タイヤの歴史
最終更新：ID:nweVFMIJ9w 2011年10月22日(土) 17:53:50履歴
タイヤの歴史 
- 1495年頃 クリストファー・コロンブスが、西インド諸島ハイチで発見した天然ゴムを西欧に伝える。
- 1791年 イギリスのピールがゴムを利用した防水布等を発明する。
- 1819年 イギリスのハンコックがゴム練りロール機を発明する。
- 1835年 ソリッドタイヤが発明される。
- 1839年 アメリカのチャールズ・グッドイヤーが、ゴムの加硫法を発見する。
- 1845年 スコットランドのR.W.トムソン【英】空気入り『タイヤ』を発明し、特許を申請。しかし、実用化されることなく、アイデアも忘れ去られてしまいました…。
- 1867年 『タイヤ』にゴムを使用。ただし、ゴムの輪を車輪の外周に取り付けただけのもの（ソリッドタイヤ）でした。最高速度は30��/h程度しか出せず、しかも、長く走ると熱でゴムが焼け、煙が出るようなものだったようです。この『タイヤ』、1890年にはベンツ社が採用、1914年の第一次世界大戦の軍用車にも使用されていました。
- 1878年 自転車にゴムタイヤを装着する。
- 1886年 ドイツのゴットリープ・ダイムラーとカール・ベンツが、最初のガソリン自動車を完成させる。
- 日本が本格的なゴム工業を開始する。
- 1888年 J.B.ダンロップ【英】が空気入り『タイヤ』を息子の自転車用として考案し、初めて実用化されました。
- 1890年 日本が生ゴムの輸入を開始する。
- イギリスのC.K.ウェルチがビードワイヤー入りのタイヤで特許を取得する。
- 1893年 日本が空気入りタイヤの輸入を開始する。
- 1894年 アメリカの自動車工業界が、空気入りタイヤを採用する。
- 1895年 ミシュラン兄弟【仏】が空気入り『タイヤ』をつけた自動車で耐久レース（パリ<->ボルドー間往復）に出走しましたが、パンクの多発で修理に手間取り、タイムオーバーで失格となってしまいます。しかし途中では61��/hのスピード（優勝者の平均時速の約２倍半だったとか…）を記録!!翌年のレース（パリ<->マルセイユ間往復）には、大部分の車が空気入り『タイヤ』を装着して出走したと言われています。
- 1908年 アメリカのヘンリー・フォードが、T型フォードの量産化を開始する。
- 1912年 アメリカでゴムの補強剤「カーボンブラック」を実用化する。これにより、ゴムの強度・対摩耗性が改善され、『タイヤ』としての耐久性はそれまでの３〜４倍になり、寿命も大幅に伸びました。「カーボンブラック」とは、もともと印刷インクとして使われていたもので、これ以前の『タイヤ』は黒色ではなく、白色または飴色でした。
- 1915年 イギリスのJ.F.パーマーにより、すだれ織りコードが使用される。
- 1922年 アメリカのJ.F.サイプがタイヤ表面に細かい溝を入れる特許を取得する。
- ミシュラン社【仏】がラジアルタイヤを発表。それまで主流だったバイアスタイヤがタイヤコードを『タイヤ』中心線に対して斜めに互いに交差するように配した構造であったのに対し、ラジアルタイヤは、タイヤコードを円周と直角に配置し、さらに円周にベルトを巻くことで耐久性・性能が強化されました。これにより、『タイヤ』の寿命は倍増したと言われています。
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