タグ検索でカチーナ・タラスク18件見つかりました。

カチーナ×イングラム(22-779)

「R-GUNの専属パイロットになりたい、と?」 ――イングラム=プリスケン執務室。普段は沈黙に守られた城砦に飛び込み、嘆願する人物が一人。 「ああ、そうだ。あの機体のパイロットは決まって無い筈だろう? だからあたしに」  カチーナ=タラスク。専用機を得る事に異常なまでに執着しているオクト小隊隊長。  実戦配備が間近に迫ったR-GUNを己のモノにする為に彼女は責任者であるイングラムに詰め寄っていた。 「悪いが間に合っている」 「っ! 何でだよ!」  が、幾ら鼻息を荒くして突っかかろうとも、恐らく笑いながら人…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%ab%a5%c1%a1... - 2011年12月29日更新

19-493

「あたしはいつもの調子でヤるだけさ あいつはあたしが落とす!」 「…踏み込みが浅い!」 「タッチダウンだぜ!…さてと、玉手箱の中身を拝ませてもらおうじゃないさ 暴れんじゃねえぞ!撃ち落とすからよ…」 「多少古くさい武器だが、威力は関係ない!」 「あくびが止まらねえぜ、これじゃあな」 「どんな装甲だろうと…撃ち貫くのみ!」 「な〜にいってやがんだ、このムッツリスケベ! あたしは気が短いんだ…一気にイクぜ」 「近い…!もらったぞ!」 「現実の厳しさを教えてやる!」 「悪いが、ぶつかるのは得意…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/19%2d493... - 2011年12月29日更新

カチーナ×キョウスケ(18-740)

「まぁ、入れよ」 いつものごとく強気な口調で、軍服とは違うラフな格好をしたカチーナは、その男を自室へ招きいれた。 万一の時には地球脱出船団の旗艦を勤めることにもなるハガネの、士官用の個室は通常よりも広く 居住性も悪くない。 「失礼します」 そう言ってカチーナに続いて部屋に入った男は、少し驚いたように言葉を続ける。 「以外に整っているんですね」 「お前、あたしのことだから部屋の中めちゃくちゃにしてると思ってただろ」 男の言葉に不機嫌そうに声を上げる。 だが、男を部屋に呼ぶことにして大慌てで…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%ab%a5%c1%a1... - 2011年12月28日更新

18-412

「たくっ!何であいつは専用機貰ったり試作機貰ったりしてんだよ…俺より階級も低いくせによぉ!」 やれやれ、また隊長の愚痴聞かなきゃならないのか… 「んで、今日の戦闘だって単騎突入するから援護してやりゃ『中尉、こっちは装甲が分厚いので援護は不要です』とか言うし…たくっ…」 なんか前にも同じこと言ってたなこの人 そういえば… 「隊長って…いつもキョウスケ少尉の話ばっかしてますよね、好きなんすか?」 「ば…ばっかやろう!?そ、そんなワケないだろ!!このアホっ!き、キョウスケの事なんて…(///」 解…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/18%2d412... - 2011年12月28日更新

アタッド×カチーナ(18-301)

カチーナが目覚めると、そこは異様な場所だった。壁面を埋める見たこともない機械。連邦軍の物とは技術系統自体が違っているように思われた。 身を動かそうとして異変に気づく。彼女は立ったままの姿勢で拘束されていた。手足を広げた、文字通りの大の字に。 「なっ! なんだ、こりゃっ!」 思わず1オクターブ高い声をもらしてしまう。拘束されているだけではない。衣服が脱がされ全裸にされていた。 「……どうやら、捕虜規定なんぞクソくらえって連中らしいな」 意識が途切れる直前の事を思い出した。エアロゲイターとの戦闘中だ…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%a2%a5%bf%a5... - 2011年12月28日更新

16-526

「震えるぞハート 燃え尽きるほどヒート 刻むぞ血液のビート 山吹色の波紋疾走!!」 いつにも増して力んだタスクが叫ぶ。 眉を顰めて、緑と赤、二つの眼が刺すような視線を送る。 静寂が、二人きりの格納庫へ広がる。ほんの数秒だったろう、開きかけた唇を固く結び、カチーナは 決めポーズのまま固まったタスクへ背を向ける。 ヤバイ。本気でヤバイ…少年の背に、冷や汗が流れる。 赤いパイロットスーツの背に向け、静寂を打ち破るべく、言葉をかける。 「あ・・・あの女の目・・・・・・養豚場のブタでも見るかのように冷たい目だ…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/16%2d526... - 2011年12月27日更新

