ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

推奨技能・あらすじ

推奨技能:隠れる・隠す・目星・聞き耳・図書館・回避
時間5時間±1時間程度
難易度:☆☆☆

ある高校の屋上から3年の生徒が飛び降りたという痛ましいニュースが世間に流れます
その生徒は品行方正で、問題といえる問題もなく、友達づきあいもうまくいっていたそうです
警察は受験などへのストレスからの自殺、という見解をだしましたが、その見解に不自然さを覚え
探索者たちはその真相を調べるためにその学校に訪れることとなります
※飛び降りた生徒の個人情報は各KPさんの任意とします

『舞台背景(KP向け情報)』

とある学校に、半世紀ほど前(だいたい1960〜1970年代)にツァトゥグァがやってきました
彼は表の学校にいる生徒の生気を取ったりするために移動してきたのです。ただこの移動の際
(裏の空間にツァトゥグァが引きこもる空間を作る際)表の学校にも影響が出て、校舎が崩壊します
この崩壊に巻き込まれた生徒の怨念が、敵として出てくる悪霊の元となっています
そのとき事件にあった彼女・彼らは、ツァトゥグァによって自分の引きこもっている空間の警護
またMPを集めたりする仕事を押し付けられた従者的な存在に作り変えられています
表の世界にも幽霊が生徒を引き込んだ、というような噂が残っているかもしれませんし、裏の世界に引き込まれて失踪した生徒がいたかもしれません
※どのような事件があったかは各KPさんの任意とします
また、ツァトゥグァが校舎の裏世界に引きこもったせいで、崩壊した校舎を直すさいに色々と不都合がおきます
(立てようとしたら工事現場の作業員が倒れ、工事が中断したなど色々な事故がおきています)
これはツァトゥグァの影響なのですが、そのせいで基本的に表の校舎は変な構造をしています
(KPの都合で、かなりバラバラな教室の配置などを決めていいと思います)

『飛び降りた生徒の情報・開幕探索者に伝える情報の要点』

・その生徒がストレスによる自殺とされたのは、その体が異様に衰弱していたからである
※これはMP吸収を受けていたためでもあり、脱出の時フラフラで、破れたフェンスの場所しか逃げる場所がなかったという理由にもなります
・学校側は屋上を事件がおきる前から立ち入り禁止とされていた。ただ調べにきた人に「立ち入れません!」と
強く否定すると余計に怪しまれるので、立ち入りを許可している
→なぜ入ったのか何故補修していたフェンスを自殺した生徒が外したのか(フェンスには自殺した生徒の指紋がある)
の理由は警察的には不明。自発的に行った証拠であり(指紋とかがのこっている)他殺より自殺の線が濃厚となり
飛び降りたのだろうと判断されました
・警察はこの事件を「解決済み」として扱っている → 公的機関を利用できない
・学校側も、調べに来た人は公明正大を歌うために門戸を開いているが、積極的には関わられたくない
→メタですが、生徒や教師の聞き込みを許可するとどこまでも調べにいけるので、学校側から生徒への聞き込みは精神衛生上
学業にもさわりがでるからやめてほしいと止められていると説明するほうがいいかもしれない

探索者の職業や来た動機によっては、警察が知りえる情報、医者が知りえる情報、在校生が知りえる情報などを渡してもいいかもしれません
オカルトや図書館などで噂を調べたら、新しい校舎になってから、悪霊が生徒を見知らぬ場所につれていっているなど
学校の怖い噂、校舎を立て直したときの工事の事故のことを知っていてもいいでしょう

