ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

作者:彼方
連作先:@kanata_field
ver 2.0

1. はじめに

このシナリオは"クトゥルフ神話TRPG"に対応したシナリオである
探索者の人数は3~4人を想定している。作りたての探索者でも,熟練の探索者でも構わないが,戦闘が発生する可能性が高いシナリオであることをプレイヤーに伝えておくべきだろう。
プレイ時間は探索者の作成を含まない場合,2〜5時間程度を想定している。
シナリオの時代設定は現代のアメリカ,ロスアンゼルス想定しているが,舞台を日本に改変することも容易である。
探索者は行方不明になった高校生の行方を追いながら,カルティスト,そしてその後ろにいる神話生物と対峙することになるだろう。

シナリオの概要

カルロス・ロビンソンは9月31日に,本作の敵対NPCであるアレックス・マッキーニによって中東にある「サンド・キャンプ」に誘拐された。
その数日前(具体的な日時はキーパーが適宜決めること),マッキーニはカルロスが出入りする社会人クラブ,「ボヘミアンクラブ」へ赴き,ラテン語の文献「妖蛆の秘密」を読める人物を探した。
そしてカルロスがそれを読めることを確認すると,彼が設立した偽りの会社である「ドウェラー貿易会社」の事務所がある「サウスイースト・センター」に赴かせ,彼を誘拐した。

シナリオは,10月2日に,探索者がカルロスを探しに向かうことから始まる。
本シナリオの導入の方法はキーパーに委ねられており,また,探索の方法はプレイヤーに委ねられている。
キーパーはプレイヤーの行動や探索者の向かう先により,情報の出し方を変える必要があるかもしれない。
多くの場合,何らかの方法で探索者はカルロスがボヘミアンクラブという社会人グループに出入りしていることを突き止め,意欲的な探索者はさらに,この誘拐事件が連続的であることを突き止めるだろう。
そして,探索者はニュースから,ロスアンゼルスで失踪した人物,そしておそらくカルロスも中東のイスラム過激派(に見せかけたイグのカルト)に捉えられていることを知る。
インターネットで調べた情報と,ボヘミアンクラブで得た情報とつき合わせれば,誘拐した人物と,処刑した人物が同一であることを,探索者は知ることができる。
そして,マッキーニが「サウスイースト・センター」にオフィスを持っていることを突き止めるだろう。そこには,中東の「サンド・キャンプ」へと向かう門(基本ルールブック289ページ)があり,物語の舞台は中東へと移る。

彼らの本拠である「サンド・キャンプ」に着けば,探索者は武器と防具を手に入れることができる。
様々な困難を乗り越えれば,探索者はカルロスのいる場所にたどり着く。
しかし,彼はこの背景にいる黒幕が,イグの招来をもくろんでいることを伝えるだろう。
そのため,探索者はマッキーニ,そして黒幕である「砂に棲むもの」を排除することが求められる。
それによって,探索者は日常に帰ることができるのである。

2. キーパー情報

奉仕種族である「砂に棲むもの」は北米の砂漠に住む,イグを崇拝している神話生物である。
族を作って生活しており,権力争いのようなものも行われている(詳細は基本ルールブック181ページを参照するといい)。

1年前,権力争いに破れ族を離れた2匹の「砂に棲むもの」は,門を作る呪文を作り,中東アジアに行くことを決意した。
彼らは砂漠のような場所であればどこでも暮らすことができる。また,族を離れた際,彼らは「妖蛆の秘密」の魔術書を盗んだ。

アレックス・マッキーニはアメリカ北東部の大道芸人であった。
彼は旅をしているなかで,不幸にも新たな居住地を探している「砂に棲むもの」たちと出会ってしまった。
支配の呪文をかけられたマッキーニは,彼らが北米から脱出することに協力させられた。
その間にマッキーニは正気を失い,呪文と関係なく自発的に協力するようになってしまった。

砂に棲むものは「妖蛆の秘密」解読して,イグを招来させることを計画した。このとき,ラテン語が読める人物や,彼らを支える人物が必要になった。
そのため,砂に棲むものはマッキーニをトップとしたイスラム過激派グループになりすました。
現地でイスラム教の人物を集めつつ,必要な人材はマッキーニが門を通じてロスアンゼルスから誘拐させることにしたのだ。
本作では,カルロスより前に少なくとも3人の犠牲者が存在する。ヒューストンは軍事訓練のため,アンダーソンは慰安のため,そして,ラドフォードはラテン語解読のために誘拐された。
しかし,ラドフォードがラテン語を十分に読むことができなかったため,彼らは新たにカルロス・ロビンソンを誘拐したのである。
マッキーニはボヘミアンクラブでラテン語を読める人物を集い,才能があったカルロスを発見した。
そして,彼をサウスイースト・センターに呼び出し,支配の呪文をかけ,中東につれていったのである。

3. 導入

10月2日,カルロス・ロビンソンが失踪して3日ほど経ったところでシナリオは開始される。
キーパーは探索者に合わせて自由に設定するといいだろう。
友人としてカルロスの母親から捜索を依頼される,探偵としてカルロスの母親に依頼される,警察官として捜索を上から命じられる,ジャーナリストとして真相を暴きたいと考える,懸賞金を目当てに首を突っ込むなどがあげられる。
ただし,探索者が全員共通の知り合いであるほうがセッションはスムーズに進む。

