ここは、クトゥルフ神話TRPGのオンラインセッションに関する各種情報がまとめられているWikiです。

1 シナリオ概要

クローズド系シナリオ。
現代日本を舞台にしていますが、基本ルールブックだけで遊べます。
基本探索技能三つで遊べる、短くて簡単な脱出ゲームのようなシナリオを目指しました。
エンディングによっては探索者に軽いトラウマが植え付けられるのでご注意ください。

プレイ時間は1~2時間程度を想定。最短で30分で終わります。
推奨人数は1人。導入の都合上、若い男性探索者推奨です。
推奨技能:目星、図書館、聞き耳
戦闘は発生する場合がありますが、戦闘技能がなくてもロストすることはありません。

2 あらすじ

一月の終わりのとある休日。
探索者は学生時代の先輩の野田真理子から連絡を受け、彼女のマンションに呼び出される。曰く、もうすぐバレンタインであるため手作りのチョコレートの試食をしてほしいという。
しかし、出された飲み物に口をつけた探索者は意識を失い、次に目を覚ましたのは小さな部屋の中だった。
部屋には、一粒のチョコレートと『Happy Valentine's Day』から始まる手紙が置かれていた。

3 NPC・キーアイテム

野田真理子

[能力値]
STR:10 CON:8  SIZ:12 INT:14 POW:16 DEX:8 APP:15 EDU:20
HP:9 MP:14  SAN:80 回避:20 ダメージボーナス:0
[技能]
制作(洋菓子):80% 薬学:90% 医学:40%など
必要であれば適宜追加してよい
戦闘技能は全て初期値
[武器]
スタンガン 命中:50% ダメージ:スタン

探索者の学生時代の先輩(学生探索者なら部活のOBなど)。探索者より少し年上で、かつ逆らいにくい存在であるとよい。製薬会社に勤めている。趣味はお菓子作り。美人で基本的には気立てがよいが、思い込みが激しく騙されやすい。
弟への叶わぬ想いが募るあまりに、思い詰めてしまっている。蛇沢に騙されて、『支配血清(改)』を『惚れ薬』だと思い込んだまま開発し、その実験のために探索者を弟の部屋に閉じ込めた。蛇沢のことを欠片も疑っておらず、探索者が説得を試みても応じることはないが、弟の書いたノートを直接読ませれば信じてくれる。

蛇沢

野田真理子の職場の同僚で友人の女性。真理子と並んでも見劣りしない美人。真理子に『惚れ薬』の開発を持ちかける。
その正体はヘビ人間であり、真理子に経口摂取ができる『支配血清(改)』を開発させるのが目的である。「記憶を曇らせる」呪文を習得しており、エンディングによってはそれを探索者に掛ける。
ちなみに、真理子に直接支配血清を使わなかったのは、彼女に多少なりとも情が湧いていたことと、精神力が高く操りにくい性質であったため。トゥルーエンドにおいても、真理子に対して制裁を加えることも記憶を消すこともなかった。

野田智也

真理子の弟。年齢は探索者と同じ程度。シナリオ内に直接の登場はしない。真面目で堅物な性格で、真理子からの好意には全く気付いていない。会社から近いからという理由で真理子と同居している。
蛇沢の正体を偶然目撃し、その際に支配血清を打たれ彼女に逆らえなくなってしまった。真理子も自分と同様に蛇沢に操られていると思っている。実験の話を盗み聞きし、せめてもの抵抗として自身の部屋にノートを残す。

支配血清

微かにラベンダーのような味がする無色の血清。10滴ほど摂取すれば、その人間は幸運ロールに成功しない限りヘビ人間に動かされやすくなる。詳細は基本ルルブP200参照。

『支配血清(改)』

支配血清を元に真理子が開発した薬品。真理子自身は『惚れ薬』であると信じている。現在はまだ試作品の段階である。経口摂取で効果があることと、動かされやすくなるのはヘビ人間にではなく共に摂取させたDNA(血液等)の主であることが異なる。
口に含んだ際に幸運ロールを行い、失敗すれば1d10+10日の間、共に摂取したDNAの主の命令をなんでも聞くようになってしまう。ただし、自分自身や大切な人物の生命を脅かすような命令は除く。

4 導入

一月の終わりのとある休日。探索者は学生時代の先輩の野田真理子から連絡を受け、呼び出される。探索者は彼女のことを苦手にしていたが、断ることもできず彼女の住むマンションへ向かった。

