忘却からの帰還〜Intelligent Design - 英国情勢
英国情勢

英国での創造論情勢


既に英国には創造論を教えている私学が存在している。


また、米国のKen HamのMuseumほどではないが、創造論動物園があったりする。

創造論団体"Truth in Science"が教材バラマキ、これにに対抗して、英国政府が創造論およびインテリジェントデザインに対する学校教育のガイダンスを出すという動きも。

また、カンタベリー大司教とスコットランド聖公会などの指導者たちが、学校で創造論を教えるべきではないと一斉に発言。

英国ブレア政権のもとでの、公立学校への宗教団体や私企業の影響力の増大などによって、英国でも創造論教育が広まろうとしている。この流れを教員組合は変えようと、政府による宗教学校への資金投入の中止を要求する。

そしてDr. Richard DawkinsやDr. David Attenboroughや、科学系団体などによる「公的資金の入っている学校での創造論教育の禁止を求める運動」が始まった。

英国政府はよろめきつつも、創造論やインテリジェントデザインの持ち込みを拒否

しかし、創造論を教えるべきと言う先生たちも無視できない数になっている。

一般の世論調査でも同様。

このような状況の下で、英国Hampshire州議会(Hampshire County Council)は、その管轄下にある70の中学校に対して、理科と宗教教育の授業で創造論を扱うべきという助言をいれたレポートを出した。

あるいはフリースクール制度を利用して理科の授業で創造論を教える学校を設立する動きも...

2014年秋には創造論を科学として教えている私立学校への補助金が禁じられたが、未だ地方政府から補助金が出ている現状がある。 これらの私立学校には、シュタイナー学校も含まれる。シュタイナーは進化論について、創造論者と同じ立場をとっている。
生徒たちに科学界のコンセンサスを教えるのが理科教育である。理科の授業に創造論やインテリジェントデザインを持ち込んで、科学についての理解を深めるなどという高邁にして、実現困難なことまで望むことはないだろう。それをやれば、現状では、科学についての理解を深めるよりも、創造論の地位を高めることにしか寄与しないだろう。

これとは別に、イスラム系移民の増大に伴い、イスラムの反進化論も勢力を増している。


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