タスク×カチーナ(16-579)

何時からだろう。アイツを意識し始めたのは。 女は誰も居ない静かな自室で、自嘲気味に笑った。 眉間に手を当てて俯くと、頬に一筋の涙が伝う。 飲み掛けだったワインを一飲みするとふらふらとしながら立上がり、訓練のままの格好で自室を後にした。 ~~ 部屋を出たのはいいが特に何もする事がない女は、細長い廊下をふらふらとしながら歩いて行く。 廊下はしんと静まりかえり、人一人いない。時間で言えばもう深夜だ。 けれど戦艦内、ヒリュウ改は動き続けている。 時折ゴォンと振動が起こると、女は壁に背を預けた。 ふと横を見ると、自…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%bf%a5%b9%a5... - 2011年12月27日更新

タスク×レオナ×カチーナ(16-567)

ふと目を覚ますと、ベッドの上だった。 真っ白な天井をぼーっとしながら眺めていると、隣から小さな話し声が聞こえてきた。 ふとそちらを見遣ると何時も見ている、二人の女性が自分の方に向いてクスクスと微笑む。 何故かその女性達は既に下着しか身に纏ってはおらず、白い肌を露にしていた。 「…どうしたの?」 軽いウェーブの掛かった髪を弄りながら、青い瞳の女性はもう一人の女性の方に近づいていく。 「タスク…後でちゃーんと…」 肩辺りの金髪が外側に跳ね、左右違う色の瞳がタスクと呼ばれた青年を舐めるような視線で見入っている。…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%bf%a5%b9%a5... - 2011年12月27日更新

タスクの災難

た相手の頭へ向かったというのに。相手――カチーナ・タラスクは事も無げに中空で掴み。  ニタリと獰猛な肉食獣が如き笑みを見せると、「頭はここだぜ」と言わんばかりに、スパナの端で頭をコンコン叩いた。野良のくせに毛並みはいい猫のような金色の髪は、その度に揺れ。  瞳には愉しげな色が宿っていた。  タスクがスパナを投げ返してきたことが、楽しくて仕方ない様子で。もう一度投げつける――振りをして。  スパナを持った手を腰にあて、いつも以上の声量で、まるで格納庫中に聴かせるように。 「レオナがお呼びだ、部屋に来いよだと…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%bf%a5%b9%a5... - 2011年12月27日更新

カチ&ラセ(11-872)

のちにL5戦役と呼ばれるエアロゲイターとの戦い。 バルマーの最終安全装置にして最後の審判者たるメテオ3に逆に最期の裁きを下し、長かったような短かったようなその戦いはようやく終結を迎えた。 そのアイドネウス島での最終決戦からまだ数日。 色々な事後処理のため同島に留まることとなったハガネとヒリュウ改には、軍艦にあるまじき明るく和やかな空気が蔓延していた。 元来この二艦は他と比べ軍紀や階級による上下関係が格段に緩いところがあるが、今のこの緩みぶりはとても軍隊の一組織とは思えないほど。 とはいえこれまでの苦労が報…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%ab%a5%c1%a1... - 2011年12月25日更新

カチ×ラセ(11-567)

ヒリュウ改居住区の、長い廊下にずらりと立ち並ぶドア。 横に貼り付けられているネームプレート以外、色も形も全く同じもののうちの一つ。 目的地であるドアの前で立ち止まり、カチーナは軽くノックをした。 しばらく待つが、中から返事は返ってこない。もう一度、今度は少し強めに戸を叩く。 それでも返事は返ってこず、首を傾げながら開閉用のパネルに触れると、ロックのかかっていなかった扉はシュッと軽い音を立て、開いた。 少しまずいかなとは思ったが、部屋の主からはいつ来てもいいと言われているし、予備のキーも渡されている。 ちな…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%ab%a5%c1%a1... - 2011年12月25日更新

ラセ×カチ(11-318)