『探索開始』

屋上で探索者たちがそろった所から開始である
フェンスで囲まれた屋上、周囲を見ると、中庭側に外れかけたフェンスがあるのが目に留まる
【目星】で校舎の縁に女生徒の靴の後が、校舎から中庭側に、飛び降りるようについているのを発見できる
【アイデア】成功でそれが飛び降りた生徒の踏み切り跡だということに気づける
その踏み切り後が向かっているのは中庭だと伝える
一通り調べ終わって手がかりがないと知ると、探索者たちは眩暈を覚えて、異世界に引きずり込まれる
これは黒幕のツァトゥグァが引き込んでいるかもしれないし、悪霊がおこなっているかもしれない
KPの裁量で、適切と思われるほうで行います
探索者たちは倒れ、CON*5ロールにより、目を覚ます順番を決める
これは最後飛び降りた時気絶してそのまま落下するというトラップにもなっているし、全員失敗すると容赦なく悪霊に襲わせてもいいかもしれません

『異世界で目覚めて』

幼児が描いた絵画のような世界に引きずり込まれ、探索者たちは【SANC】を受けます→1/1d4+1
フェンスなどは現実世界と同じだと伝える。踏み切り後などもこちらに在る。
少しRPしたり、全員が起きたりしたくらいに、建物の中に誘導しましょう

『悪霊と遭遇』

階段を下りて、目の前に『4階』というプレートのある階段前に下りてきたら、皆に【聞き耳】を振ってもらいましょう
悪霊が カリッ…カリカリと金属の塊を持って登場します。悪霊は基本的に探索者たちが立ち止まったり、悩んだりしたら
「こっちですよ」と親切顔で次の場所に押し込んでいってもらうやくわりをしますので(ワープしたりして)
逃げて欲しい方向と逆方向から登場させましょう
例:4階を先に探索して欲しかったら3階右階段から。3階なら左からというふうに
問答無用に襲い掛かってくるのなら、容赦なく物理無効と金属の塊でペコっと叩いて上げましょう
この初遭遇時、どのような処理が入るか知らせるために、MP吸収攻撃を1度は体験してもらうというのでもいいです

『探索範囲の配置・設定』

行動範囲が広がるので、基本的に部屋情報を乗せます。部屋の場所はKPの任意でいいかもしれないが
一応テストとして回す時につかった部屋配置を載せておきます
4階に『図書室』『理科室』『音楽室』
3階に『3-1』『3-2』『3-3』
※自殺した女生徒の教室は『3-1』である。

校舎じたいはツァトゥグァの力により、アチコチ門ができており、捻じ曲がっている。窓は開かないし、壊せないかもしれない(不思議な力で)
『音楽室』と『理科室』は入り口が入れ替わっている。音楽室に入ると中は理科室、理科室に入ると音楽室に繋がっている
これは空間が捻じ曲がっているということを理解してもらうものです、ドアをくぐった時、なにか違和感があったと伝えると効果的でしょう
『図書館』は鍵が掛かっている。鍵あけをすると成功しても何故か開かないと【SANC】0/1
※クリティカルなどがでれば、開いたことにしてもいいかもしれない
3階から下には階段に門ができてしまっており、それ以上降りることはできない。階段を下りると、3階に戻ってきてしまうという処理
【SANC】をいれる→0/1d3
※階段のところに今何階という表示があると、どの階に戻ってきたかわかりやすいかもしれない

幽霊との初遭遇後であれば、音は追ってきていることを伝え、どこでもいいから教室に逃げこませる
そこでRPで教壇などに隠れてもらってもいいし、隠れるロールを振ってもらってもいい。幽霊を撒いたら、本格的な探索スタートである
※この時点で幽霊を引きつける!などという行動に探索者が出た場合(ちょっとずつ動いて追いつかれないようにするなども含む)
一周ほどすると、幽霊には退散してもらい、探索に集中してもらう

