トリエラのシューズ?// トリエラ,ヒルシャー,
 //&◆11JOrPQJtI ///// Novelette/,Romance/ 20776Byte /Text// 2005-07-16



トリエラのシューズ



トン、トン。

「こんにちわ。」

と、エッタが遠慮がちに部屋に入ってきた。

「いらっしゃい、ちょうど午後のお茶の時間なんだ。

まあ、一杯やって。」



「あのぅ、ちょっとお話したくって」

「なんなのぉー。いいよ、聞いてあげる。」



「うーん。あのぉ、トリエラってさぁ。

強いしぃ、外国語も出来るしぃ。

なんだか、大人っぽくってうらやましいなって思って」

「そ、そうかな?」

「わたしなんか、いつまでも子供っぽいし、

トリエラみたいに仕事の手伝いなんか出来ないし」

「そんなことないじゃん、エッタだって強いじゃないか。

そんじょそこらの大人には負けないだろ」

「・・・、でも、いつまでも子供では、

いつか除是さんに愛想を尽かされないかなって、

不安になるの。」



「トリエラみたいに背が高かったら、大人の女の人みたいになれるのかなあ」

「だめだめ、私だって子供だよ。前に、ヒルシャーさんに、言われたよ。

警官に化けるなら胸に詰め物(パッド)入れなさいって。

まったく失礼しちゃうわよね。うーむ。何だか思い出したら腹が立ってきちゃった。」

「でも、いいよ。私なんか幼児体型&童顔&おかっぱ頭だもん。

詰め物して胸だけ出てても変に見えちゃうもん。(ぐすん。)」

「ちょっと、元気出しなさいよ。」



 二段ベッドの上からクラエスが、割り込んできた。

「よくかんがえれば、私たちは義体なんだから背丈を高くするのは簡単よ。

パーツ交換してもらって、長い足にして貰えばいいのよ。

10cmくらいは簡単にUPするんじゃない」



「そうか! クラエス有難う」

と、とたんに元気になって、エッタは部屋を出て行った。



「ちょっと、クラエス。オチビさんに変なこと言っちゃダメじゃない。」

「あーらそうかしら。たまには義体であることを利用してもいいんじゃない?」

「だって、ヘンリエッタは思いつめるから・・・。」

「若者よ、若いうちに愉しめ、だよ。トリエラ君」

「わかりました、クラエス先生。」

・・・30分後。

かん、かん、かん。

廊下で変な金属音がする。

トン、トン。

「はーい、あいてるよ。」

「へへ。トリエラ、ちょっといっしょに並んでみてくれるぅ?」

ヘンリエッタは、足まで隠れる長いスカートをはいている。



「まあ、背が伸びたじゃない。私と身長変わらないわ?

