PDF版はこちら
目次
高砂市初のマニフェスト(政策集)を発表した岡つねおさんのグループに対抗して、現職である田村市長側も「田村の約束」を発行しました。
期待通り、9月3日〜10日の市長選挙は政策中心の選挙となりそうです。
現行のマニフェスト同士を比較してみました。苦言を呈したいのは、田村マニフェストは前号でも書いた「誰が市長でもできる」事業を列挙しており、それが項目のほとんどを占めます。これでは水増しです。 さらに新規施策は財源を明らかにしておらず、期限と財源を明確にするというマニフェストの要件を満たしていません。
1年以内に実施するという口利き対応要綱などは逆に「なぜ今までできなかったのか」という施策です。私の興味ある項目をピックアップして比較表を作りましたが、私から見ると、岡マニフェストの圧勝です。
とはいえ、「ワンストップサービス」「子ども医療費無料化」など共通の良い新規の政策もいくつかあります。
今後は公開討論会もいくつか企画されているそうです。最終的に市民が満足できる市政づくりのために、さらにこうした政策議論を深めてほしいものです。
■田村マニフェストが4年だけなのは、「長期計画や理念がない」ということを見事に表しています。争点は「現状維持か改革か」です。
国体は9月下旬〜10月開催
高砂市はハンドボールと硬式野球です
http://www.habatan2006.jp/habatan_club/habatan/
に「はばタンカーニバル」やグッズあり
はばタンは娘のお気に入り
娘がやたらとはばタンにはまっています。人形をぶらさげて走り回り、「はばタンカーニバル」というテーマ曲が鳴れば踊り出します。「お父さんは国体はあんまり好きじゃないんだけどな」とつぶやきながら、私もつきあってます。
官製のスポーツ大会である国体はもはや時代遅れですし、「開催県は必ず1位」などという変な伝統もやめて欲しい。
政治的にはそう思うのだけど、やっぱりはばタンはかわいいし、大型イベントはわくわくしますね。曲が鳴ると一緒に踊っています。
ベビーサインは大事
娘は1才8か月ですが、まだしゃべりません。こっちの言うことは良くわかっているようだし、指差しで意志表示するのですが、やっぱり時々よくわかりません。最近、思うように通じないと娘は泣いたり叫んだりするようになりました。
少しでも意志が通じればと思ってベビーサインの本を買いました。たくさん種類があって難しいのですが、要は何かのサインで意志を通じ合えばいいんだなと割り切っています。親子で考えたら、
「おいしい」「ウンチしそう」といろんなサインを送ってくれます。
ほんとに面白い、見てて飽きないね。
ベビーサイン協会のHP
http://www.babysigns.jp/index.html
※高砂市民まちづくり協議会で集まった7人の高齢者のうちの4人を抜粋
例えば、年収280万円(年金での収入)の人をモデルにすると
昨年は 280万-(公的年金等控除145万+老齢者控除48万+その他控除50万)
=162万円 の37万円への課税となり、この額が国保料などの算出基礎
今年は 280万-(公的年金等控除125万+その他控除50万)=105万円への課税、国保などの算出基礎
もらう額は同じなのに、税金や各種料金の計算では「収入増」の扱い!
約3倍!