カルロスは自動車の窓に(カルフォルニアでは16歳で免許が取れる)白いカラスのキーホルダーをぶら下げていることを,警察やカルロスの母親から伝えられる。
彼の居場所を探す最終的な手がかりになるはずだ。
探索者は様々な情報を得ながら,最終的に「サウスイースト・センター」へ向かい,門を通りカルティストのアジトである「サンド・キャンプ」に向かう必要がある。
そのためにまず向かう先としては,カルロスの家,警察,新聞社,学校などが挙げられる。
そのほかにも,プレイヤーはさまざまな場所を提案するだろう。
キーパーはできるだけプレイヤーの希望に沿うといいが,重複する情報もあることを留意しておかなければならない。

4. カルロスの家

カルロスの母親であるヴェロニカ・ロビンソンと何らかの面識があれば,彼の家,部屋に入るのは容易であろう。
母親も,捜査の協力になるのであればとサポートをしてくれる。
カルロスの部屋に荒らされたような様子や,なにかがなくなっているような様子はない。
机の上には宿題を行うために使ったであろう教科書がそのまま残っている。
それはすなわち,彼が自ら失踪した,または誘拐の予兆があったわけではなく,誰かに突然さらわれたことを暗に示すものになるだろう。

なにか気になるものを探すのであれば,本棚を見みて〈目星〉のロールに成功することで,いくつかラテン語の本があることがわかる。
学校の授業では使わないようなハイレベルなものだ。
内容はローマ神話の本であったり,キリスト教の聖人伝であったりと脈絡はない。
これは,彼がラテン語に熟達していることを示すものではあるが,それ以外に手がかりになるものではない。

また,探索者はノートパソコンに重要な手がかりが残っていると考えるかもしれない。
現代のパソコンはセキュリティが堅固なため,パスワードを抜き出すには <コンピューター>技能,またはキーパーが考える適切な技能ロールが必要である。
ここで得られる情報は別の場所でも手に入れることができるので無理に突破する必要はない。

パソコンの中で特筆すべきはチャットアプリだ。
彼は「ボヘミアンクラブ」というコミュニティに入っており,そこにいることが多くあったことがわかる。
ラテン語翻訳や,ラテン語での創作の話題もここで出ており,このコミュニティの影響であることを探索者は知るだろう。
このコミュニティは,トーランスモールの外れにある「バー・オースター(ラテン語で「厳格」の意)」に存在することがわかる。
クローズドなコミュニティではあるが,隠されているわけでもない。
カルロスが失踪した日である9月31日も会合があったようだが,彼は用事があるからと休むという連絡を送っていた。

また,パソコン内のファイルを調べてみれば,ラテン語を英訳したようなデータが多数見られる。
4時間ほど探し,〈オカルト〉または〈クトゥルフ神話〉の技能ロールに成功すれば,ファイルのタイトルが「妖蛆の秘密(翻訳、サンプル依頼)」となっているテキストデータがあることがわかる。
これはクラウドサービスに入っていたデータで,編集日時が10/1になっている(失踪した後に編集されたことになっている)。中身は空だ。

ファイルの中身が空なのは、マッキーニによって消されたものだ。
失踪する前日のこと。カルロスはマッキーニから妖蛆の秘密のうちの1ページを渡され,その翻訳を依頼された。
カルロスがそれをすぐさま翻訳できたことを知ったマッキーニは,カルロスに本格的な翻訳と解読を強要するため,誘拐を実行したのだ。
クラウドデータの復元は不可能ではない。しかし2019年現在の社会情勢では,クラウドサービスを提供している会社が第三者である探索者に対して協力する可能性は絶望的である。ま
た捜査期間としても司法手続き等が必要となるが,タイトルだけでは明白な根拠があるわけでもなく。現時点における行方不明者の捜査として許可が降りることは考えにくい。

5. ペニンシュラ・ハイスクール

カルロスの在学校である ペニンシュラ・ハイスクールでは,地域のハイレベルな高校でも通用するどころか,さらに勉強ができた人物であったと誰もが証言するだろう。
勉強ができないものを下にみる傾向はあったものの,そういう人物に対してもテスト前などに尋ねれば熱心に指導をしてくれる。勉強ができることが彼のアイデンティティだったのだ。
そのため,彼のことを軽口以上に悪く言う人物はいない。

カルロスはボヘミアンクラブのことを仲の良い友人にしか話していない。
どこかでこぼしているかもしれないが,そういう人は名前こそ知っていても,活動内容はわからない。
仲の良い友人の1人であるスティーブ・ハリソンは,彼の最近の動向とボヘミアンクラブの場所を知っている。
カルロスは失踪する3日前,スティーブに「ラテン語の文献の翻訳を依頼されたんだ。最初は試しに1ページだけもらったんだけど面白かった,うまくできたら正式な依頼として,全ページの翻訳ができるんだ。未翻訳の文献を読めるのも楽しみだけど,うまくいけば有名になれる!」などと話していたと伝えてくれる。
ただし,9月31日に彼がどこに行ったのかは,スティーブも知らない。
他にも,失踪事件に関して,最近この周辺で行方不明になる人物が多く,学校から注意喚起が出ていることを,生徒,教員が探索者話す機会があるだろう。
ただし,被害者の具体的な名前は,新聞を調べたり,警察に行ったりしないとわからない。

