クトゥルフ神話TRPGやろうずWiki

　今日、明日分のカルテや役所の書類の整理が終わり、他に何かすることはないか
と机の上をざっと見る。日報はすでにメールで送信した。明日来る患者の症状につ
いても確認し終えた。明日仕事をしやすいように準備された机の上をみて、ふむ。
と頷き、診察室を出る。
　私が勤めているメンタルクリニックは駅の近くにある。東京という土地柄も手伝
い、私も通勤は電車だ。スーツを着た人の群れの中に混じりながら、中央線のホーム
に立つ。ざわめき立つホームに、電車の遅延を告げるアナウンスが流れる。また人身
事故かと思えばどうやらそうではないらしい。――気分の悪くなったお客様がいらし
たため、遅れがでております――
　まあ、待つとしてもあと五分ほどだろう。そう見立てて、空いているベンチはな
いかとホームをあるく。そしてそれはふっと目に入る。
　鏡。
　少し疲れたような自分の顔が映っている。後ろには携帯で遅延の旨を連絡する人、
苦い顔つきで時計を眺める人、柱にもたれかかる人……さまざまな人がいる。

　さまざまな人たちを映す鏡に四人が映っていた。確かに眠りについたあとの出来事。
　最初の部屋に戻るたびに現れる幻覚。幻覚と自分に言い聞かせてもなお心を抉る
映像。大の大人ですらおののくそんな中で、あの二人の少女たちは。
　一人の少女の献身は美しく、そして危ういと、そう感じていた。
　彼女の人を思う気持ちは尊い。しかしそれが彼女の身を滅ぼすことになりはしないかと。
　そしてその一人の少女が心を寄せるもう一人の少女の忘却。
　
　鏡から目を逸らす。既に最初に鏡を見た時に映りこんでいた人々はいない。
　アナウンスは電車が前の駅に到着したことを告げている。

　精神科医は来るものだけを看ることができる。
　彼も、彼女も、きっと訪れることはないだろう。
　だから、この願いも無駄ではあるのだけど。

　どうか、あの人たちに安寧が訪れますよう。

　鏡に背を向けて、人のひしめく電車に乗り込む。
　そこに映る後ろ髪は、私には見えない。

二日間有難うございました！
前半ダイス目にことごとく仕事をさせてもらえなかった久方ですどうも。
色々と模索をし、幻覚に恐々し、百合を発見し、鏡をたたき割り……
とても楽しかったです！

また機会がございますことを願って。

『○月×日
　きょうはユメをみた。とてもこわかった。
　でもなんだかうれしかった。
　らすぶぇーとちゃんとふたりはどうしているのかな？
　それとも、ただのユメだったのかな。　　　　　　　』

……朝起きてたらなぜか日記を書きたくなったの。
なんだか大事な事を思い出したくなったのかな。
気持ちの悪い夢を見ていたんだなぁ〜って思うの。
とっても怖かった。泣きたいくらいに怖かった。でも、帰ってこれたんだ・・・。もうあんな事はないよね？

あの水たまりが鋭い槍になってゆいの胸を貫いた時がいっちばん怖かった……ただでさえあんな風にくるなんてだよ？
血が出ちゃってたのはゆいでも分かってた。でもあの時・・・アレはいったいなんだったの？分からない…初めて恐いと思ったの。
「痛い」って、分からないけれどもあんな感じなのかなあ。とにかく怖かった。血がいっぱい出てた時よりもっともっと。怖かった。
泣きそうだった。黒くてネバネバしてた怪物さんよりもあまりにも怖くて、あのまま体が動かなくなるんじゃないかって思ってた。

でもね、日記に書いてからいくらか経ったくらいにね、だんだんと思いだしてきたの。
あれが「幻覚」だってこと。
もう２度とあんな怖い目にあわなくてもいいんだよね？

…あとね。
後で思い出したんだけどね。
ラスヴェートちゃんの事、ゆいは忘れちゃってたみたいなの・・・ごめんなさい。ラスヴェートちゃん。
でも完全に忘れてたわけじゃない。あの時助けなきゃ、って思った時にちょこっとだけ思い出したの。
本当はとってもとっても、さびしがり屋さん。
そしてとっても泣き虫さんだってこと。