最近、市民相談が急増しています。市の国保と介護保険の窓口にも問い合わせが多いそうです。そして、そのほとんどが「こんなに国保料金や介護保険料が上がるはずはない。何かの間違いでは?」と市民からの疑問や苦情だそうです。
これは所得税の控除額見直しによる影響です。「公的年金等控除」「老齢者控除」といった税の優遇措置が廃止や削減され、もらう金額が同じでも所得税の対象額が増えたからなのです。
非常に単純化したモデルを上に書きました。様々な個人的な状況もあるでしょうが、私の調査範囲では「高齢者の夫婦とも健康な家庭、年収300万以下」に増税が直撃しているように思われます。その額は年10万円以上です。しかも、この増税には「経過措置」があり、来年までこの調子でアップし続けていきます。とんでもない事態です。
もちろん、これは「国」が一番悪いのですが、「財政上仕方ないから」と市も国保や介護保険を上げました。それらがすべて集中して特定の層に負担増となっているのです。
歯がゆいのは、個人情報の壁に阻まれて、正確な実態が把握できないことです。高砂市は今すぐに実態調査に乗り出すべきです。
また、19年度に予定されている「水道、下水道(33%アップ)ダブル値上げ」、「国保料の値上げ」は慎重におこなうべきです。私は行財政改革派であり、公共料金の値上げすべてに反対はしません。しかし、時期とタイミングが悪ければ市民が必要以上に苦しんでしまいます。
井奥の提言 こうすべき
▽今すぐ実態把握の調査を
(アンケート、相談窓口強化など)
▽国に実態を知らせ、経過措置の延長や軽減分の財源を要求すべき
▽19年度は下水道料金の値上げだけにすべき(国保は滞納整理を徹底、水道は経営改善の議論をしてから)
高血圧症の薬 1年間で[3割負担 国保の場合]
9860円→2190円 (7670円の個人レベルで節約)
(沢井製薬のHPの例より)
実は国保への負担は 2万5567円の節約
ジェネリック薬品は「安くて効果は同じ」薬の種類です。半分から1/3という価格ですので、個人負担を抑えられるだけでなく、国保会計への医療費請求も抑えられます。
特許が切れた薬を使って開発コストを抑えていますし、種類によっては新薬より安定している場合もあります。
これだけ、良い点だらけの薬なのに、なぜか日本では普及していません。医者が処方せんに書きたがらず、新薬を使いたがる傾向にあるからです。しかし、4月より処方せんの様式が変わり、希望すればジェネリック薬品を選択することができるようになりました。市民病院でも5月より対応をしています。特に慢性病で同じ薬を処方される場合に節減の効果があるようです。
ぜひ、みなさんかかりつけのお医者さんに「ジェネリック希望」と伝えてください。
■負担増に対して、「70まで真面目に働いて、わしらが何をしたというんだ。長生きがあかんのか」 高齢者の厳しい声が聞こえてきます。
■医薬分業のせめてものメリットは「ジェネリックに切り替えても病院利益は関係ない」ことです。市民病院は率先して導入すべきです。
目次
高砂市初のマニフェスト(政策集)を発表した岡つねおさんのグループに対抗して、現職である田村市長側も「田村の約束」を発行しました。
期待通り、9月3日〜10日の市長選挙は政策中心の選挙となりそうです。
現行のマニフェスト同士を比較してみました。苦言を呈したいのは、田村マニフェストは前号でも書いた「誰が市長でもできる」事業を列挙しており、それが項目のほとんどを占めます。これでは水増しです。 さらに新規施策は財源を明らかにしておらず、期限と財源を明確にするというマニフェストの要件を満たしていません。
1年以内に実施するという口利き対応要綱などは逆に「なぜ今までできなかったのか」という施策です。私の興味ある項目をピックアップして比較表を作りましたが、私から見ると、岡マニフェストの圧勝です。
とはいえ、「ワンストップサービス」「子ども医療費無料化」など共通の良い新規の政策もいくつかあります。
今後は公開討論会もいくつか企画されているそうです。最終的に市民が満足できる市政づくりのために、さらにこうした政策議論を深めてほしいものです。
■項目 | 岡グループ | 田村グループ |
期限 | ○2期8年 | ×4年 |
財源 | ○明記 | ×明らかにせず |
市長の姿勢 | △公用車見直しと退職金見直し | ×日程の公開程度 |
図書館 | ◎8年以内建設 | △「見直す」のみ |
行革 | △ムダな管理職削減 | △現行どおり |
子ども | ○阿弥陀小08年 と学校耐震促進 | △医療費無料など(財源明記せず) |
不当要求 | ○危機管理室設置 | △口利き対応要綱 |
■田村マニフェストが4年だけなのは、「長期計画や理念がない」ということを見事に表しています。争点は「現状維持か改革か」です。
国体は9月下旬〜10月開催
高砂市はハンドボールと硬式野球です
http://www.habatan2006.jp/habatan_club/habatan/
に「はばタンカーニバル」やグッズあり
はばタンは娘のお気に入り
娘がやたらとはばタンにはまっています。人形をぶらさげて走り回り、「はばタンカーニバル」というテーマ曲が鳴れば踊り出します。「お父さんは国体はあんまり好きじゃないんだけどな」とつぶやきながら、私もつきあってます。
