PCより
買い物の帰り車内にて
ネルソンを無事に救い出すことができたが、私たちが払った代償があまりにも大きすぎた。
仲間が二人帰らぬ人となったのだから・・・。だけど彼らの死は無駄ではないはずだ。
と後部座席で眠る少女をバックミラー越しに見る。
手には先ほど買った少女の人形が抱きしめられている。
となりではクロエが謎の生物の人形を持ったまま爆睡している。
彼女にはまだ両親が亡くなったことは話していない。
いまの彼女には重すぎて耐えることができないだろう・・・。
というのは思いながらも、私自身真実を彼女に伝えることに一歩踏み出せないでいる。
今の生活が壊れるのが怖いのだと苦笑すら浮かぶ。
この一年で私の生活が大きく変わった。
一人の少女と一緒に住むことになった。「おかえり」と言って迎えてもらえるのはいいものだ。
猫を2匹買うことになった。静かだった我が家が一層賑やかになったきた。
そして身寄りのない少女を預かることになった。娘が出来たような気がした。
ふと、先ほどクロエが持っていたぬいぐるみを思い出す。
あー、何かに似ていると思ったらスミスか・・・と彼の最後を思い出す。
彼の最後は壮絶だった。突然魚のような姿に変貌し、その後のはぐれてしまった。
現在彼の行方はわかっていない。
ただスミスならきっと化物に変わっても愉快に過ごしているだろうさ。
こっちでは会えなくともきっといつか夢の世界でまた会える日がくるだろう。
そんなことを思っている内に次第に自宅が見えてくる。。
「家についたぜ、起きろ!夕飯の支度をするぞ!」と後部座席で安らかに眠る少女たちを
起こすのであった。
PLより
KP様、PLの皆様。第3話、お疲れ様でした。
まさか最初の犠牲者が・・・。
そして各話ごとに増えていくリチャード邸の住人。<一体どこまで増えるのか・・・
次回も頑張りましょう!
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