ロボットにロボット法が作られるなら、万能細胞から生れた人間にはどんな法を用意すべきでしょうか? 人間とは? 人間はどう生きるべきか?

鉄腕アトム

・手塚治虫は人間と全く同じ心を持ったロボットを想定していました。

・ロボットも普通の良き市民として人間とともに生活するようになる。

・アトムは不慮の事故で亡くなった子供の身代りとして誕生しました。

・人間と同じく喜怒哀楽・希望・絶望・勇気・夢・努力の心を備える。

・アトムには両親・弟・妹が授けられ、学校に通って勉強を学びます。

・人間と異なるところは、身体の構造や組成分子・機能などでしょう。

・故に、栄養補給や心肺機能の仕組みや意味が人間と多少異なります。

・手塚治虫はそのような物理的違いは違いとしてそのまま・置きます。

・ロボットが人間と決定的に異なる点は、何遍でも蘇生できる事です。

・さらに痛みを感じない・超人的機能やパワーを持つことが可能です。

鉄腕アトムが住む社会

・アトムはその身体的特徴によって様ざまの事件に巻き込まれていく。

・成長しない体のアトムは生みの親に身体的差異による虐待を受ける。

・人間を信じるように作られたアトムは悪人たちに何遍も騙されます。

・人間に暴力を振えない設定のアトムは、そのために窮地におちいる。

・矛盾する法律に振り回されたアトムは解体されるけれど、蘇生する。

・アトムの能力を発揮して社会的な活躍をしたときは表彰されもする。

・事件を振り返ってみて、アトムが住む環境は未成熟な社会と分かる。

・未成熟社会に住んでいる人々は、未成熟社会に不満を抱くばっかり。

・アトムが活躍したときは喜んで、アトムを誉めそやす善人ばっかり。

・アトムが失敗したときは怒って、アトムを叱りつける善人ばっかり。

鉄腕アトムの理解者

・活躍して人々の役に立てたことを知ったときのアトムは幸せでした。

・活躍しなくても家族の幸せな顔を見られる日のアトムは幸せでした。

・友だちの手伝いをして喜ばれると、それだけでアトムは幸せでした。

・友だちが元気に登校して勉強する姿に接して、アトムは幸せでした。

・道行く人たちが和やかにしているだけでもう、アトムは幸せでした。

・アトムの存在を知ってくれる人がいるだけで、アトムは幸せでした。

・お使いに行けることも幸せ、勉強して幸せ、オヤスミの挨拶も幸せ。

・善人にとに角怒られて・しょげてたアトムは、それでも幸せでした。

・解体役人の処分を受けながらも、アトムはきっときっと幸せでした。

・だけど何もない暗闇で一人・ジッとしているアトムは幸せだろうか。

 (理解者とは、鉄腕アトムを幸せな環境に包んでいる人なのです)

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