・鉄腕アトムに見る手塚治虫の思想
・ロボット倫理憲章草案にみる韓国案の思想
韓国案はロボットの「人権」「生命尊厳」を求めている一方で、
ロボットに対して「人間の命令に従順である」ことを求めている。
ともあれ、韓国案が期待する「韓国の在るべき社会像」は窺える。
・「ロボット工学三原則」にみるアイザック・アシモフの思想
人間の命令に忠実である事をロボットに求め、心や尊厳性は考えない。
すなわち、マシーンとしてのロボットを想定していることは明白です。
ロボットを如何に上手に・安全に使いこなすかに焦点は絞られている。
ロボットへの命令は体内にインプットされた情報指令に書き込まれる。
使用目的は戦争用・宇宙用・水中用など、安全および目的遂行である。
・AIBO版「ロボット工学三原則」にみる ソニー企業の思想
ロボットの「心」について、ソニーの説明はボカサレているみたい。
人間に対して「注意と愛情」を向けたり・反抗的に見せたりとある。
この程度ならロボット体内にインプットされた情報で操作できます。
敢えて、AIBO版に「心」が必要とは思われないけれど、危険性は潜む。
ソニー企業の生命観・尊厳観を注意深く観察しなければなりません。
ソニーのロボット観は人間の「慰み」「ペット」的な機能となります。
ペットを慰みと捉えるならば、人間に危害を及ぼしてはなりません。
人体型ロボットや動物型ロボットの「使用目的・モラル」の問題です。
ペット型ロボットを扱う内に人は「生命・尊厳」に鈍感になり易い。
それはネットのブログペットが助平心を煽っている現状が証明する。
・「心」を持つロボット
生命・倫理・生命尊厳などを重要な課題として、真摯に捉えている。
地球に優しい町、人間に優しい社会を目指すには「心」が必要です。
「心」を持つ相手とのコミュニケーションなしに、人間は育たない。
今日の日本人が他人の痛みに鈍感なのも、心の交流がないからです。
・「心」を持たないロボット
ロボットは所有者の思いどおりに従がうことを主題として作られる。
心を持たないロボットとの意思の疎通はなく、利便性の提供である。
恐ろしいことに「ペット」型に供されるのは心のないロボットになる。
心の通じないマシーンをペットにする内、人の痛みを感じなくなる。
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