6. ロスアンゼルス警察

警察から情報を引き出すためには,それ相応の地位と交渉技能が必要だろう。
もしできるのであれば,探索者のうち1人が,警察官とコネを持っていることにするのが得策だ。
現実にはあまり即していないかもしれないが,賄賂や色仕掛けで情報を引き出せることにしてもよい。

警察の捜査は進展しているわけではないが,探索者に,カルロスのスマートフォンがペリカン湾という場所で発見されたことを教えてくれる。
塩水に浸かった影響でデータを引き出すことは不可能だと探索者に伝える。
また,適切な交渉技能に成功すれば,4日前にも1人行方不明になっている人物がいることを,探索者にこっそり教える
彼はカールス・ラドフォードといい,トーランスで牧師をしていた人物である。
それに加え,南ロスアンゼルスで行方不明事件が1ヶ月に1度の頻度で発生しており,その被害者のうち2人の名前と職業を伝えてくれる。被害者の情報は後述する。

7. シーブリーズ新聞社

新聞社では新聞のバックナンバーをすべて調べることができる。
3ヶ月分の新聞を漁り,〈図書館〉のロールに成功すれば,1ヶ月に1度の頻度で誘拐事件が発生していることがわかり,被害者3人の名前もわかる。
被害者の情報は後述する。

また,〈目星〉ロールに成功すれば,「バー・オースター」の広告が,地元紙に掲載されていることがわかる。
もしかしたら,「ボヘミアンクラブ,参加者募集」と書かれている広告もあるかもしれない。

8. 3人の行方不明者

3人の被害者に共通点はない。
「サンド・ワーム」は誘拐した人のあいだに共通点を作らなかった。
そのため,彼らのことを探っても重要な情報は得られない。
ロジャー・ヒューストン
彼は退役軍人で,トーランスに一人で住んでいた。
彼の家に潜入しようと思えばできるかもしれないが,警察に目をつけられる可能性があるし,そもそも事件に関わるようなものはなにもない。
マリー・アンダーソン
彼女は売春婦だ。
彼女がいなくなったところで,気にかける人物はいない。
誰か男と駆け落ちしたのだろうと,彼女を知っている人間は考えている。
カールス・ラドフォード
牧師であった彼は信者からある程度の信頼を得ていた。
そのため,彼のことを心配している住人は多い。
カールスが失踪するような予兆はなかったと言うだろう。
記憶力のいい住人であれば,1週間前の礼拝に,知らない男性が一人いたことを教えてくれるかもしれない。
服装がとても汚かったことをその住人は伝えてくれるだろう。これはマッキーニだ。
彼は牧師であったため,いくつかラテン語の本を所持していた。そのため,マッキーニは彼がラテン語をできると思いんだ。
そこでマッキーニは教会に助けを求める体で近寄り,隙を見て「支配」の呪文をかけて誘拐したのだ。

9. バー・オースターとボヘミアンクラブ

このバーは午後4時から開店する。18世紀の英国を思わせるアンティーク調であることが特徴の店だ。
店長であるリック・マクドナルドはイギリスの紳士クラブを参考にしたと言うが,お世辞にもバーというには絢爛過ぎる。
ただし味のほうは確かなようで,19時にもなれば,店内はそこそこ賑わっていることが外からも伺える。

ボヘミアンクラブについて尋ねれば,マクドナルドは新入りの会員かと思い,バーの奥の個室に案内する。
そこには白いテーブルクロスを敷いた机が2つと椅子が8つ,そしてその上にはトランプと古い革表紙の本が置いてある。中身はスピノザの「神学・政治論」だ。

ボヘミアンクラブの実態はボヘミアンでもなんでもない。そもそもボヘミアンとは関係がないが,実際にあるような紳士社交倶楽部でもない。
ここは,貴族のように振る舞いたい人たちが集まるだけの集団だ。
トランプやゲームに興じながら,政治や哲学などについて,大したことのない内容をさも偉そうに話す。それに楽しみを抱く集団である。
そんなクラブを,マクドナルドはさぞ素晴らしいことのように説明する。
しかし,〈アイデア〉ロールに成功すれば,彼自身の教養がほとんどないことに気がつく。
「今度のエレクションにおける最大のイシューは、超党派としてのアクションをパワフルにアピールしないと国民の疲弊感に対する国家のプレゼンスがモアにウィークとなるリスクが…」などという,ただ最新の言葉を適当に並べたような発言をする。
それも語彙が少なく,説明も大雑把だ。
ラテン語の勉強をすることは,ここで行うことの中で最も高貴な遊びだ。

カルロスが来た最後の日について尋ねると,彼はその日に客人が来たことを教えてくれるだろう。マッキーニだ。
彼は1枚のルーズリーフを渡し,これを訳せる人はいるか,と尋ねたという。
それに対し,カルロスがやってみる,と言ったそうだ。
そして男は,また連絡すると言っていなくなった。
このルーズリーフは「妖蛆の秘密」の一部分であり,マッキーニはカルロスを試したのである。
そこからカルロスはマッキーニと直接連絡を取っていた。