威勢のよい怒声がヒリュウ改の格納庫に響き渡る。 怒声の主は赤いパイロットスーツ姿の若い女性。 野生の猫を思わせるキツめの顔立ちに、少々クセのある金色の髪。 赤と緑、左右色違いのオッドアイを持つカチーナは、怒りに満ちた瞳で、部下であるタスクを手加減なしに小突いた。 タスクがカチーナから制裁という名の仕置きを受けている理由は、とてもくだらないもの。 どうにも一言多いタスクの軽口が、どうにも人より気の短いカチーナの癇に障り、あとは売り言葉に買い言葉。 こうなると舌戦が苦手なカチーナが、実力行使に移るのも時間の…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%e9%a5%bb%a1... - 2011年12月25日更新

墜ちてきた男〜本当の『あたし』〜

ヒリュウ改への乗艦を許可されたアクセルは、副長であるショーン・ウェブリーに連れられ、艦内の説明を受けていた。 「アクセル君と言いましたね? まぁ、何というか…この艦は一癖もふた癖もある人物ばかりですから、いろいろと苦労するとは思いますが、とりあえず頑張って下さい」 「はぁ…。ま、何とかやりますよ」 アクセルには当然のごとく、理解の出来ない言葉であったが、すぐにショーンの言葉の意味を思い知らされる事となる。 案内を受けて向かった先は、トレーニングルーム。そこに主立ったメンバーが集合しているとの事だ。 「とり…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%c4%c6%a4%c1%a4... - 2011年12月24日更新

縁の下の力持ち

 アラド、ラトゥーニがオウカによって捕縛されていることを知らないハガネの面々は、  それでも彼らを創作する為の部隊を派遣せざるを得なかった。  共に、部隊の中核をになう人間でもあり、また向かった先も向かった先なのだ。  その捜索隊に一番に名乗りを上げたのは、リュウセイであった。  でも、ま、彼がその捜索隊にはいることはなかった。  理由など誰でも知っている。  そもそもラトゥーニが艦出をしたのは彼が原因なのだ。  その彼が向かってしまっては、見つけることが出来てもまた逃げられるかも知れない。  話し合いの…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%b1%ef%a4%ce%b2... - 2011年12月24日更新

カチーナ×タスク(07-802)

「おらぁタスク! もっと気合入れてやれ!!」 体育の時間。今日もカチーナ先生の怒声が体育館に響く。 「俺はいつでも真面目ッスよ?」 こちら、怒鳴られランキング単独首位のタスク君。いつものように軽口で返す。 「ほう…真面目ってのはサーブや3ポイント狙いの時だけか? もっと球に食らいついてだな」 「……(タマに? なんかやな言いかただなぁ)」 「何にやけてんだ? そうか、そんなに元気があるなら…」 ゆでダコのように真っ赤な顔でこめかみをひくつかせていた先生、お調子者をびしぃ!と指差して言い放つ。 「お前、今日…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%ab%a5%c1%a1... - 2011年12月22日更新

カチーナ×ラッセル(07-691)

手紙が置いてあった その手紙は部屋の机にぽつんと置かれた ノートの切れ端だった 殴りつけた様な文字で『今夜10時 あたしの部屋に来い カチーナ』 とだけ書かれていた 「中尉から……なんだ?」 若干疑問に思ったが 指定された時間にカチーナ中尉の部屋へ向かう事にした 「ラッセルです、」 インターフォンに話しかけると間もなく 「さっさと入れ」 そっけなく言われ、扉がスゥッと開く 「中……えっ!!?」 扉が開いて真っ直ぐ目の前、そこに居たのは見慣れた姿のカチーナ中尉ではなく、白いワンピースに身を包んだ女性だ…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%a5%ab%a5%c1%a1... - 2011年12月22日更新

ラセ×カチ(05-287)

 最悪だ。  ジュネーブはぶっ壊されるし、イングラムの野郎が裏切ってクスハを連れ去りやがった。  それに……ラッセルに殴られた。自分じゃいつものことだったが、あいつは相当心配してたんだろうな。いつか言おうと思ってたのが、限界にきたんだろう。相当ヤキが回ったみたいだ。 「なあ、ラッセル……あたしって軍隊に向いてないのかな」  あたしはラッセルを部屋に呼び出して、こう持ちかけた。 「あたしはいつも先走っちまうだろ。ホワイトスターを目の前にしたときもそうだし、タクラマカン砂漠でもそうだった。そのたびに、お前に尻…

https://seesaawiki.jp/srweroparo/d/%8e%d7%8e%be%a1... - 2011年12月21日更新

編集にはIDが必要です