ニャー＝ラソテプ

混沌の最たる【猫】。Nyar-lathotep。
猫と猫騎士の姿の他に九百九十八の相を持つ。【泥?】の属性を持つ精霊であり、千の顔を持つ故に「千面泥理精」の異名でも呼ばれる。
認識した全てのものを享楽に変えてしまうことから、修行者を悩ませる「内なる悪魔」になぞらえられる。
ニャー＝ラソテプの力を借りる邪法を記した魔術書では「秩序?という『変化への禁欲』を打ち砕く者」と記される。

猫の状態のニャー＝ラソテプは葉っぱのような形をしたマタタビの体毛を持ち、毛づくろいで固めた毛玉を宇宙中にばら撒く。
自身も様々な化身へと変化し、世界中、世の中に顕われては混乱を発生させる。宇宙の危機に直結するような危機もたびたび引き起こしている。
同時に複数の化身を存在させることができるものの、【猫】性を持つためか猫騎士いがいの姿の相は集団行動を嫌う孤立孤高の性質を持つ。

創生竜の一体焔竜メルトバーズの宿敵。ニャー＝ラソテプと相対するメルトバーズは「ファフニー＝グゥア（燃える竜）」とも呼ばれる。
メルトバーズの炎は、猫を誘惑し、全ての者を蠱惑するマタタビの毛玉を焼き尽くす。

もしもニャー＝ラソテプの気を向ける場所を指定できれば、
そこに地獄をもたらす隕石を直撃させることができる。

そこにクレーターはできない。死と混乱と退廃の巷が生ずる。