真理子は笑顔で探索者を出迎えてくれ、リビングに通すと「コーヒーと紅茶、どちらがいい?」と尋ねてくる。答えれば真理子は「少し待っててね」とキッチンへ向かい、数分後、二人分の飲み物を手にキッチンから戻ってくる。そして「外は冷えたでしょう。まずはこれを飲んで暖まってちょうだい」と飲み物に口をつけることを勧められる。PLが警戒している場合は、「希望した通りの飲み物であり、ミルクや砂糖も好きな分量で入れられる。そもそも先輩から勧められた飲み物を拒むことはできない」と諭し確かに飲ませること。

探索者が飲み物を口にしたのを確認すると、真理子は本題を切り出す。
「もうすぐバレンタインでしょ? チョコの味見をしてもらいたいの」
真理子がお菓子作りが得意なことは学生時代から有名である。この申し出を探索者が断る理由はないだろう。
(甘いものが苦手である、ダイエット中である等の言い訳で断ろうとすれば「甘さ控えめだし、一粒だけだから……」と説得する)

探索者が了承すると、真理子は「○○くんならそう言ってくれると思ったわ」と笑顔を見せる。しかしテーブルの上にはカップ以外は何も置いておらず、どこかから持ってくるような素振りも見せない。そのことを探索者が疑問に思った瞬間、急激に自身の目蓋が重くなっていくのを感じるだろう。
探索者の意識はゆっくりと遠ざかっていく。それを眺める真理子はどこか猟奇的な笑顔を浮かべながら「これで、ようやく……」と呟いた。

5 目覚めた部屋

探索者はベッドの上で目を覚ました。部屋は見渡すには十分に明るく、天井や壁紙は真理子の家のリビングと同じだが、家具のレイアウトからして違う部屋のようだということが分かるだろう。部屋にいるのは探索者一人だけである。持ち物は全てなくなっている。
探索者は自身が突然おかれた状況に不安と困惑を抱き、0/1のSANチェック

部屋の中央にはテーブル、ベッドから見て正面にクローゼットと本棚、右にドアがある。
生活感はあるが趣味のものは置いていない、全体的に質素な部屋という印象を受ける。

テーブル

床に座って使用するタイプの低い木製のテーブル。皿に載った一粒のチョコレートと、その横に手紙がある。

手紙

花が小さくあしらわれた便箋に、綺麗な女性の文字で書かれている。内容は以下の通り。

Happy Valentine's Day
手荒な真似をしてしまってすみません。どうしても貴方を試したかったのです。
この部屋からの脱出方法は二つ。
私を受け入れてくださるか、秘密の扉を見つけるか。
私は部屋の外で貴方をお待ちしております。
ただし、もし私を受け入れてくださらないなら、その時は私に顔を合わせないように出て行ってください。
でなければ、どうするか分かりませんから。

チョコレート

ココアパウダーのかかったトリュフチョコレートであることが分かる。
目星→市販のトリュフチョコレートに比べると少々大きく、ギリギリ一口で食べきれる大きさである。
聞き耳(匂い)→微かにラズベリーの香りと共に、血なまぐさい匂いがする。
チョコレートに関する処理
このチョコレートには『支配血清(改)』と真理子の血を混ぜ込んである。また、中には扉の鍵も入っている。
探索者がチョコレートを口に含むと、ココアパウダーとラズベリーの香りを蹂躙するような血なまぐさい風味とぶよぶよとした感触が口中に広がり、思わず吐き気を催す。1/1d3のSANチェック。また、口の中に硬い感触があり、取り出してみると透明フィルムに包まれた小さな鍵であることが分かる。
そしてこの時、探索者の幸運ロールを行う。失敗するとその探索者は扉からの脱出後に真理子に操られるようになってしまう。食べた時点では探索者にその自覚はないが、真理子を目の前にした時、彼女に逆らえなくなっていることを実感するだろう。
チョコレートは食べずとも手で簡単に割ることができる(これが一番確実なトゥルーエンドへの道である)。

木製の扉。ドアには後付けタイプの内鍵がかかっており、いくらドアノブを回しても開かない。内鍵には小さな鍵穴がついている。扉はチョコレートの中にある鍵を使って開けることができ、リビングへと続いている。
体当たりやキック等でこじ開けようとしても、補強されており上手くいかない。しつこく挑戦するようであれば1d3のダメージなどのペナルティを与えてもよい。