4階

『音楽室』入る扉は理科室
一般的な音楽室で、こういうものが在りそうかなという物が幸運や目星ででます
※基本的に空間が捻じ曲がっているということを表現する部屋です
『理科室』入る扉は音楽室
一般的な理科室です。薬品棚とかからありそうなものが幸運や目星ででます
※基本的に空間が捻じ曲がっているということを表現する部屋です
『図書室』鍵がされています
鍵を使い開けてはいると、それほど大きくない図書室で、人の背より大きな本棚が並んでいる閉塞感を憶える場所だと伝えましょう
この本棚は悪霊に襲われるときバリケードや隠れるための場所になってくれます。
自殺した生徒のメモに書かれている“本”を調べる場合は【図書館】を振ってもらいます
見つけた本は魔道書であり『門』についてのことが記載されています。読んだ人は【SANC】1d3/1d6 神話技能+3%
そして『門の発見』の呪文を覚えます
※他に学校で調べたいことがあれば、図書館を振ってもらうのもいいかもしれません

『門の発見』p290参照(オリジナル要素があり、このシナリオ後は通常の呪文として使用)

調べ終わり、探索者が呪文を覚えたら、調べるのに時間がかかったと伝え、悪霊に再登場していただき、選択を迫りましょう
この場合屋上に誘導できるとベストですが、無理な場合は3階部分がなくなった(3階へ降りようとしても4階に戻ってくる)
ことを伝え、強制的に屋上に追いやりましょう
これはツァトゥグァさんが探索者たちがワイのワイのやっていて五月蝿いなーって排除にかかるからです(自分のいる3階からしめだす)

3階

『3-1』
椅子と机が規則的に並んでいる教室です
机(自殺した生徒の机の位置に)封筒が置かれています。中には『図書館』とタグのついた鍵と手紙が入っています。

『自殺した女生徒の手紙』

※彼女は“間違えた”から死亡しました。そのために、同じ場所から飛び降りるのは危険です
『3-2』
空間の歪みのせいで開かない
中にはツァトゥグァがいるが、出会うことは想定していません
どうにか調べようとすると、中に神格がいるよということを優しく伝えて(SANCとかで)退散してもらいましょう
どうしても学校の噂や、バックグラウンドを図書館で調べるなどして、背景が気になる探索者たちがいたら
ひょっこり気さくに顔を出してもらって、モグモグしてもらいましょう
『3-3』
基本的に『3-1』と同じ、こちらの黒板に血文字が浮かび上がる
『あの子に伝えて…そっちは違う 危ない 探すのは反対側』
一応これが全文。KP裁量で読めない場所を作ってもいいかもしれません

『決断』

探索者たちを屋上に追い詰めますが、悪霊が近くに居ると呪文も使いづらいので、悪霊には大人しく建物の中に待機してもらいます
探索者たちに呪文を使い、門を発見する時間と考える時間をもってもらいましょう
ここでのヒントは“自殺した生徒は間違った選択をしたため死亡した”ということと“黒板の文字”がヒントとなります
答えとしては“飛び降りて死者が出ている中庭以外”となります。
反対側(グラウンド側)を見てもそこには門が在りますし、屋上側(給水塔とかある方向)を見てもそこに門はあります
反対側から“飛び降りる”のが怖い探索者には、屋上のほうをさり気無く誘導するといいかもしれません
給水塔などの門をくぐると、現実世界のその場所に到着します

【END】

グラウンド側に飛び降りる → きっと居残っていた生徒や先生が急に現れた貴方達に驚いて話しかけてくるでしょう
屋上の給水塔などに登る → 探索者たちの様子を見に来た先生に「なにをしているのザーマス」と怒ってくることでしょう
死亡者が出ている中庭側から飛び降りる → 裏から表に戻る時には再度CONロールがある
これに失敗すると気絶している状態ででてきます
4階建ての建物、1階ごとに1d6のダメージで合計4d6の落下ダメージだと伝えます
ここまで来るとRPで頑張って落下ダメージを軽減してもらいましょう。跳躍成功で1d6のダメージ軽減です

『報酬』

ツァトゥグァを何とかして悪霊を救う → 1d10
無事に終わる → 1d6
中庭側から飛び降りる(BAD) → 1d3

補足やデータなど

悪霊(一例)

ツァトゥグァ

MAP


MAP
各KPさんの任意で教室の配置や、間取りなどは変更してくれて構いません

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