受験数学ⅠAⅡB(難関)

講師

大吉拓馬/松平聡平/志田晶/河合正人

学習内容

講師にもよるが、基本的には難関大で頻出の問題や、その他重要と考えられる過去問を取り扱う。
その為一部難関大向けの問題集と全く同一の問題が収録されていることもある。

大吉拓馬

1講座につき5問進める。計100問である。
通常受験数学系統の講座は3～4問を取り扱う上、難関大向けの問題なので質・量と共にかなり濃いことになる。
特に整数や証明問題の一部は師に「なかなか分からなくて深夜の1時とかにコンビニに大量のスイーツやアイスを買いに行った」「飛行機の中で延々と考えていた」等と言わしめるほどのモノも。
このように「初心者向けの講師」という彼の印象とはかけ離れた講座になるだろうが、しっかり吸収出来ればⅠAⅡBの範囲に関してはそのまま過去問に持ち運べるだけの実力は付く。
なお彼の相棒であるペンギン君は今回も健在である。
講習では1講につき2問、最初の45分は演習に使い、残り45分で解説するスタイルなので予習不要。
師曰く「2問の部分点を取ろうとするのではなく1問完答を目指し、もう1問は部分点、あるいは出来なくてもいい。本番では2問部分点より1問完答の方が配点は高いのだから、完答できる問題を選ぶのも実力を鍛えるのに必要」とのこと。
彼の受験数学Ⅲ(難関)でも同じスタンスである。

予習の有無について

基本的にどの講師でも予習は必須だろう。
稀に予習せずチャート式のように暗記してみせようと考える人もいるが、それは九分九厘失敗する。
~~大吉のことを書いた筆者がまさにそれである~~

大吉拓馬

1問1時間以上掛けろとテキストに書いてあり師もそれを強調するが、1講に付き5問とかなりのボリュームである上、
そのどれもが良質かつ高難易度である。
これを受ける時期にもなれば受講生にそこまでの時間はない筈なので、実際には彼の応用講座と同じく「30分考えてダメなら次に行く」方が良い……
と言うより、1時間も掛けていては他教科の時間が無くなる可能性すらある。
勿論掛けられるだけの時間を掛けるのがベストではあるが、東工大AOのような特殊な入試を受ける訳ではない限り必ずしも1時間掛ける必要はない。
というより、難関大志望ならその位の判断はある程度自分ですべきではある。