クローゼット

木製のクローゼット。上の扉部分と下の抽斗部分に分かれている。扉を開けると男物のスーツや上着が掛かっている。抽斗を開けるとシャツが綺麗に畳まれて入っている。
抽斗の中身を調べれば一冊のノートが出てくる(探索者が引き出しを開けたものの中まで調べようとしなければ、目星または幸運のうち高い方を振らせて気づかせる)
ノート
薄水色の表紙のノート。中を開くと、乱暴な男の字でこう綴られている。

あの女の本性は、おぞましい蛇人間だった。
あの日、あの女の正体を偶然見てしまった時に油断しなければ、あんな奇妙な薬を打たれて逆らえなくなることはなかったのに。
人を操る忌々しい薬。
あの女は姉貴を騙し、その薬にさらに改良を加え、口に含むだけで効果のあるものにしようとしているらしい。

しかし、あの女の意のままにしか動けないわけでもないようだ。
他人に助けを求めることはできなくても、こうして事実を書きとめるくらいはできる。
しかしこれを誰かに直接見せたり、目につく場所に置いたりすることはできない。
もしもそれができれば、姉貴の目を覚ますこともできるかもしれないのに。

姉貴とあの女の話によると、近々、俺の部屋に誰かを閉じ込めて薬を飲ませる実験とやらが行われるらしい。
ここに閉じ込められる憐れな誰かのために、せめてもの抵抗としてこのノートを隠しておく。
いいか、絶対に薬は飲むな。怪しいものには口を付けるな。

自分のおかれている状況が単なる軟禁ではなく、もっと不気味な陰謀に関わっていることに気付いた探索者は0/1のSANチェック

本棚

ビジネス書や啓発本等が並んでいる。
目星→一番上の段には小物がおいてあり、その中でも伏せられている写真立てが目に留まる。写真立てを起こすと、そこには真理子、真理子に雰囲気の似た男性、真理子同様の美貌を持つ女性が三人で並んだ写真が入っている。女性二人は満面の笑みでピースをしているが、男性はどこか緊張したような様子である。
図書館→ビジネス書に交じり、異様な雰囲気を放つ装丁の本を発見する。
異様な装丁の本
分厚い本であるが、真ん中あたりの見開き1ページ分しか開けないように他のページには封がされている。無理やり剥がそうとすれば冒涜的な内容が書かれているページを目撃してしまい、1/1d3のSANチェック
開いてあるページには「この呪文を唱えれば秘密の扉が現れるでしょう。どうしても私を拒む場合は、お使いください」と書かれたメモが挟まっている。
ページに書かれている呪文は以下の通り。INT×3のロールに成功すれば、習得できる。

門の発見
この呪文を唱えれば、目に見える範囲にある「門」の存在をはっきりと認識することができる。この呪文を掛けるためには1MPと1d3のSANのコストがかかる。

探索者が「門の発見」を唱えると、ドアと向かい側の先ほどまでは何もなかったはずの壁に大きなガラス戸が現れる。位置的には、ベランダへ続く戸のようだ。しかしその向こうに外の景色は窺えず、ただ深い闇が広がっているばかりである。このような不気味な現象を目の当たりにした探索者は0/1d3のSANチェック

ガラス戸

「門の発見」を唱えると出現する。
目星→向こう側の景色が見えないということ以外は、材質も形状もよくあるガラス戸であることが分かる。
聞き耳→何も聞こえない。
戸は簡単に開く。開けても目の前に広がるのは闇ばかりである。手だけを入れてみても何の異変も感じない。その中へ一歩踏み出した途端、ヘビのような鋭い瞳が闇の奥から自分を見つめていることに気づき、そこで探索者の意識は暗転する。
ノーマルエンド2

6 リビング

支配血清(改)が効いていない状態で出た場合

探索者が部屋を出るとリビングには真理子が待ち構えていた。
真理子は探索者の姿を認めると一瞬嬉しそうに目を輝かせるが、すぐに笑顔を曇らせてぶつぶつと呟き始める。
「おかしいわね。たまたま効かなかったのか、チョコを食べずに出てきてしまったのか……。どちらにせよ、実験は失敗ね」
「申し訳ないけど、口封じさせていただくわ」
そう宣言すると、真理子はスタンガンを構えた。

