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「全くだらしない男ね」
完全な闇の中で、聞き慣れた声が響いた。
「えっ!??」
驚いて振り向く古市の目の前で、闇がゆっくりと人の形を作り始めた。
「アンタは戦力としてなんか誰もあてにしてない…こんな惨めなことがある?なのに何でヘラヘラ
してんの、みっともない」
闇は、ラミアの姿になって古市を罵倒し続けている。
ああこれは夢だ、夢だから今は離れているラミアとこうして会えているのだと不思議に理解が
出来るのがおかしかった。罵倒されながらも隠れて笑う古市が気に障ったのか、闇のラミアが
本物そっくりに手を上げる。張り飛ばそうとでもいうのだろう。
しかし、そこまで腑抜けてもいないのであっさりその腕を掴むと、先手を取られて心外とでもいう
ように思いきり睨んできた。
何から何まで本物の憎まれ口を聞く可愛いラミアと同じだ。やっぱり男鹿や邦枝先輩と一緒に
島に行けば良かったかも知れない、などと不届きなことを考えながらそのまま抱き寄せる。
「ちょっと、待ちなさいよっ」
「いーや、待たない。そんなにオレのこと気になっててこうして会いに来るなら、ちゃんと口で言えば
いいのに」
「な、何言…」
この姿がラミアの思いなのか、只の古市の妄想なのか、そんなことはもうどうでも良かった。今は
どの集団にも属することが出来ない鬱屈や欲をぶつけたくて仕方がない。
「離しなさいよっ」
「せっかく会えたんだから、Hなことしよっ」
「えっ…い、嫌…」
今の今まであれだけ罵倒していたというのに、闇のラミアが一杯に見開いた瞳に初めて怯えの色
を宿す。
「まあまあ、今更だろ」
震える唇を吸いながら如才なく抱き締めたままの身体を撫で回してみる。肌の手触りもやはり同じ
だった。この何もかも都合のいい展開を利用しない古市ではない。
「ぁあっ…」
早速服の中に手を入れて小さな乳房に直接触ると、面白いほどに反応を返してきた。

「は、なしてっ…」
必死で身を捩って逃れようとするところも、全く同じだ。それが悪戯心を刺激されていっそう腕に
力を込める。
「やだって言ったら?」
「たかが…人間の癖にっ…」
「喧嘩なんかからっきしな俺に、あっさり力で負けてるのってどう思う?」
「くっ…」
あくまでも悔しそうにしながら、けれど次第に潤んでくる瞳が雄弁に寂しいと訴えていた。本当に
素直じゃない。ほんの少し離れているだけでこんな目をさせてしまうのなら、やっぱり一緒について
行けば良かったのだ。
「離せったらっ」
「ラミア」
夢でも幻でも妄想でも、こうして触れることで大切な存在であることを再認識出来るのであれば
それだけで充分だと思った。
「離さないよ」
「あ…」
まだ何か言おうとしていたらしいラミアの唇から、溜息のように甘い声が漏れる。観念したのだと
都合良く解釈して、肌の手触りを楽しむことにした。
「悪くないだろ、な」
声を漏らすのが嫌なのか、ラミアは抱き締められたまま必死で唇を噛んでいる。そんなことをされて
可愛いと思わない筈もなく、わざと撫でながら滑らかな肌を傷めない程度に爪をたててみた。
「や、ぁんっ…」
何も知らない、とはとても言えない身体が正直に反応を返してくる。本当に、離れている間に誰か
こんな可愛いラミアに悪戯をしたらと思うと気が気ではなくなる。普段の態度が素っ気ないし何も
教えてくれないのでこちらからの連絡手段は一つもないが、とにかく目が覚めたら何としても話を
つけておこうと妙に冷静なことを考えていた。
「ふ、古市…」
縋るように切ない瞳がふるふると揺れている。会いたいとも寂しいとも決して言わないことが更に
消え入りそうな風情に見えた。
「俺は会いたかったよ」
かたくなに守っているささやかな自尊心が愛しい。

「ア、アンタなんて…」
ようやくおずおずと腕を回してきたラミアが、やっとというように言葉を搾り出す。
「だらしないし、どんな女にも平気で声かけるし、大嫌い…だから言うとおりになんか、絶対して
やらないっ」
「えっ、ちょっと」
心とは裏腹のそんな言葉と共に古市を思い切り突き飛ばすなり、そのまま元の闇の中へと掻き
消えてしまった。呆然としているうちに泥のように嵌まり込んでいた夢からふっと目覚める。
「…あ、良かったあ…」
どこか現実と繋がっているような夢は、目覚めても心地の悪さを感じて仕方がなかった。ふらふら
する頭を抱えて起き上がろうとすると側に置いた携帯が鳴る。
「はい、もしもし…」
『古市ね』
聞こえてきたのはラミアの声だった。
「あれ、ラミア?何で?」
『アンタがまたバカやってないか気になったから、携帯番号は男鹿に聞いたの』
携帯から聞こえてくる声は、いつものつっけんどんな態度を取る可愛いラミアだ。何も変わっては
いないのが妙に嬉しいのでついからかうような口調になった。
「へえ、心配してくれてたんだ」
『あ、当たり前じゃない。感謝してよね』
声はあくまでも高飛車なままだが、今までこんな些細なことで電話をしてきたことなどなかった。
もしかしたらラミアも同じ夢を見ていたのかも知れない。あの反応のリアルさは目覚めてもはっきり
思い出せる。
「そっちに会いに行きたくなったな」
『…勝手にしたら』
声が大きく揺れた。やはり会いたい気持ちはあるのだろう。夢でだけなんて全然足りないけれど、
どんなに離れていてもちゃんと心だけは繋がっているのが分かる。
「きっとどこででも会えるよ、ラミア」




このページへのコメント

漢字が読めない。よくわからなかった。難しい漢字はひらがなの方が私よかった。人気ないと思う。読む気しない。難しすぎる。大人の恋愛。はっきり言って合わないと思う。もうやめた方がいいと思う。気持ちはわかるけど読んだ人よくわからないと思う。学生の国語の勉強みたいで私嫌だった。よくないと思う。まだ早すぎると思う。考えから書いてほしかった。難しすぎもどうかと思う。もう終わりにした方がいいと思う。反省した方がいいと思う。ついていけなかった。気に入らなかった。大嫌い!

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Posted by 夜星桜音歌 2012年09月01日(土) 11:02:18 返信

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