エッタったら、いったいどうしたの?」



「えへへ。」



と、ヘンリエッタはスカートをつまんで持ち上げて見せた。



靴の底に、ジュースの空き缶が縛り付けられている。



「いきなり足を交換なんて、お願いできないから、ちょっと試してみたの。

胸も見てくれる?」

「まあ、バスト80cmはありそうね。これって?」

「食器洗い用のスポンジを丸く切って入れてみたの」

「ふーむ。確かに私より年上になったみたい。クラエスはどう思う?」

「確かに体型はね。でも、顔は変わらないからねぇ。

やたら背の高い小学生にしかみえないわね。」



「クラエスは厳しいんだ。トリエラお姉さんとしては、

あと、リップに口紅をして、髪形を変えれば、立派に大人だと思うな」

「ありがとう、とりえら。 これで、ジョゼさん見直してくれるかなぁ。」

「うーん・・・。そうね、少し手伝ってあげるからこっちへおすわり?」

かん、かん。

「きゃあー!」

と、エッタはよろめいて転んでしまいました。

「あいたたた。」

「大丈夫? ちょっと空き缶では危ないね。

最近はあまり聞かないけど、世間にはシークレットブーツなんてのが

あって、背を高く見せる靴があるらしいよ。」

「そういえばそうね。エッタ、ジョゼさんに買ってもらいなよ。」

「そんなこと、ジョゼさんにお願いできるわけないじゃない。」

「そうね。ここは、プリシッラちゃんにお願いするしかないね。

よーし、私から頼んでみてあげるよ」

「本当? ありがとう。トリエラっていつもやさしいんだね」

「まぁね。トリエラお姉さんはいつもやさしいって日記に書いておいて」

「わかった。じゃあおやすみぃー。」



(・・・シークレットブーツか。私も試してみようかなぁ・・・。)

一週間後、トリエラはヒルシャーさんと、お仕事でした。

今日のトリエラの出で立ち。裾の広がった長めのパンタロンを履き、足元を隠しています。



「おや。トリエラ、なんかいつもと違うな」



「そうでしょうか?」



「今日は訊き込み調査と聞きました。

 以前にも指摘されましたが、

 警察官に化けられるよう工夫したつもりです。」



そう言ってトリエラはそっぽを向いています(ツーん)。

何かトリエラに違和感を感じたヒルシャーでしたが、

仕事前にトリエラの機嫌を損ねるのは得策でないと思い、追求しないことに。



「準備出来てるなら、出かけよう。」



 ・・・



ホテルへやってきました。



フロントにて、

「○○氏が宿泊しているはずだが確認したい。」

「お待ちください。・・・。○○氏なら、お部屋に在室です。4階のスイートになります。」

ヒルシャーは、(偽造の警察)手帳を開いて見せます。

「われわれは警察だ、念のためマスターキーを借りたい」

「わかりました。これをお持ちください」

「よし。従業員には近づかないよう言っておいてくれ。さあ、いくぞ」



二人は目指す部屋の前にやってきました。



トリエラが、

(「ヒルシャーさんは、本当は偽者なのに警察って言うと

簡単に信用してもらえるんですね。今度は、私が行きます。」)

(「ちょっとまて、トリエラ。ツインテールの警官なんていないぞ」)

(「大丈夫です。前に言われたことはちゃんと覚えています。」)

そういうと、トリエラは、さっとベレー帽を取り出し、

ツインテールを丸めて頭の上にすると、ベレー帽を被ります。

そして胸ポケットからサングラスを取り出し、装着しました。

(「あ、ああ。いいだろう。銃は抜くなよ。」)

(「判ってます。」)



「警察だ、話を聞きたい。ドアを開けなさい。」

チェーンをかけたままドアが開きました。

トリエラは、いつの間に用意したのか、黒革の手帳をちらりと見せ、

「警察だ、○○氏に少し話を聞きたい。手間は取らせない。すぐにドアを開けて。」

「ああ、判った。少し待ってくれ。・・・。ボス、警察が来てますが。」

「ああ、別に疚しいことは無い。明けてやれ。」



(「どうです、ヒルシャーさん。ばっちりでしょう!?」)

ちょっと嬉しくなってトリエラは振返るとヒルシャーさんについ、ウィンク!

