朝、SRXチームの分隊室でアヤを待っていたのは、リュウセイだった。
「あら、リュウ。早いのね」
 いつもミーティングには最後にやってくるのに、珍しい事もあるものだ。アヤは少し感心すると共に、いつもこうなら良いのにと胸中でぼやく。
「なんか、ムラムラして眠れなくてさ」
 リュウセイは答えながら、少しのためらいや羞恥も見せずに、ズボンのジッパーを下ろした。
 ブルンッ!
 そんな音が聞こえてきそうな勢いで、若々しい肉棒が躍り出る。
「ちょ、ちょっと……!」
 カァーッと頬を赤く染めながら、アヤはたしなめる。しかし大きく見開かれたエメラルドグリーンの瞳は、天井を指し示す男性器に釘付けになっていた。
「頼むよ、アヤ。もう、切なくてたまらねーんだ」
 リュウセイは甘えるような声で言外に、性処理を要求していた。
「そ、そんなにつらいの?」
 アヤは彼のその子供のような口調に、胸がうずくのを感じた。
 世話好きな一面がある彼女にとって、リュウセイは手がかかるものの可愛い弟分だ。その彼が今、自分を頼りにしているのに、それを邪険に扱う訳にはいかない。
 アヤは言い訳をするかのように、自分にそう言い聞かせる。

 そしてリュウセイの足下に、ゆっくりとひざまずいた。
「今、楽にしてあげるからね?」
 青い手袋に包まれた指が、たくましい幹に絡みつく。
 布地越しに手のひらへと伝わる熱は、そのまま彼の劣情のたぎりを現しているかのようだ。
「凄く、熱い……」
 うっとりとした声で呟きながら、アヤはリュウセイの肉棒をしごき始めた。
「相変わらず大きいのね……固くて、たくましくて……」
 シュッシュッと手袋の布地がこすれる音に混じって、アヤの言葉が分隊室に響く。
「とっても素敵よ、リュウのおちんちん……」
 手淫をしながら、顔を上げて呟くアヤ。
 リュウセイは彼女の前髪を指先で撫でる。
「俺、アヤじゃないとダメなんだ……いくら自分でやっても気持ち良くなれねぇ……」
「そうなの? 可哀想に……」
 憐憫の情が、アヤの胸を満たす。やっぱりこの子は、私がついていてあげないといけない……そんな思いが、彼女の手を更に力強く動かす。
 リュウセイの手が、アヤの胸元に下り、軍服の隙間から忍び込んで豊かな乳房を揉み始めた。指先が固くしこった乳首をくすぐり、こね回す。
「やっ……もう、じっとしてなさい」

 ビクビクと走る快感に身をよじりながら、アヤはたしなめる。
「アヤのおっぱい、柔らけぇ……」
 しかしリュウセイは聞いてない。彼女の手が与える快楽と、自身の手に伝わる乳房の感触に、我を忘れていた。
「まったく、もう……」
 本当に子供だと呆れるアヤ。しかし、そこが可愛いと感じる。
 昨夜もベッドの上で、赤ん坊のように胸に吸い付いていたのを思い出す。
 アヤの手の中で肉棒が震え出した。射精が近いと知った彼女はしごくペースを上げた。
「アヤ、俺もう……」
「良いわ、出して。私のエッチなお顔、リュウのザーメンでベトベトにしてっ。リュウの臭ぁいチンポ汁で、アヤを汚してぇ!」
「う、くぅうっ!」
 淫らなおねだりの直後に、リュウセイはブルルッと身を震わせて、朝一番の精液を上官の顔にぶちまけた。
 白濁の奔流がアヤの頬を、額を、鼻先を、口元を汚していく。
「……まだ、熱いままね」
 射精直後の肉棒から、アヤはまだ手を離さない。
「でも、もう時間がないわね」
 そう言うと、肉棒をしまいジッパーを上げた。
「アヤ……」
「我慢しなさい。またお昼にしてあげる」
 アヤは立ち上がり、リュウセイの頬に約束のキスをしてやるのだった。

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