ここからは真理子との戦闘に入る。真理子は探索者を殺す気はなく、スタンガンでのスタンを狙ってくる。特別ルールとして、真理子のスタンガンが命中した後に探索者のCON×5で判定し、成功すれば通常のスタン、失敗すれば意識不明状態になる。意識不明になるまでは真理子は何度もスタンガンを探索者に浴びせようとする。

ここで探索者がとれる行動はおおよそ以下の三種類。
☆ノートを見つけて持ってきていれば、それを真理子に見せられる。真理子はそのノートに綴られている文字が弟のものであることに気付くと、探索者への攻撃をやめて読み始める。
DEX対抗に成功するか真理子を戦闘不能にすると、玄関から脱出できる。
☆リビング内への目星に成功すれば、自分の荷物を見つけて回収できる。(目星から回収までを1ラウンドで処理する)

真理子にノートを見せた場合⇒トゥルーエンド
脱出した場合⇒ノーマルエンド1
真理子に気絶させられた場合⇒ノーマルエンド2

支配血清(改)が効いている状態で出た場合

探索者が部屋を出るとリビングには真理子が待ち構えていた。
真理子は探索者の姿を認めると嬉しそうに目を輝かせ、口を開く。
「そこから動かないで」
すると探索者は、ぴたりと自分の身体の動きを止める。
無理やり体を縛られているのではない。ただ心から、目の前の美しい女性の言葉に従いたいという感情が湧きあがってくるのだ。
微動だにしない探索者に真理子が近づき、囁く。
「貴方に食べさせたチョコレートにはね、『惚れ薬』が入っていたの。私の言葉に従いたくてたまらないでしょう?」
「これで実験の第一段階は成功ね。次に移りましょう。もちろん、協力してくれるわよね?」
考えるより先に、探索者は頷いてしまうだろう。
バッドエンド

7 エンディング分岐

トゥルーエンド

ノートを読み終えた真理子はがくりと膝をつく。
「蛇沢さんが私を騙していたなんて信じられない。でも、弟がこんな凝った嘘をつくわけないものね……」
しばらく落ち込んだ後、真理子は「貴方のことは誤魔化しておくから」と探索者を逃がしてくれる。

数日後、探索者は真理子から連絡を受ける。あれから真理子は試作品の薬を全て処分した。蛇沢からの報復を覚悟したが、あれ以来真理子とその弟の前に蛇沢が姿を見せることはなく、弟も無事に薬の効果が切れて解放されたという。真理子は改めて探索者を巻き込んだことを詫び、今後は惚れ薬には頼らず、自分の力でなんとかしてみせるという決意を探索者に告げて電話を切る。

ノーマルエンド1

探索者はなんとか真理子の家から逃げ出すことができた。その後、通報するもしないも探索者の自由であるが、捜査に来た警察官は全て蛇沢に操られ証拠を隠滅されられるため、彼女らが逮捕されることはない。また、荷物を回収していなかった場合は、最低限の貴重品だけが数日後に差出人不明の荷物として届けられる。
あれ以来、真理子とは連絡がとれなくなった。事件からしばらく経った後におそるおそる彼女のマンションを訪ねてみても、そこはもう、もぬけの空である。
突然閉じ込められたという恐怖は未だ探索者の心に残っており、他人からもらった飲み物や食べ物をすすんで口にすることはなくなるだろう。

ノーマルエンド2

探索者はリビングのソファで目を覚ますと、首を傾げた。
窓の外はすっかり暗くなってしまっている。たしか今日は誰かに呼び出されて出掛けていたはずなのだが、それが誰なのか、それどころか自分は今まで何をしていたのかがさっぱり思い出せないのだ。自身の記憶がすっぽり抜け落ちていることに対する恐怖により、0/1のSANチェック
それからしばらく、探索者は平穏な日常を過ごす。ふと何かの拍子に気づくかもしれない。自分の携帯から、いつの間にか野田真理子のアドレスが消えているということに。

バッドエンド

それから探索者は薬の効果が続く1d10+10日の間、真理子のマンションに軟禁され、彼女ともう一人の女性(蛇沢)の実験に付き合うことになる。
その実験の具体的な内容を探索者は思い出すことはない。実験の最終日に、蛇沢によって記憶を消されたためである。
全ての証拠を丁寧に隠滅した後に家に帰された探索者は、自分が何日もの間、閉じ込められ怪しい実験に参加させられた恐怖、そしてその記憶が抜け落ちている不安により1/1d3のSANチェック