トリエラのウインク光線を受けたヒルシャーは目を白黒させていました。

「うっ。ごっ、ゴホン。さ、さぁ、中に入って話を聞かせてもらおう。」

「よーし、テロリストたちの資金の流れの情報は取れた。

今日はもう仕事は終わりだ。トリエラ、食事でもして帰ろう。」



結局事情聴取が長引いて、夕闇が迫っていた。

二人は肩を並べて、歩んでいる。



「あの。ヒルシャーさん。」

「な、なんだ。」

「ヒルシャーさん、今朝、いつもと違うっておっしゃいましたよね。」

「確かにいつもと違うんですけど、わかりました?」

「うーん。そうだな。ちょっと待って。」

といって、ヒルシャーはトリエラと向き合って立ち止まります。



「いつもとズボンが違うな。今日は裾が広がったパンタロンみたいだな。」

「確かに、ズボンは変えましたけど服装は関係有りません。」

「それじゃあ、うーん。・・・。」

「こうやって並んだら、分かりません?」

「えっ。もっ、もしかして、トリエラ。背が伸びたのか?」



「正解です、半分ですけど。」

「いや、なんか変だと思っていたらそうだったのか。

ひょっとしてとは思ったんだが、君たち義体にはありえないことだと思っていたんだ。」

「この世の中では思いがけないことはしょっちゅうですよ。」

(うーん。たしかに、いつもは、僕の胸までしかないのに、今日は僕の肩より背が高くなってる。)

「トリエラ、いったいどうしたんだ。私の知らない間になにか手術を受けたのか? 勝手にそんなことをしてはダメだろう!」

「ちょっと、ヒルシャーさん。声が高いです。興奮しないで下さい。」

(ちぇっ、しょうがないな、種をばらすか。)

トリエラは、パンタロンの裾を引っ張り上げた。

「わかりますか? 上げ底の靴。シークレットシューズとも言いますけど」

「ふうん、なんだ。そうだったのか。しかし、いったいどういうつもりだ。

大人をからかうためだとしたら、質《たち》が悪いぞ。」



「そんなんじゃ有りませんよ。

私は、前にヒルシャーさんに言われたことで、

ちょっと傷ついていたんです。」



「傷ついたって・・・。君が?」



「ヒルシャーさんは私に何をいったか覚えていますか?」



「いや、うーむ。何のことだ、よく覚えていないが。」



「ヒルシャーさんは私に向かって、

『君の器量だ。うまく(警官に)化けられるさ。』

『警官にしては小柄だけど、髪を下ろしてサングラスをかければいい。』

って、いったんです。」

「だから今日は、警官に化けても怪しまれないように、背を高く見せようとしたんです。」

「そ、そうだったのか。変にうろたえてしまってすまない。」

「別に謝ってもらわなくたっていいです。」

「あ、ああ・・・。」



「で、ヒルシャーさん。さて、残り半分はわかりますか?

 私のどこがいつもと違うのか、ヒルシャーさん。答えてください!」

「おい、おい。トリエラ。そう、急に言われても。」

「わからないんですか? ふう(ためいき)。・・・もういいです。

せっかくのお食事のお誘いでしたけど、今は食欲有りません。

公社へ帰って寮の食堂で晩は済ませます。(つーん!)」

「とっ、トリエラ・・・。」



(「まったく、もう。ヒルシャーさんは気真面目なドイツ青年の典型ね。

朴念仁ったら、ありゃしない。それに、元ユーロポール捜査官の観察力は一体どうしたのよ。」)



(「トリエラ、急に何を怒ッテルンダ。ああ、年頃の女の子は難しいなぁ」)

その夜、トリエラ&クラエスの部屋では、

お茶会は開かれなかった。公社に帰ってきたトリエラの

不機嫌な様子に、エッタたちは遠慮したのだった。



トリエラは帰ってくるなり、ベッドに突っ伏した。

「クラエス・・・、今日は誰も部屋に入れないで・・・。」

「どうしたの、何かヒルシャーさんと気まずいことでもあったの?」

「うん・・・」

「・・・」

「私、自分でもヒルシャーさんにどう思って欲しいのかよく分からないし、

一体自分がどうしたいのかもわからない。」

そういって、トリエラは、少しの間泣いていたようだ。



少しトリエラが落ち着いた頃に、

とん、とん、ノックの音。

「トリエラ、いるかい。ヒルシャーだ」

(「クラエス、いないって言って」)

「ヒルシャーさん、どうぞ入ってください。」

(「ちょ、ちょっと、待ってよクラエス」)

(「ばかねぇ、言いたいことをちゃんと面と向かって言った方がいいのよ」)