官製のスポーツ大会である国体はもはや時代遅れですし、「開催県は必ず1位」などという変な伝統もやめて欲しい。
政治的にはそう思うのだけど、やっぱりはばタンはかわいいし、大型イベントはわくわくしますね。曲が鳴ると一緒に踊っています。
ベビーサインは大事
娘は1才8か月ですが、まだしゃべりません。こっちの言うことは良くわかっているようだし、指差しで意志表示するのですが、やっぱり時々よくわかりません。最近、思うように通じないと娘は泣いたり叫んだりするようになりました。
少しでも意志が通じればと思ってベビーサインの本を買いました。たくさん種類があって難しいのですが、要は何かのサインで意志を通じ合えばいいんだなと割り切っています。親子で考えたら、
「おいしい」「ウンチしそう」といろんなサインを送ってくれます。
ほんとに面白い、見てて飽きないね。
ベビーサイン協会のHP
http://www.babysigns.jp/index.html
所得税 | 県・市民税 | 介護保険料 | 国保料 | 年金削減 | 負担増 | |
A(67才) | 2万4000円 | 7400円 | 1万5300円 | 3000円 | 7300円 | 5万7000円 |
B(82才) | 7万円 | 3700円 | 1万4200円 | 2万9000円 | 1万400円 | 12万7300円 |
C(76才) | ? | 7万100円 | ? | 2万8700円 | 8000円 | 10万6800円 |
D(73才) | 2万8000円 | 2万6000円 | 3万4000円 | 1万円 | 8000円 | 10万6000円 |
※高砂市民まちづくり協議会で集まった7人の高齢者のうちの4人を抜粋
例えば、年収280万円(年金での収入)の人をモデルにすると
昨年は 280万-(公的年金等控除145万+老齢者控除48万+その他控除50万)
=162万円 の37万円への課税となり、この額が国保料などの算出基礎
今年は 280万-(公的年金等控除125万+その他控除50万)=105万円への課税、国保などの算出基礎
もらう額は同じなのに、税金や各種料金の計算では「収入増」の扱い!
約3倍!
最近、市民相談が急増しています。市の国保と介護保険の窓口にも問い合わせが多いそうです。そして、そのほとんどが「こんなに国保料金や介護保険料が上がるはずはない。何かの間違いでは?」と市民からの疑問や苦情だそうです。
これは所得税の控除額見直しによる影響です。「公的年金等控除」「老齢者控除」といった税の優遇措置が廃止や削減され、もらう金額が同じでも所得税の対象額が増えたからなのです。
非常に単純化したモデルを上に書きました。様々な個人的な状況もあるでしょうが、私の調査範囲では「高齢者の夫婦とも健康な家庭、年収300万以下」に増税が直撃しているように思われます。その額は年10万円以上です。しかも、この増税には「経過措置」があり、来年までこの調子でアップし続けていきます。とんでもない事態です。
もちろん、これは「国」が一番悪いのですが、「財政上仕方ないから」と市も国保や介護保険を上げました。それらがすべて集中して特定の層に負担増となっているのです。
歯がゆいのは、個人情報の壁に阻まれて、正確な実態が把握できないことです。高砂市は今すぐに実態調査に乗り出すべきです。
また、19年度に予定されている「水道、下水道(33%アップ)ダブル値上げ」、「国保料の値上げ」は慎重におこなうべきです。私は行財政改革派であり、公共料金の値上げすべてに反対はしません。しかし、時期とタイミングが悪ければ市民が必要以上に苦しんでしまいます。
井奥の提言 こうすべき
▽今すぐ実態把握の調査を
(アンケート、相談窓口強化など)
▽国に実態を知らせ、経過措置の延長や軽減分の財源を要求すべき
▽19年度は下水道料金の値上げだけにすべき(国保は滞納整理を徹底、水道は経営改善の議論をしてから)
高血圧症の薬 1年間で[3割負担 国保の場合]
9860円→2190円 (7670円の個人レベルで節約)
(沢井製薬のHPの例より)
実は国保への負担は 2万5567円の節約
ジェネリック薬品は「安くて効果は同じ」薬の種類です。半分から1/3という価格ですので、個人負担を抑えられるだけでなく、国保会計への医療費請求も抑えられます。
特許が切れた薬を使って開発コストを抑えていますし、種類によっては新薬より安定している場合もあります。
これだけ、良い点だらけの薬なのに、なぜか日本では普及していません。医者が処方せんに書きたがらず、新薬を使いたがる傾向にあるからです。しかし、4月より処方せんの様式が変わり、希望すればジェネリック薬品を選択することができるようになりました。市民病院でも5月より対応をしています。特に慢性病で同じ薬を処方される場合に節減の効果があるようです。
ぜひ、みなさんかかりつけのお医者さんに「ジェネリック希望」と伝えてください。
■負担増に対して、「70まで真面目に働いて、わしらが何をしたというんだ。長生きがあかんのか」 高齢者の厳しい声が聞こえてきます。
■医薬分業のせめてものメリットは「ジェネリックに切り替えても病院利益は関係ない」ことです。市民病院は率先して導入すべきです。