でもごめんなさい。忘れちゃって。

　　　　　　「・・・・・・・。」
　　　　　　　おぞましい悪夢から解放された朝。
　　　　　　　目覚めたその時、優衣は一筋の涙をこぼしていた

いやぁお疲れ様でした！
終始どうふざけようか考えながら、結局ふざけていなかったというこの中途半端さ（（

さてさて優衣はこれからどうするのでしょうかね？　後の楽しみは続く！（多分）

二度目の変な夢
一度目はみんなで帰ってきて、彼女も救うことができたけれど
今回は誰を救えたのだろうか…
あの夢の幻覚、私はまだ誰かを必要としているんだと痛感させされたよ
姉妹たちと別れてから私の世界には色がない、私は私の世界を彩ってくれる美しい花々を探し続けるだろう
優衣…君は、私の世界をどう色づけてくれるんだい?
わからないよね、うん…私もわからないよ
私の世界はおそらく、”彼女達”しか映そうとしないから…
だけど”彼女達”の世界にはもう私の居場所は存在しない
でも誤解しないで欲しい…私は、一度愛でると決めた花はずっと大事に育てていくから
だって、寂しいじゃないか…自分ひとりだけの真っ白な世界なんて
いつか、私の真っ白な世界をあたり一面の色鮮やかな花々で彩ってみたいよ
ごめんね、こんな愚かな私で…
だけどこれだけは言わせて欲しいかな…
ありがとう、大好きだよ、”皆”、これからもよろしく

до свидания…響、そしてдоброе утро…ヴェールヌイ

楽しかったです
響の寂しがりやな部分を強調しすぎた感があったのですが…どうにかなってよかったです
響はいつの日にか世界の色を取り戻すことはできるのでしょうか…まあそれはこれからの私のRPorシナリオ次第なんですけどね!!
ここで話しておきますが、響が初対面の人に本名ではなくヴェールヌイと名乗るのはかつての自分、姉妹と分かれる前の自分と決別するためなのです!
響にとって"響"の名は、実の両親を守れなかった無力で幼い自分自身の罪そのものなのです、だから、自分を信用するためにも、もう大事な人を失わないためにも
新しい、自分で付けた名前のヴェールヌイと名乗るのです
だから、響が本名を自分から教えるのはその人が響にとっては大切にしたい人なのです!!
それではまたいつの日か、до свидания!!（案外再開は近いかもね…）

目覚めて気付いたら、いつも通りベッドの中だったわけだけど、あの経験を夢だと思い込むには、僕のメンタルじゃきっと無理。
今までなら、都合の悪いことには目を背けていればそれで済んでいた。
でもあの部屋は、あの空間は、そんなこと許してくれるはずもなく。

血まみれの部屋に真っ黒な怪物、自分の体が穴だらけになって・・・思い出すだけでも気が狂いそうだ。
いや、赤星さんの話によれば実際におかしくなったんだっけ。
今も自分が本当に正常なのかうまく判断できない。あの場所を誰がどうして作ったのか、一緒にいたあの3人はどうしているのかとか、
色々なことが気になって仕方ないのに、思い出そうとすれば体が拒絶反応を起こす。主に消化器官が。

・・・あの人たちは無事だっただろうか。
ヴェールさんと大塚さんは知り合いだったみたいだし、戻ったあともあの調子でいてほしいものだけど。

ああ、今日も勉強に身が入らない・・・

皆さんお疲れ様でした。
百合卓？百合卓なの？と途中思ってたら逆手に取ってあんな演出をするとは・・・リアルSAN値が削られちゃいました。
すごくシンプルなシナリオでしたが、それゆえ色々深読みしすぎて個人的にドツボにはまっておりました。無事生還できたのは
他PLさん方のおかげだと思います。
ついに響さんの本名を知ることなく終わってしまったのが残念でした。提督になりたいです。
KPさんも、シナリオ中とリアル共に発狂トラップを仕掛けて来るなんて。しかもKP自身SAN値減らしながら進めてたなんて。泣けました。
PLPC共々いろいろすり減らした卓だったなあと思います。また次回お会いする機会があれば、またよろしくお願いします。