最終更新: gunsringergirl_ss2 2009年11月22日(日) 15:01:51履歴
無題(パンフレット)// リコ,ジャン,
// //Crossover,Snippet,/General/ 4403Byte / Text// 2004-06-23
無題(パンフレット)
真夜中――灯は消えた。おれがリコを見て、ジョゼがヘンリエッタをみることにした――
おれがそういいだした。
リコは寝る前の読書をしていた。『神の神秘の力があなたのものに』。椅子を引き寄せ、
やつの唇を読んだ=イエスに通じる内部の軌跡をしっかりつかみ、キリスト教のアメリカを
雑種化しようとするユダヤの共産主義者の陰謀と戦いましょう。あなたの寄付を私書箱へ
送ってください云々。
「リコ、訊きたいことがあるんだが」
「ええ、いいですよ」
「おまえは今読んでるパンフレットを信じてるのか?」
「ええ、そうですね。ここに書いてあるんだけど、この生き返った女がいってるんです。特別に
寄付した人は、天国へいったら、毎年、新車がもらえるってイエスさまが保障してるって」
たわごと。
「リコ、おまえ、最後にやった2,3回の任務のことはよくおぼえてるかい?」
「いえ、あんまり。始末屋のブルーノにはボンネット貫通してエンジンロック、
アンジェリカには約束守れませんでしたけど。ねえ、ジャンさんは食堂でうま
いランチをおごってくれますか?」
手錠を出す。「すまないが、小便をしてくる間、これをはめておいてくれないか」
リコは立ち上がった――あくびをして、体を伸ばす。ヒーターをチェック――太い
パイプ――重量物積載禁止。
開いた窓――九階分の落差――おかしなアホ毛女はにやにやしている。
「ねえ、イエスさまは自分で運転してると思いますか?」
やつの頭を壁に叩きつけ、悲鳴を上げるところを窓から放り出した
// //Crossover,Snippet,/General/ 4403Byte / Text// 2004-06-23
無題(パンフレット)
真夜中――灯は消えた。おれがリコを見て、ジョゼがヘンリエッタをみることにした――
おれがそういいだした。
リコは寝る前の読書をしていた。『神の神秘の力があなたのものに』。椅子を引き寄せ、
やつの唇を読んだ=イエスに通じる内部の軌跡をしっかりつかみ、キリスト教のアメリカを
雑種化しようとするユダヤの共産主義者の陰謀と戦いましょう。あなたの寄付を私書箱へ
送ってください云々。
「リコ、訊きたいことがあるんだが」
「ええ、いいですよ」
「おまえは今読んでるパンフレットを信じてるのか?」
「ええ、そうですね。ここに書いてあるんだけど、この生き返った女がいってるんです。特別に
寄付した人は、天国へいったら、毎年、新車がもらえるってイエスさまが保障してるって」
たわごと。
「リコ、おまえ、最後にやった2,3回の任務のことはよくおぼえてるかい?」
「いえ、あんまり。始末屋のブルーノにはボンネット貫通してエンジンロック、
アンジェリカには約束守れませんでしたけど。ねえ、ジャンさんは食堂でうま
いランチをおごってくれますか?」
手錠を出す。「すまないが、小便をしてくる間、これをはめておいてくれないか」
リコは立ち上がった――あくびをして、体を伸ばす。ヒーターをチェック――太い
パイプ――重量物積載禁止。
開いた窓――九階分の落差――おかしなアホ毛女はにやにやしている。
「ねえ、イエスさまは自分で運転してると思いますか?」
やつの頭を壁に叩きつけ、悲鳴を上げるところを窓から放り出した
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