それがどのような人物なのかと探索者が訊ねれば,うなじにヘビのタトゥーが彫ってあったと伝える。
探索者が処刑のビデオを見ている場合,その形は彼が伝えている内容と一致するだろう。
ただし,マクドナルドはそれ以上の内容について答えることを渋る。客の個人情報だからだ。
しかし辛抱強く〈説得〉を続ければ,彼は受け取った名刺(ビジネスカード)を探索者に見せるだろう。
そこには「ドウェラー貿易会社 社長 アレックス・マッキーニ」と書かれており,さらに携帯の電話番号が書かれている。
名刺を見た探索者は〈アイデア〉ロールを行い,成功すれば住所が書かれていないことに気がつく。
マクドナルドはそのことを,指摘されるまで気がつかない。

10. 過激派からのメッセージ

このイベントはキーパーが自由に発生させられるイベントだ。
しかし,探索者がヒューストン,またはラドフォードの名前を知っているタイミングが良いだろう。

探索者は道中でテレビかラジオといったメディアに触れる機会があるかもしれない。あるいは,スマートフォンなどにニュースの通知が届くという形でも構わない。
内容は,イスラム過激派団体「サンド・ワーム」に身柄を高速されていたアメリカ人の2名が処刑されたという報道だ。
もしスマートフォンなどのネットメディアで確認しているならば。より詳細の情報を得るべく〈図書館〉のロールを試みることができる。
成功した場合は,2つの情報が得られる。
1つは政府がテロと戦うことを宣言するニュース映像だ。アメリカ政府は事実確認を急ぎつつ,テロ行為を非難し,テロと戦うといったようなことを公言する。いつもの言い回しだ。
もう1つは処刑の瞬間を記録した映像を見つけてしまう。この映像を見つけてしまった探索者は1/1D3の正気度を喪失する。
ネットメディアでなければ,その手のショッキングな映像は自粛されるので安全である。
探索者は,報道を通じて、処刑されたとされる被害者が,ロスアンゼルス在住のロジャー・ヒューストン,そしてカールス・ラドフォードであることを見聞きすることになる。
探索者が調べたこれまでの誘拐事件の被害者と一致している。

速報から少しして、「被害者の謎」が取沙汰される。
被害者はロスアンゼルスで行方が分からなくなっており,拉致された可能性があるとして調べていたのだが、ラドフォードは失踪から僅かな時間しか経っていない。飛行機の時間などから見ても,アメリカから中東に行くのは困難であることから,足取りについても解明が必要である。といった議論が交わされている。
これは探索者が,黒幕がどのような集団なのかを知る機会となる。
被害者に出国記録はなく,警察は海外へと渡った経緯を調べている。
しかし,門を通じて通った以上,彼らがこの件について手がかりを見つけることはない。

11. 処刑の映像

探索者は,実際に誘拐された被害者が殺されたビデオを手に入れたいと思うかもしれない。
表立ったところで公開されているわけではないため,インターネットの奥深くを探す必要がある。
〈コンピューター〉技能に成功した探索者は,実際のビデオを手に入れることができる。
キーパーが望むなら〈図書館〉技能で代用させても良い。

探索者が見た映像は,惨いという以外に形容のしようのない映像であった。
背景には,彼らのシンボルと思われる,ヘビのマークがある。
そのビデオには男性が3人映っていた。2人は腕を縄で縛られており,明らかにおびえた表情を見せている。
もう1人の男性は覆面をかぶっていてはっきりしない。<目星>の技能ロールに成功すれば,彼のうなじにヘビのタトゥーがあることがわかる。

「彼らは,我らの神に背いた行動を行った。よって,かのものを死罪とする」その男性は低い声で述べるだろう。
首にナイフを当て,最期の言葉を2人に求めるだろう。ロジャー・ヒューストンは何も言わない。ただ,カメラを……それより男を睨みつける。
しかし,牧師であるカールス・ラドフォードは顔を青ざめながら
「神よ……私はなにを信じればいいのだ。あれは我々が信仰する神ではない。いや,イスラムが信仰する神でもないはずだ」
そう呟くのが聞こえる。
しかし,それをすべて言い切る前に,男がラドフォードの首を掻ききった。血が,カメラに向かって飛び散る。
男はそのままヒューストンの首も切る。
首を切った男の覆面にも,血が飛び散っているのがわかる。
そして,男は絶望に満ち溢れた死体の首を,改めてカメラに見せる。
アラビア語で何かを述べたあと,ビデオは切れた。
探索者は悲惨なビデオを見ることで,正気度ポイントを1/1d6 失う。

このビデオが貼ってあったフォーラムには,このビデオに対する書き込みがいくつもある。
ひどい,むごい,と書いてあるのがほとんどだが,彼の言っていた内容について議論していたものもあった。
「最後何言ってるかわかる奴いる?」
「『神よ,あなたを顕現いたします。いあ いあ いぐ』かな。なんかほかのイスラム過激派と違うね」
これを確認する,またはほかの言語<アラビア語>で内容を理解したとき,探索者は<人類学>,<歴史>,または<知識>の半分の値,を目標値にしてロールを行う。
成功した探索者は,最後のセリフはイスラム教としては違和感があることに気がつくだろう。イスラム教は偶像崇拝を禁止しているのだ。