「今、開けます」

ヒルシャーはクラエスに招き入れられ、テーブルについた。

「さあ、トリエラ」

と、促されて、トリエラは慌てて涙を拭いて、

ヒルシャーと向かい合わせに座った。

ヒルシャーは、手に小さな包みを持っている。

「今日のご褒美だ。明けてご覧」

トリエラは、無言で、包みを手にとり中身を取り出す。

小さなクマのキーホルダーであった。

「何かにアクセサリーでつけてもらったらと思って・・・。」

「私は礼儀知らずではありませんので一応お礼を言います。ありがとうございます。」

そういって、トリエラはうつむいている。

「どうした、トリエラ。泣いていたのか? 元気を出しなさい。」

「・・・はい。でも・・・今日は、ヒルシャーさんが・・・」

「はっきり言ってくれ、今日、私はトリエラに何か悪いことでもしたのかい。」

「・・・そうです。」

少し、トリエラは意地悪な気持ちになってきた。

「私の質問に答えて下さい。」

「私が今日はいつもとどう違っていたのか。

正解は半分でした。残り半分を答えてください。」

「元ユーロポールの捜査官なら簡単に気が付くと思います。」

しばらくヒルシャーは、トリエラを見つめていたが、

「降参だ、教えてくれるかい。」

「正解はこれです。」



そう言うと、トリエラは、いきなりヒルシャーの手をつかんで、

自分の胸に押し当てました。

 むにゅむにゅ。

「うっ、これは・・・。」

その豊かな胸の感触にヒルシャーはびっくりしました。

トリエラの胸に触ってしまって思いっきし赤面するヒルシャー。

「とっ、トリエラ。いつの間に?・・・。」



「ヒルシャーさんは忘れていたようだから言います。」



「ヒルシャーさんはモンタルチーノで私に向かって、

『君の器量だ。うまく(警官に)化けられるさ。』

って、言ったあと、『胸に詰め物がいるな』っていったんです。」



「だから今日は、警官に化けても怪しまれないように、一つは背を高くしました。

そして、胸に詰め物をしたんです。」



「ちょ、ちょっと。アレは冗談だったんだ。」



「私はまじめにやっているのに、冗談なんていわないで下さい」



「これは、いくらなんでもやりすぎだろう。

無理して大人の格好を真似することは無いんだぞ」



「大人の格好をまねしてはいけないんですか?」



「子供は子供らしく、自然な姿が一番だ。君は、今のままで十分だ。」



「そんな! ヒルシャーさんのために大人になろうとしたのに。」



「いいか、君はいつも冷静だし、頭もいい。私たちは二人でコンビで捜査活動を行っている。

 私は君を単なる子ども扱いしてはいない。君を信用して対等のパートナーとして

扱っているつもりだ。そのことは、トリエラも自分で分かっているだろう。

だから、こんな子供地味たことは今後は止めるように。」



「もう、子供、子供って言わないで下さい。

 それって一種のセクハラだと思います。」



「う・・・。とにかく、無理して背伸びする必要は無いんだ。

大人になろうとして、格好だけ真似てもだめなんだよ。」



「私、せっかくヒルシャーさんのために、・・・。」



とうとう、トリエラは半泣きです。

トリエラは、後ろを向いてしばらくもそもそしていましたが、

向き直るなり、詰め物の入ったCカップのブラジャー(実はプリシッラちゃん

の)をヒルシャーに押し付けました。

「ヒルシャーさん、もう帰ってください。」

「あ、ああ。」

「これ、プリシッラさんからの借り物ですから、

プリシッラさんにヒルシャーさんから返しておいてください。」

「うう・・・。」



「最後に一言、乙女心を踏みにじらないで欲しいです。」

「オトメゴコロ???」

「おやすみなさい!!」

そう言って、トリエラはヒルシャーを押しのけて、

廊下へ出て、どこかへ走り去っていきました。



呆然として部屋に取り残されたヒルシャー。

「・・・乙女心って・・・???」



「何してるんです。早く追っかけて下さい。」

と、二段ベッドの上からクラエス。

「ああ、分かった。」

星空を背景に、手すりに頬杖をついたツインテールのシルエットが浮かんでいます。

(あーあ。どうして私って、ヒルシャーさんには素直になれないんだろう?)

