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団体 企業?

概要

オルテガ湾?にて発祥した通商連合ギルド。職業、職種ごとのギルドのそのまた連合体。
所属料を徴収し、それで集まったお金で所属する商人、職人を、海賊、山賊、盗賊から防衛するための戦士を雇っていた。
新史歴23世紀?には全世界英雄協会に大口の「寄付」を行い、英雄を土地開発などでの護衛要員として派遣してもらう、というスタイルがこれに加わる。

所属料は売り上げの約7%にのぼるが、連合ギルド内の保険会社によるサービスも補償内容に含まれており、恩恵は充実している。
悪霊?群「僧侶喰らい?」の被害により、財務に携わる聖職者の殆どを失った教王庁の財務管理もしている。

会員企業規則

会員企業には守るべき企業倫理が課せられる。汚職や偽装などをしない、という点は他の職人、商人連合や連合ギルドにもあるルールだが、新史歴23世紀中盤以降にはこれに相手が持つ属性によって商品やサービスの取り扱いを拒否する事はいかなる理由でも許されない、という部分が順次加わっていった
そして世紀末には性的指向や、それに基づく選択もこれに含まれた。例えば相手が同性愛者、両性愛者だという理由では商品・サービスの販売・提供を拒否できないのは勿論、同性結婚の式典やパーティ用の景器菓子や花束などの販売も拒否できない。
また商業施設としての登録も受けている場合、宗教施設での結婚式執り行いも拒否できない。
このように、動機が宗教的なものであっても例外ではない。この特徴は23世紀末には多くの国家の法ともなっていたが、そうでない国も少なくなかった。

属性による差別が容認された国でも、会員企業規則の例外とはならず、もしも順守できないなら所属する事はできない。24世紀に入り、野に放たれた英雄たちや、活発化した魔獣や怪物、悪魔などによって世界的に安全が減退していくと、渋々ながら受け入れて傘下に入る企業も現れてきた。

所属企業の等級

オルテガ通商連合ギルドの所属企業はその規模や所属料の支払い金額などによって四つのクラスに分けられている。
上から順にプラチナ会員、ゴールド会員、シルバー会員、ブロンズ会員である。ほとんどの会員企業はブロンズである。

オルテガ通商会議でされる総帥選挙での投票権は全ての会員企業に存在するが、ブロンズ会員企業は会議には参加できず、今後の成長戦略といった連合ギルド全体の意思決定にも参与できない。
この会議においてシルバー会員は代表がオンラインで参加、そして会議の現場に参加し、議論の中枢部分を進行できるのはゴールド会員以上、という形になる。

総帥

オルテガ通商連合ギルドの代表は「総帥」と呼ばれる。条件は連合ギルドの会員企業いずれかの社員である事、ただ一つ。
規則上は一応ブロンズ会員企業の社員でも、ヒラ社員でも立候補は可能である。

セバスチャン・エメリック?のようなホモ・サピエンスでもなることができる。
有力な候補者を出せる上位の企業は少数者への配慮を整えている傾向が強いためか、24世紀に入って以降の歴代総帥には異性愛以外の性的指向の者や性別違和者もいる。
少数種族や他の少数派出身の総帥が居る事は、連合ギルドの先進性の象徴ともされた。

歴史

当初はオルテガ湾一帯の職人や商人どうしの集まりであり、ローカルな組織体だった。
しかし近代化に伴い、所属者に地域や国をこえて活動する企業が現れるにつれ、連合ギルドもその規模を拡大させる。

新史歴23世紀終盤に連合ギルド所属の企業にいた、犯罪組織「マフィア」の協力者たちが皆殺しにされる事件が起き(落雷の洞曜日?)、それにより連合ギルド内の勢力図が一新された。

新史歴2299年?Xデー、それに端を発する英雄危機の連鎖的発生に伴い信用と権威を失墜させる全世界英雄協会を支えた。
……ふりをしつつ協会内部や関連研究機関の人材をその財力で影響下に収めていき、支部として「オルテガ英雄協会?」を設立させる。
連合ギルドから重点的に寄付を受けたオルテガ英雄協会はやがて本部並みの設備で英雄を運用できるようになり、協会内での発言力を強めていく。

所在国の貴族を「領主」として招き、連合ギルド本部のあった経済特区一帯を貴族領としたが、実態はオルテガ通商連合ギルド領であった。
ギルドの献金によりその貴族は大公?位となり、「大公の助言のもと作られた施設部隊」は「通商軍」の名で知られ、英雄協会を呼べない場合にも動かせる戦力として活躍する。

地元の組織と協力する、という名目のもと、オルテガ英雄協会はオルテガ通称連合ギルドの意向に迅速に反応するようになった。
これにより、通称連合ギルドの傘下に入るメリットは増大し、世界各地でオルテガ英雄協会のような支部が生まれていくとこの傾向はさらに強まった。
そして最終的には全世界の約80%の企業が所属することになった。

新史歴24世紀において、オルテガ通称連合ギルドは世界情勢を安定させもしたが、その反面、それぞれ一国の国家予算なみの経済力を持つようになったプラチナ会員企業同士の主導権争い、そして会員企業規則を安全のために嫌々ながら受け入れていた傘下企業の不満を解消できていなかった等の病巣を抱えていた。
これらの問題は24世紀中盤にプラチナ会員企業の脱退という形で表面化。やがて脱退は連鎖し、通商連合ギルドは瓦解する。
その後連合ギルド会員企業規則と同じ倫理を維持する企業群とそれを内心で拒絶した企業群がそれぞれでまとまる。かといって、この二つの傾向を持つ諸企業も必ずしも仲間同士、という訳でもない。
各企業の所在国や地元民や英雄たちや果ては地獄の住人すらもその構図に参加し、理念や資源を巡り、世界各地で企業同士が文字通り砲火を交える企業戦国時代?が到来する。

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