼が気付くのは、オナ禁違反がバレた一週間後の事である。

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