12. イスラム過激派団体「サンド・ワーム」について調べる

最近のニュースを調べるのであれば,イスラム過激派「サンド・ワーム」について知ることは難しくない。図書館で新聞のバックナンバーを調べても見つかるが,インターネットのほうがスマートに情報が見つかる。

彼らはここ1年で出てきた新興のイスラム過激派である。
ヘビをトレードマークとし,中東の砂漠に本拠地を持つという。
興味深いこととして,通常新しい過激派グループはそれまでの過激派グループから幹部が移籍することが多いが,この団体はそういう傾向が見つからないと記事は伝えている。
また,彼らの目的も不明であるそうだ。

さらに時間をかけて調べれば,この団体名が最初に出てきた記事は,「アレックス・マッキーニ」という男性を誘拐した,という内容であったことがわかる。
ネットのゴシップ誌が報じた,信憑性の低い内容だ。
そこには,大道芸人である「アレックス・マッキーニ」が,「サンド・ワーム」によって誘拐されて中東にいると現地のカメラマンが報じた,と短い内容で書かれていた。
直近の記事は,「サンド・ワーム」が内ゲバを起こしているというどこから情報を得たのかもわからないようなゴシップで,グループの人数がかなり減っていると書かれている。

これらの情報を手に入れたあとに<歴史>,<人類学>いずれかの技能ロールに成功すれば,ヘビはイスラム教によって悪魔の化身であり,トレードマークにするのはおかしいと感じるだろう。
それも当然である。彼らはイスラム過激派をふりをした,イグを信奉するカルト教団なのだから。

13. アレックス・マッキーニとドウェラー貿易会社

探索者はアレックス・マッキーニについて調べるかもしれない。
彼に関する情報は,ほとんどが大道芸に関する情報だ。
幼い頃からショーなどに参加していた彼は,パフォーマーとして一定の評価を得ていた。
しかし,一年前に突然連絡がつかなくなり,その後音沙汰がないということがわかる。
社長としての彼の情報は,基本的には見つからない。

ドウェラー貿易会社についても同様に,インターネットに載っている情報がほとんどない。
しかし,十分な時間と適切な技能ロールに成功すれば,カルフォルニア州が発行しているベンチャー企業の一覧を探し当てる事ができるだろう。
そこには会社の名前である「ドウェラー貿易」,社長の名前として「アレックス・マッキーニ」,そして,会社の住所が,トーランスにある「サウスイースト・センター」にあることが確認できる。
ここが,探索者の目的地となるだろう。

14. サウスイースト・センター

サウスイースト・センターはトーランスのショッピングモールの隣にある。
ベンチャー企業が複数入っている,8階建てのビルだ。
ドウェラー貿易会社以外はIT企業であり,ここにあるのは違和感を覚えることだろう。
ビルには地下駐車場があり,そこを確認すれば白いカラスのキーホルダーをつけた車を見つけることができる。
ナンバープレートは伝えられているものと異なっているものの(これはマッキーニが偽装したのだ)車種とキーホルダーが,これがカルロスの自動車であることを伝えている。

ビルの入口には,警備員が常に2人立っている。
彼らはいつも眠そうにしている。
サウスイースト・センター内にあるマッキーニのオフィスに行くためには,彼らがいるところを通り抜けなければならない。
ここはプレイヤーの案をキーパーは自由に採用するといいだろう。
ただし,人影は少なくないため,銃を使うのは得策ではない。
それに,そのまま通っても80%の確率で咎められずに通り抜けられる。彼らは職務に熱心ではないのだ。

内部に入り案内板を見れば,マッキーニのオフィスが6階にあることが改めて確認できる。
さらに,6階にはドウェラー貿易会社以外の会社がないことがわかるだろう。多少荒く動いても問題はないだろう。
6階のオフィスの前でノックしても返事はない。
入口はガラス張りになっていて中が見られるようになっているが,人がいるような様子はない。
ビルの鍵は電子キーではなく,〈鍵開け〉技能またはSTR16との対抗ロールで開くことができる。窓
ガラスを割るのであればもっと簡単に開くことができるが,戻ってきたあとに損害賠償を求められるかもしれない。
ほかにも,警備員を言いくるめてマスターキーを借りるなど,このドアを開ける方法も多岐にわたるだろう。
玄関
玄関は非常に殺風景で,黒いソファーが2つと透明な机,そして観葉植物が置いてある。そ
の観葉植物は,確認してみると大きなサボテンであった。
これは,水やりの頻度を少なくしたいがためである。
ここで,<目星>ロールに成功すれば,机の下にメモ帳が落ちているのがわかる。
そこには,汚い筆記体で「クローゼットの鏡を触りキャンプ・サンドに行くときは,きちんと周りを確認すること」と書かれている。
トイレ
このオフィスには,トイレと一緒にシャワーがついている。
シャワーの横にはハンガーがあり,男物のスーツが置いてあるのがわかるだろう。
スーツの中にはバー・オースターのレシートが入っている。
マッキーニが使ったものだ。
オフィス
オフィスを見たとき,探索者は驚くことだろう。
そこにはなにも,机すらないのだ!
ただ,白い壁が一帯に広がっているだけなのである。