その後、真理子とは連絡がとれなくなる。彼女たちは今日もどこかで、あの薬を開発し続けているのだろう。いつか完成し、世の中に出回る日も遠くはないかもしれない。
以降、探索者は他人からもらう飲み物や食べ物に強い懐疑を抱くことになる。特にチョコレートは目にするだけで0/1のSANチェックが発生する。直に迫ったバレンタインデーは、探索者にとって非常に苦痛な一日となりそうだ。

SAN報酬
シナリオクリア:1d6
真理子にノートを見せた:1d3
チョコを食べなかった:1d3

8 シナリオ背景

野田真理子は幼い頃から弟の智也に恋心を抱いているが、近親であることに加え、本人も自分に振り向く様子が全くないことに悩み、密かに精神を病んでいった。そんなある時、蛇沢に『惚れ薬』を作ってみないかと誘われ、追い詰められていた真理子はその誘いに乗ってしまう。
しかし、蛇沢の正体はヘビ人間であり、支配血清を経口摂取できるように改良し、多くの人間に広めて自分たちの傀儡を作ることが目的だった。そこで薬学の知識とその薬を忍ばせるためのお菓子作りの技術を兼ね備え、かつ騙しやすい性格だった真理子を利用しようと考えていたのだ。

やがて、『支配血清(改)』の試作品が完成する。真理子はその試作品を智也に試そうとしたものの、いくら媚薬を使うとはいえ、せめて自分を受け入れると決めたうえで食べて欲しいという微妙な女心から躊躇する。
蛇沢は呆れるが、ここまで開発を進めてくれた彼女の機嫌を損ねないためにある一つの提案をした。それが、「閉じ込めたうえでチョコを自主的に食べるように誘導される」という状況を作り出し、どのような行動をとるかの実験を行うことである。そして智也と歳が近く自宅に簡単に招くことのできる探索者が、そのある種の茶番のような実験の対象に選ばれた。

トゥルーエンドにおいては、真理子が真実を知ることによって野田姉弟は蛇沢から解放される。蛇沢は手元に残っていた薬の開発データをまた別の人間に渡し、開発を続けようとする。しかし真理子ほどの才能を持つ者はなかなか見つけられず、試作品が残っていないこともあり、いずれ開発は頓挫してしまう。
ノーマルエンド・バッドエンドにおいては実験のデータを元に、真理子と蛇沢は『支配血清(改)』を完成させる。真理子はそれを『惚れ薬』として弟に使い、蛇沢はヘビ人間の傀儡を増やしていくだろう。

9 補足

・このシナリオは予告なく加筆・修正する場合があります。基本的には誤字脱字の修正や細かい描写の変更等で大幅な改変をする予定はありませんが、ご了承ください。セッションの際には必ずしも最新のものを使用する必要はありません。
・シナリオの使用、改変、リプレイ動画等、ご自由にどうぞ。報告も必要ありません。クレジットだけしていただけると幸いです。
・ご意見、ご感想等あればコメント欄まで。

このページへのコメント

始めまして,韓国語に翻訳して私のツイッターで配布してもいいですか。

0
Posted by wady 2018年02月26日(月) 20:25:57 返信

ご感想と誤字のご指摘ありがとうございます!

0
Posted by aniro 2017年02月03日(金) 22:12:33 返信

すみません、ミスしました。

トゥルーエンドの「野田真理子」が「小野田真理子」になっているでした。

紛らわしいこと、連続にコメントを書いてすみませんでした

0
Posted by ハイペリオン 2017年01月06日(金) 21:13:34 返信

友達とやるのにお借りしました!
とても楽しかったです!
探索者は気絶させられて、トゥルーエンド2でした

ひとつ誤字があります!トゥルーエンド2の「小野真理子」が「小野田真理子」になっていますよ

0
Posted by ハイペリオン 2017年01月06日(金) 21:09:00 返信

2人でセッションさせて頂きました。友人がチョコへの目星でファンブルを出したので無理矢理食べさせてあげました(笑)
とても楽しくトゥルーエンドを迎えることが出来ました。ありがとうございました!

0
Posted by 雨音 2016年05月08日(日) 13:31:44 返信

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