焦点距離と画角
焦点距離とは
レンズの中心(主点)から像面(フィルムやCCDなど)の距離。
35mmフィルムカメラ用レンズの場合、一般的に35mmを基準としこれより短い距離のものを広角レンズ、150mm程度までのものを中望遠レンズ、200mm以上を望遠レンズと呼ぶ事が多いが、資料によっては35mmを広角レンズに分類するものもある。なお、焦点距離50mm付近のレンズは肉眼に近い見え方が得られるため標準レンズと呼ばる。
↓焦点距離が短いと像面に取り入れられる範囲が広くなり(広角)、距離が長くなると範囲が狭くなる(望遠)。
上図は焦点距離が長く画角(α)は狭くなっており、下図は焦点距離が短いが画角は広くなっている。この図では被写体との距離で違いを示しているが、下図の方が広い範囲を撮影できることが分かる。
しかしカメラは全て同じ大きさというわけではない。コンパクトカメラは焦点距離は短くなる。そこで上記に書いてあるように35mmカメラを基準として表記することがある。これがカタログなどでよく見かける「35mm換算」というやつである。なぜ35mmなのかというと、フィルムカメラメーカーとして有名なライカが最初に35mmとし、これが広まったためである。
画角とは
上図にあるように被写体とレンズが作る角度のこと。これもやはり35mmフィルムカメラでの値にて記述されることが多い。それは焦点距離と画角の関係が互いに対応しており、慣例的にわかりやすくなる。
標準レンズでの画角は45°となる。また魚眼レンズはレンズがドーム型をしており、画角が180°になる。これによって円形の写真が撮影できる。
ちょっとまとめてみた↓ちょっと違うところもあるかも。
焦点距離 | 画角 | タイプ |
---|---|---|
0〜21mm | 180°〜 | 魚眼〜超広角 |
24〜35mm | 〜62° | 広角〜標準 |
50mm | 45° | 標準 |
85〜100mm | 28°〜 | 中望遠 |
135〜300mm | 18°〜12° | 望遠 |
400mm以上 | 超望遠 |
2005年11月13日(日) 21:08:10 Modified by inkctmak
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焦点距離と画角 (7.09KB)
Uploaded by inkctmak 2005年11月13日(日) 12:56:30
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