ただし,壁の一部分が,開いて開けるタイプのクローゼットになっている。
<目星>ロールに成功した探索者は,カーペットが土で少しだけ汚れていることに気がつく。
<地質学>のロールに成功すれば,砂漠の砂であることがわかるだろう。
どうして砂漠の砂で汚れているのか,探索者は疑問を感じるかもしれない。

クローゼットを開けば,全身を映す程度の大きな鏡が入っている。
それは通常の鏡のように,眼の前の人間を映す。
しかし,人がそれに触れると門へと早変わりし,触ったものを「キャンプ・サンド」へと送り込む。
その際,通ったものは通行料としてマジック・ポイントを2消費する。
カルロスを助けるためには,門を通り「キャンプ・サンド」に向かう必要がある。

15. 門を抜けて

門をくぐると,土で覆われた地面の上にパイプ机があるテントにたどり着く。
砂埃が時折舞うような場所だ。携帯を見れば圏外で,探索者が振り向くと,通過したところに,サウスイースト・センターにあったものと同じ大きな鏡がある。
これが門の出口なのだと探索者は理解するだろう。
そして,自身がアメリカから離れ,違う国に来てしまったことを確信する。
紙に書いてあることと,実際に体験できることは別物で,探索者は正気度ポイントを 0/1 失う。

パイプ机の上には,さまざまな銃と十分な弾丸,そして防弾チョッキがあることに気がつく。
門を通ってきたものが武装するためのものかもしれない。
これはありがたく拝借することが可能だが,敵もこのような装備を持っていることを探索者は知ることになるだろう。

AK74 (アサルトライフル)
基本技能値25 ダメージ:2d8 射程:120m
攻撃回数:2または連射 装弾数:30 
耐久力:12 故障No:97

ウージーSMG(サブマシンガン)
基本技能値15 ダメージ:1d8 射程:20m
攻撃回数:2または連射 装弾数:32 
耐久力:8 故障No:98

12ゲージショットガン(ポンプ式)
基本技能値30 ダメージ:4d6/2d6/1d6
射程:10/20/50mm 攻撃回数:1 装弾数:6 耐久力:10 故障No:00

グロッグ17
基本技能値20 ダメージ:1d10 射程:20m 攻撃回数:3 装弾数:17 耐久力:8 
故障No:98

厚いケブラー製のベスト 耐久力8

16. キャンプ・サンド

探索者がテントから出ると,あちらこちらで銃声が鳴っていることに気がつく。
多少の銃撃戦は,これらの銃声でかき消されることだろう。
あたりを見渡せば,探索者が入ってきたのと同じようなテントが複数ある。少なくとも,探索者には見分けがつかない。
障害物は多く,テント間の移動は,よほどのことがない限りバレることはない。

ここから,探索者は複数のテントを探し,彼らの本拠地,そしてカルロスの場所を探すことになるだろう。
キーパーは1d10を振り,出目によって生じるイベントを決めるといい。
もちろん,この中から自由にイベントを決めても構わない。イベントの数は2~3個が良いと思われる。

17. イベント一覧

1. 探索者が入ったテントは更衣室だった。<幸運> ロールに成功すれば,探索者は過激派グループが着ている服を見つけることができる。これを着れば,過激派グループのメンバーに会ったとしても<言いくるめ>で難を逃れられる可能性がある。
2. ここは武器庫のようだ。<幸運>ロールに成功すれば,探索者は望む武器が手に入るかもしれない。
3. ここは寝室のようだが,幸運にも誰もいないようだ。
4. ここは寝室のようで,兵士が2人いる。しかし,2人とも武器を持っておらず,探索者が銃を持って脅せば慌てるかもしれないし,肉弾戦で応戦するかもしれない。
5. そこでは兵士の1人が居眠りをしていた。探索者は兵士が起きる前に<忍び歩き>でその場を脱するか,ライフルなどで彼を撃ち抜かないといけない。
6. そこは食堂であった。1人の女性がせわしなく準備している。彼女は近所から誘拐された人物であり,過激派グループのことを良く思っていない。彼女が探索者に気がついたとき,敵意がないことをうまく伝えれば,探索者は難を逃れることができるし,彼女は探索者を助けてくれるかもしれない。しかし,少しでも敵意を見せれば彼女は兵士を呼んでしまう。
7. そこではビデオが延々と流れている教育施設だった。イスラムの教えと,なぜジハードを行わなければいけないのか,銃の使い方,そして人の殺し方まで細かい解説が行われていた。狂信者を作り上げるシステムであるそれは嫌悪感を覚えるものであり,正気度ポイントを 0/1d3 喪失する。さらに,代表者が1人 <幸運>ロールを行い,失敗した場合は部屋でビデオを見ている兵士が1人いる。彼は実践のテストだと,探索者を襲ってくるだろう。
8. そこはビデオを取る場所であるようだ。足元は血溜まりが未だに残っており,血の匂いが探索者を襲う。ここに来た探索者は正気度ポイントを1/1d4失う。残っているビデオを回収し,アメリカに帰ってから警察に提出すれば,貴重な証拠となりうるだろう。その際,探索者は正気度ポイントを1d3得ることができる。
9. そこは死体安置所であった。それもどうやら,彼らにとって敵対しているものに対するものであるようだ。それは安置所というには程遠いなにかで,首のない死体や,銃弾が残っている酷い死体が,ただ積み上がっているのである。探そうと思えば,裸のまま死んでいるマリー・アンダーソンを見つけることもできるだろう。この部屋に入った探索者は正気度ポイントを 1/1d6+1 喪失する。
10. そこは警備室だったようで,2人のメンバーが待ち構えていた。過激派メンバーとの戦闘になる。

