プロテッツィオーネ

人物魔法使い
新板魔法使いリスト?NO.66
【時を斬るモノ】　【刀の声を聴く魔法使い】

プロッテッツィオーネは、かく語りき
「毛穴の口など非効率よ。耳を澄まして声を聴け。さすれば刀は応えてくれる。真の剣術魔法は詠唱不要。刀と共に世界を語ろう。」

彼女は、時の大将軍によって荒廃した未来に生まれ、時空を斬って過去へと遡った。
そして剣術魔法の創始者たる遠野一剣斎と出会った彼女は、彼と協力することにより、剣術魔法の詠唱を大幅に改良することに成功したのだ。

プロッテッツィオーネの時間遡行は天照府の歴史を分岐させた。

簡易剣術魔法使いたちは天照府軍の主力となり（簡易でない剣術魔法の使い手のほうが強いが人数を確保できない）、
外敵や国内の反乱勢力や妖怪変化との戦いで大きな成果をあげた。

しかし、異界より来訪したアウター・エキノコックス「玉模前」の襲来により、
毛穴という「侵入口」を持ってしまっている簡易剣術魔法使い達はその群体に寄生され大量死を招いてしまう。
プロッテッツィオーネが介入しない時代線においては、この危機のために天照府幕府は海外の勢力の援助を求めざるを得なくなり、
「開国」を余儀なくされる。

こうして自国の武力だけで玉模前を撃退できた天照府は
開国することなく、他国からはほぼ物品・資源のみが行き来する、
という従来の状態を保つことができた。

この時代線において、天照府大将軍は政治の頂点、統治者であり続ける。

剣術魔法を語る上で外すことのできない存在であるプロッテッツィオーネの異名は
「時斬位?」「刀声聴者?」といった称号として剣術魔法の世界で用いられる。