最終更新: gunsringergirl_ss2 2009年11月16日(月) 22:12:46履歴
無題(いつもと同じなのに、いつもとは違った感じ) // リコ,ジャン
// // //,Snippet,General/ 3977Byte /Text //2004-03-01
無題(いつもと同じなのに、いつもとは違った感じ)
今日のアンジェは少し変だった。
せっかくお出かけしたのに倒れちゃったし、私は約束を破って敵をやっつけちゃったのに、ニコニコしていた。
話を聞いたら、マルコーさんに優しくしてもらったり、ほめられたりしたらしい。
うん。それは分かる。
分かるけど、よく分からない。
大きな機関銃を片付けながら、ジャンさんを見上げる。
今日の仕事は上手くいった。敵もちゃんとやっつけたし、言われたとおりに、建物に弾も当てなかった。
だけどジャンさんはなにも言わない。いつものことだ。
「――どうした?」
「いえ」
いつものことだから、別に何とも思わない。
「よし、引き上げるぞ」
ジャンさんが、無意識にかもしれないけど、私の頭を軽く叩いた。
前にも同じ事をされたことがあったけど、あの時はちょっと恐かった。
不思議だ。
今日のは少し、なんだろう――暖かい。どうしてだろう。
「なにをしている」
「すみません」
小走りで、ジャンさんの隣りに追いつき、並んで歩く。
いつもと同じなのに、いつもとは違った感じがした。
どうしてなのか、帰ったらヘンリエッタに聞いてみよう。
きっと知っている予感がする。
// // //,Snippet,General/ 3977Byte /Text //2004-03-01
無題(いつもと同じなのに、いつもとは違った感じ)
今日のアンジェは少し変だった。
せっかくお出かけしたのに倒れちゃったし、私は約束を破って敵をやっつけちゃったのに、ニコニコしていた。
話を聞いたら、マルコーさんに優しくしてもらったり、ほめられたりしたらしい。
うん。それは分かる。
分かるけど、よく分からない。
大きな機関銃を片付けながら、ジャンさんを見上げる。
今日の仕事は上手くいった。敵もちゃんとやっつけたし、言われたとおりに、建物に弾も当てなかった。
だけどジャンさんはなにも言わない。いつものことだ。
「――どうした?」
「いえ」
いつものことだから、別に何とも思わない。
「よし、引き上げるぞ」
ジャンさんが、無意識にかもしれないけど、私の頭を軽く叩いた。
前にも同じ事をされたことがあったけど、あの時はちょっと恐かった。
不思議だ。
今日のは少し、なんだろう――暖かい。どうしてだろう。
「なにをしている」
「すみません」
小走りで、ジャンさんの隣りに追いつき、並んで歩く。
いつもと同じなのに、いつもとは違った感じがした。
どうしてなのか、帰ったらヘンリエッタに聞いてみよう。
きっと知っている予感がする。
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