18. カルロスと妖蛆の秘密

探索者が最後に開けたテントが,カルロスのいるテントになっている。
このテントには,奥に地下に降りるはしごがある。
その他にも,祭壇を作るために作られた木の枝など,様々なものが散らばっている。
はしごの下からは,地下からは風の音とは違う,変わったなにかが聞こえてくる。

カルロスは青ざめた顔で本に没頭している。探索者が話しかけても,彼は本から目を話そうとしない。
狂気に陥っているのだ。<精神分析> に成功すれば,彼はようやくあなたたちの方を向く。
助けに来たと伝えれば,彼はその場で崩れ落ちる。一気に身体の力が抜けたのだ。

何を読んでいたのかと尋ねれば,彼は今まで読んでいた本,「妖蛆の秘密」を見せてくれる。
「これはラテン語の本なんだけど,異教の神様を呼ぶ方法について書かれている」と彼は伝える。
「それを僕に翻訳させて,何かを呼ぼうとしていたみたいなんだ」そう伝える彼の表情は青ざめたままだ。
それを読ませようとした人物がどこにいるか尋ねると,彼は奥のはしごを指差す。
そして,「あそこには人じゃないものもいる。ずっと,変な声が聞こえるんだ。もし,本に書いてある神様を呼ぼうとしているのであれば,アメリカが,いや世界がひどいことになるかもしれない」とカルロスは探索者に告げる。

カルロスは誘拐された恨みなどを,マッキーニにぶつけたいと考えている。
探索者がショットガンを持っていれば,それを借りて,地下に降りようとするだろう。
危ない目に合わせたくないのであれば静止させることもできる。
また,ここには他にも誘拐された人物がいた事にしても良い。それはカルロスと同じくロスアンゼルスから誘拐された人物かもしれないし,現地で捕まったジャーナリストなどかもしれない。
その中でも勇ましいものは,探索者に同行しようとするだろう。
何れにせよ,探索者ははしごを降り,黒幕と向かい合うことになるだろう

<精神分析>に失敗した場合,カルロスは,少なくとも探索が地下にいる「砂に棲むもの」を探索者が始末するまでは,本に没頭し続ける。
探索者はその原因を地下にいる人物に求め,地下に降りていくことだろう。
地下に寄らずに帰ろうとした場合,白蛇が現れ探索者を遮ることにするのも一興だ。ヘビを退けるには,礼拝を行っている者を止める必要がある。

魔術書 妖蛆の秘密

この魔術書は1542年にラテン語で書かれたものである。
様々な神格について,旅行記という形で書かれているが,その中でも特徴的なものとして「父なるイグ」についての記述が書かれていることがあげられる。
砂に棲むものたちもそれを目当てにカルロスに翻訳させようと目論んだのだ。
シナリオ中にカルロスは,この本が訳されていないと述べているが,実際は英語,ドイツ語の翻訳版もあるという。
シナリオ中にこの本を読み切ることは,どんなに<ラテン語>の技能が高くても厳しいだろう。しかし,セッション終了後に,深淵に触れたいと思う探索者はいるかもしれない。

正気度喪失 1d6/2d6 <クトゥルフ神話>に+12% 研究し理解するために平均48週間/斜め読みに96時間
呪文: <神格との接触/イグ>,<ゾンビの創造>,<星の精の召喚/従属>,<精神転移>,<ヴールの印>,<プリンのアンサタ十字>

19. 地下神殿

はしごを降りると,ホーホー,ブーブー,といった音が聞こえてくる。
人間であれば決して発音できない音だ。
砂に棲むもの2匹が,イグに対し礼拝を行っているのである。
その後ろに,マッキーニがいる。
彼はアサルトライフルを手に持ち,彼らの礼拝の真似をしている。
まるで彼も砂に棲むものの一員になっているかのようだ。

最初に探索者に気がつくのもマッキーニである。
彼は探索者の姿を確認すると,敵が来た,と砂に棲むものたちに告げる。人
間とは違う大きな目,耳,そしてざらざらとした皮膚を持つその化物は,礼拝の邪魔をしたことに対し怒りだす。
それは,探索者が殺すか,あるいは彼らが死ぬまで続くのだ。
そこにいる全員が,正気度ポイントを 0/1D6 喪失する。

探索者がはしごを使って逃げる余裕はない。
砂に棲むものたちはかぎ爪を使って,1ラウンドに2回攻撃してくる。
マッキーニもそれをサポートするように,アサルトライフルを撃ち出す。
マッキーニはケブラーベストを,砂に棲むものたちは3ポイントの装甲があるが,彼らの身体は呪文などで守られてはいない。

