1-501 じぇらしーぱにっく!その3

「ハァ…………ハァ………ハァ……うぅ〜またイかされちゃったよ〜」
絶頂を迎えた上に潮まで吹いた恥ずかしさもあるのか由香は半月を描いた眉をハの字にして目に涙を浮かべたまま情けない声を上げる。由香は元々イキやすい体質のせいか、いつも僕が責めると簡単に絶頂を迎えてしまう。
「………可愛いよ、由香のイった時の顔」
耳元でそっと囁いた後、頬にそっとキスをしてあげる。その途端に由香は真っ赤にしていた頬を更に赤らめて再び最初の時と同じように頬をパンパンに膨らませた。
「も〜……バカバカ!!そんな事言われたって嬉しい訳無いでしょう!!」
覆い被さっている僕の下で由香は手をグーにして僕の胸板をポカポカと殴る。
「アハハ……ゴメンゴメン」幼児のように泣きながら暴れている由香の頭そっと撫で、僕は謝罪する。
「むーーーーーー!!」
うーん………笑ったり叫んだり恥ずかしがったりむくれたりで忙しいなこの娘…………
「ねぇ………由香」
彼女の機嫌を直そうと思った僕は由香の顔をじっと見ながら口を開いた。
「そろそろ……入れていいかな?」
「亮ちゃんのエッチ!!バカ!!色情魔!!なんでこんな状況でそんな事言えるのよ!!」


……火に油注いじゃった。
思い付く限りの罵詈雑言を口にしながら由香は更に顔を真っ赤にして怒り出した。
いや、だって僕もスボンの中でペニスがパンパンに膨らんで暴れてるからそろそろ我慢の限界なんです。
「……有紗先輩との関係もう辞めるって言ったら」
「え?」
「……もう浮気しないって誓ったら………入れていいよ」
ベッドの上でぶっきらぼうにプイッとそっぽを向きながら由香は呟いた。
僕はそんな由香がつい愛しくなり、覆い被さっていた由香に自分の身体を密着させる。
「わかった……もうしないよ」
もう一度耳元で囁きながら僕はスボンのジッパーを下ろして屹立している分身を取り出した。
「………来て、亮ちゃん」
潤んだ瞳で僕を見つめながら由香は熱っぽい声を上げる。
僕もそれに応えるように自分の肉茎を手で握り締め、黒髪と同じく艶やかな陰毛が生い茂る秘裂にゆっくりと肉茎をあてがう。
膣口に亀頭が触れると由香の身体が小刻みに震えた。目を固く閉じて握った拳を口元に当てて僕が来るのを待っている。
「………行くよ」
その言葉を言い終える前に僕は腰を突き刺していった。
「ふゃっ!!………あぁぁっ!!」

由香の膣内にペニスを根元まで突き入れた瞬間、由香の身体が雷に打たれたようにビクン、ビクンと震えた。肉棒を迎え入れた事に喜悦を感じているのかもしれない。
「はぁ……ッ……太い………太いよぉ」
うっとりとした声を上げて由香は膣内全体でペニスの感触を確かめているみたいだ。
ゆっくり、ゆっくりと上下に腰を動かして由香の膣壁をえぐっていく。
「あっ………あぁっ!!………やぁ」
ピストン運動に身悶えし、由香は切ない声を上げ始めた。
何回かの突きの後で僕は膣の上部に亀頭を擦り付けるようにして突いてみる。
「だっ……ダメェ!!それダメェ!!変に……なっちゃうよぉ」
腰をビクつかせながら由香は僕の背中に手を回し、抱きついてきた。
お互いに身体を密着させながら下腹部を擦り合わせてクリトリスを刺激する。

「は、はっ……き、気持ち………良いよぉ」
膣内とクリトリスを同時に責められている由香は早くも絶頂を迎えそうになっていた。
一気に腰の動きを激しくさせて由香をイかせてあげるようにする。
「アッ!!あぁぁッ!!ダメ、亮ちゃん……イク、イっちゃうぅぅぅ!!!!」そう叫んだ瞬間、由香の身体が再び痙攣に襲われて全身がベッドの上で何度も跳ね上がった。
それと同時に膣内がギュウゥゥゥっと締まり、ペニスを締め付けてきた。
「くぅ……!!」
膣内の締め付けに耐えきれなくなった僕も精液を由香の膣へと放出する。

「ハァ……ハァ………亮………ちゃん」
目をトロンとさせた由香が再び僕を強く抱きしめてくる。僕もそれに倣って由香の身体を抱きしめた。






「………ねぇ亮ちゃん」
営みを終えた僕たちは後始末をしてベッドで並んで座っていた。僕が服をしっかりと着たのに対し、由香は服は着ないで毛布にくるんだままになっていた。

「ん?何?」
「私アイスクリーム食べたいなぁ〜」
唐突に由香がそんな事を言ってきた。
「アイスクリーム?」
「うん。だから持ってきて」「自分で取って来なよ。冷凍庫に入ってるから」
「……む〜」
「はいはい、わかったよお嬢様」
これ以上ふてくされても困るので僕は扉を開けて一階に下りる。
一階の台所の冷凍庫からカップのアイスクリームを一つだけ取り出し、スプーンを持って二階の自室へと戻ってきた。
「はい。持ってきたよ」
アイスクリームとスプーンを毛布にくるまっているお嬢様へと差し出したが、由香は受け取らなかった。
「……食べさせて」
「はい?」
「も〜亮ちゃん鈍い!!だから、アーンして食べさせてって言ったの!!」

相変わらずよく分からない怒られ方をした僕は由香の言った事をようやく理解した。
「分かったよ……はい、アーン」
アイスクリームの蓋を取ってスプーンで一口すくうと由香の口元まで運んであげる。
「ア〜ン」
口を開けていた由香はスプーンが口に入ったのを確認するとパクッと口を閉じてアイスを口の中でゆっくりと味わう。スプーン食べちゃダメだよ。
「えへへ〜美味しい」
顔をほころばせて由香は笑う。
「もう一口ちょうだい」
「ハイハイ。ほら、アーン」「ア〜ン」
再びアイスクリームを口にした後、由香はいきなり身を乗り出してきた。
「…………んっ、ちゅっ」
由香にキスしてきた。しかも普通のキスではなく、自分の口に入っていたアイスクリームを僕の口の中へ入れてきた。
「エヘヘ、口移し〜」
してやったりな表情を浮かべ、悪戯っぽく笑う彼女に僕も釣られて笑ってしまった。

         END
2008年07月20日(日) 12:53:08 Modified by amae_girl




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