特撮年代記

月の都アティラン。
外界から隔絶されたその世界には、人智を越えた能力をもつ人々が隠れ住んでいた。
彼らは一定の年齢に達すると、魔法の霧「テリジェンミスト」を吸い込み、超人類インヒューマンズとなるための儀式を行うが、誰もが超能力を獲得することができるわけではない。
アティランは、超能力に目覚めることのできなかった人々が地下労働に従事させ、彼らの働きによって支えられていたが、超能力を持つ人々の彼らへの反感は高まる一方だった。
そんな彼らを支配する王族でありながら、超能力を発現させられなかったマキシマスは、能力なきものの代弁者として決起し、王族を地球に追放するが、そこにはある思惑があった…

インヒューマンズの王。一つの街を簡単に破壊できる強力な声の持ち主。
国を率いる責任ある立場ゆえに多くの悩みを抱えているが、能力のために囁き声ひとつ出すことはできない。

ブラックボルトの弟。インヒューマンズとしての能力はない。
能力のない人々の代弁者であり、多くの人々からの支持されているため、王家から危険視されている。

インヒューマンズの王妃。喋ることのできないブラックボルトの通訳でもある。
見目麗しい優雅な女性だが、内面の気性は激しく、戦闘時には生きた髪が武器となって敵に襲いかかる。

インヒューマンズ王家の一員で最年少メンバー。メデューサの妹。
火、水、土、空気の4元素を操る能力の持ち主。まだ若いが、気高い志を持った王家の一員である。

インヒューマンズ王家の一員。ブラックボルトのいとこにあたる。
あらゆる人物や物事の欠点を見抜く能力を持った哲人で、ブラックボルトのよき相談役となっている。

インヒューマンズ王家の一員。軍のリーダーを務める生粋の戦士である。
その足は強力な地震波を発生させられる。直情径行だが、誰よりも真っすぐで心優しい人物である。

クリスタルの飼い犬。
見た目は巨大なブルドックそのもの。テレポート能力の持ち主で、王家の活動をサポートする。

月の都アティランに隠れ住む人類の中でも、テリジェンミストに適合して超能力を覚醒させた人々のこと。

月面に存在するインヒューマンズの隠れ里。
特殊な壁でその存在は周囲から秘匿されており、地球から送られた月面探査機も見つけることはできない。

人間をインヒューマンズに変える魔法の霧。
すべての人間が平等に能力を授かれるわけではなく、マキシマスのように発現しない者もいる。

ブラックボルト
・アンソン・マウント

マキシマス
・イワン・リオン

メデューサ
・セリダン・スワン