20. その後どうなったか

砂に棲むものたちを倒すことができれば,イグの招来を食い止めることができる。
探索者は安全にはしごを登ることができるだろう。
マッキーニを気絶させた場合,あるいは拘束することができた場合は,警察に引き渡すことも可能だ。
彼は殺人罪と誘拐罪で起訴され,有罪判決を受けることだろう。

探索者たちは,行きに使った鏡を使えばそのままアメリカに帰ることができる。
手荒い方法でサウスイースト・センターを突破した場合,なんらかの代償を払う必要があるかもしれない。ただし探索者がうまく事情を警察に説明できたら,それは些細なものとなるだろう。
カルロスがサウスイースト・センターに幽閉されていたことにすればいいのだ。
うまく立ち回った探索者であれば,警察から報奨金が出るかもしれないが,同時に一連の問題について口止めを求められるだろう。
誘拐事件はこれ以上発生しなくなり,かくして,ロスアンゼルスの平和は守られたのである。
生還した探索者は1d10ポイントの正気度ポイントを獲得する。

黒幕を倒すことができれば,イスラム過激派である「サンド・ワーム」は自然解散される。
彼らがそこにいたのは,門を通じて武器や食料が手に入ったからだ。
それがなくなった今,兵士たちは別のイスラム過激派に合流するかもしれないし,兵士であることを放棄するかもしれない。
いずれにせよ,これは探索者の手に負えるものではない。

21. 能力値

アレックス・マッキーニ 砂に棲むものによってカルティストとなった大道芸人
STR: 11 CON: 13 SIZ: 15 INT: 12
POW: 9 DEX: 12 APP: 14 EDU: 11
耐久力:14 正気度:0
ダメージボーナス:+1d4
アサルトライフル:40% ダメージ:2d6 攻撃回数:2または連射 装弾数:30 
呪文;<支配>
カルロス・ロビンソン ラテン語が好きな高校生
STR: 6 CON: 8 SIZ: 12 INT: 17
POW: 14 DEX: 10 APP: 9 EDU: 10
耐久力:10 正気度:53
ダメージボーナス:0
ショットガン:40%
ほかの言語(ラテン語):50%
クトゥルフ神話:5%
ヴェロニカ・ロビンソン カルロスの母親
STR: 8 CON: 15 SIZ: 11 INT: 14
POW: 11 DEX: 17 APP: 11 EDU: 16
耐久力:13 正気度:65
ダメージボーナス:0
制作(料理):30%
スティーブ・ハリソン カルロスの友人
STR: 11 CON: 9 SIZ: 16 INT: 10
POW: 8 DEX: 16 APP: 13 EDU: 10
ダメージボーナス:+1d4
耐久力:13 正気度:40
ほかの言語(イタリア語):60%
リック・マクドナルド バー・オースター店長兼ボヘミアンクラブリーダー
STR: 13 CON: 11 SIZ: 16 INT: 9
POW: 12 DEX: 12 APP: 14 EDU: 9
ダメージボーナス:+1d4
耐久力:14 正気度:60
エリートを気取る:60%
カクテルを作る:80%
警備員 
2人とも同じデータを使用する
STR: 17 CON: 14 SIZ: 16 INT: 10
POW: 9 DEX: 11 APP: 10 EDU: 9
ダメージボーナス:+1d6
耐久力:15 正気度:45
拳銃:35% ダメージ 1d10+2
ネームカードを確認する:20%
「サンド・ワーム」の兵士
兵士は基本的に,アサルトライフル,サブマシンガン,ハンドガンいずれかの武器を所持している。
#1 STR:11 CON:13 SIZ:11 INT:12 POW:7 DEX:13 APP:7 EDU:10 耐久力:12 ダメージボーナス:0
#2 STR:11 CON:11 SIZ:17 INT:12 POW:13 DEX:14 APP:9 EDU:11 耐久力:14 ダメージボーナス:+1d4
#3 STR:15 CON:12 SIZ:16 INT:12 POW:12 DEX:13 APP:8 EDU:7 耐久力:14 ダメージボーナス:+1d4
装甲 厚いケブラー製のベスト 耐久力8
アサルトライフル:35% ダメージ:2d8 攻撃回数:2または連射 装弾数:30 
サブマシンガン: 45% ダメージ:1d8 攻撃回数:2または連射 装弾数:32
ハンドガン:30% ダメージ:1d10 射程:20m 攻撃回数:3 装弾数:17
キック:50% ダメージ1d6
砂に棲むもの
#1 STR:16 CON:13 SIZ:17 INT:10 DEX:16 POW:14 耐久力:15 ダメージボーナス:+1d6
#2 STR:14 CON:12 SIZ:19 INT:14 DEX:15 POW:14 耐久力:16 ダメージボーナス:+1d6
装甲 3ポイントの厚手の皮膚
呪文 <支配> <門の創造> <門の確認> <イグの招来>
カギ爪: 40% ダメージ 1d6+1d6
かぎ爪は,1ラウンドに2回攻撃してくる。
砂に棲むものを見ることによって失う正気度ポイントは0/1d6

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