とトリエラは、遠い町明かりを見ながら黄昏ていました。



一方、ヒルシャーはあちらこちらトリエラを探していましたが、

外に出て、ふと建物を見上げると、本館の屋上に浮かぶ

シルエットを見つけました。

ヒルシャーは急いで本館の階段を駆け上がり、屋上へ出ました。





そっとトリエラの背後に近づくとヒルシャーは、

上着を脱いで、トリエラの肩に上着を掛けてやります。

「トリエラ、もう冷えてきた、部屋に戻らないと風邪を引くぞ」

「ひ、ヒルシャーさん」

トリエラは振り向きましたが、困ったような顔をしています。



トリエラは、俯いたまま、つぶやきました。

「私、ヒルシャーさんに少しでも釣合うような女性になりたかったのに」

「と、トリエラ・・・」

後に言葉が続かないヒルシャーでしたが、やがて、

「モンタルチーノでの捜査の時に話したことを覚えているか?」

「敵味方の話ですか?」

「『トリエラは私を絶対裏切らない。僕も君を絶対裏切らない。』

これはこの世で唯一信じることの出来る真実だ。」

「あの時、信頼できる味方が私だなんて言わないで下さいって言いましたけど」

「だが、私たちはお互い対等のパートナーとしてちゃんと仕事をしている。

だから、既にトリエラは私にとって釣り合ってるじゃないか」



(ああ、ヒルシャーさん。くそ真面目すぎっ。)



「そういうのとは違うんです。

うまく言葉で説明できないんですけど。」

「そうか・・・」

「心配掛けてすみませんでした。もう大丈夫です。

 私の事だから・・・おやすみなさい、部屋へ戻ります」

「とっ、トリエラ・・・」

後を追えないヒルシャー・・・。

トリエラ&クラエスの部屋にプリシッラちゃんが様子を見にきました。

トリエラが不在なのでクラエスに事の顛末を聞くと、

「まったく、彼って乙女の敵ね。トリエラの気持ちわかってないのかしら?」

と、憤慨しています。

「トリエラだって、素直になれないのはよくないと思いますけど」

「そんなことないわ。相手の心をうまく汲み取ってこそのパートナーじゃないかしら」

「ヒルシャーさんは、kuso がつくほど真面目だから・・・」

「ふーむ。案外本当は分かっているんじゃないかな。

でも、フラテッロ(兄妹)の関係にこだわっているあまり、

トリエラにうまく接することが出来ないってとこじゃないかしらね」

「トリエラだって、ヒルシャーさんの前では優等生を演じてますしね」

「あの二人って、お互い自分の本当の気持ちに戸惑っているんだよ。」

「トリエラにも勇気が必要ってことでしょうか」

「真面目な優等生の少女に告白させるのは酷だわね」

「ヒルシャーさんに勇気が必要ってことですね」

「まあね、でも、今回は私の作戦ミスだね。トリエラに謝んなくっちゃ」



 トリエラ&クラエスの部屋を辞したプリシッラは廊下で

帰ってきたトリエラに遭遇しました。

「ごめんなさい、トリエラ。おせっかいしすぎたかしら」

「いいえ、ちょっと私が浮わついていたのが悪かったんです。

 気にしないで下さい」

「そぉお、なにかあったらまた手伝ってあげるからね。じゃあね。」

「ありがとうございます、プリシッラさん」



 プリシッラが義体棟から出ると、星空をバックに

本館の屋上に佇む男のシルエットが浮かんでいました。



(ふーむ。一体どうしたらあの二人落ち着くのかしらねぇ。

 愛の堕天使としては、早速次の作戦練らなくっちゃ)



 今日も波乱万丈の社会福祉公社でした。





          <了>

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