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CCDとは

フィルムカメラの場合、光は直接フィルムに当たり記録されるが、デジタルカメラの場合は取り込んだ光をデジタルデータに変換する必要がある。その光を変換する素子の集合体がCCD。そして光を取り込む量というのはその面積に比例する。これはデジカメのみならずフィルムカメラでも同じなのだが、光の量が多ければ多いほどそれだけ情報も多くなり、ひいては理論的には”表現の豊かさ”に直結することになる。

デジタルカメラの仕様書(スペック)を見ると、1/1.8型とか1/2.4型というのを見ることができる。これがCCDレンズの大きさを表している。「インチ」と表記されていることもあるようだが、これは実はインチではないため、正確に言えば間違いということになる。なぜインチを使っているのかは、カメラの歴史をさかのぼる必要があるためここでは割愛。

具体的に見てみると、1/1.8型のCCDの面積は1/2.7型の面積の約2倍になるため、光の量も2倍取り込めることになる。またデジタル一眼などはフルサイズ(35mm)や4/3型などを使っているという。そして「400万画素」というのはCCD素子が400万個存在するという意味を持つ。つまり1/2.7型より大きい1/1.8型のカメラはCCDを400万個並べた時の大きさが変わってくる。これが表現力の違いになってくる。もちろん表現の幅が広い方がカメラとしては魅力が高いのは理解できるだろう。

しかし、CCDのサイズが大きければよいということもない。CCDが大きくなると端の部分の光量が足らなくなるという現象が起きてしまう。そしてさらにこれを解消しようとそれぞれのCCDごとにマクロレンズと呼ばれるレンズを設置することもあるが、光の量によってこのレンズの角度を変えなければならずこれも光のロスにつながってしまうらしい。つまり二重に光量が足らなくなってしまう現象が起きてしまう。
さらに、CCDが大きくなるということはそれだけCCDのチップサイズ(ICの大きさ)も大きくなってしまう。
このため、コンパクトデジカメの世界ではあまりCCDを大きくすることはできず、結果としてCCDのサイズと画素数とのせめぎあいになってくる。


CCDの大きい=カメラが高性能”というのは一種の基礎原理なのだが、CCDが大きいから良いカメラにはならない。それは上に書いたような理由からなのだが、これは実際に今現在売られているカメラを見ても、”CCDが大きいから”という理由で評価されているものはないのを見れば理解できる。実際の製品では、レンズの性能や画像を形成する回路の性能なども影響してくるからである。



参考サイト
デジタルARENA CCDサイズの意味は?
WS20の世界 - CCDサイズの真実



このページはdive for blue BLOG - デジタルカメラ仕様の見方(1)・・・CCDサイズ と同じです。
2005年11月13日(日) 12:40:13 Modified by inkctmak




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