ゴバイシ
ゴバイシ
ヌルデ
Rhus javanica
嚢状虫瘻
食薬区分:「専ら医薬品」から「非医薬品」へ変更
白膠木
ヌルデ(白膠木)はウルシ科の落葉高木で東南アジアから東アジア各地に自生する。別名フシノキ、カチノキ(カツノキ)。学名はRhus javanica Linn。ヌルデの名は、かつて幹を傷つけて白い汁を採り塗料として使ったことに由来するとされる。フシノキは後述する生薬の付子がとれる木の意である。カチノキ(勝の木)は聖徳太子が蘇我馬子と物部守屋の戦いに際し、ヌルデの木で仏像を作り馬子の戦勝を祈願したとの伝承から。ウルシほどではないが、まれにかぶれる人もいるので注意が必要である。
五倍子(ゴバイシ)は、ウルシ科ヌルデの葉上の虫こぶを乾燥したものを薬用とします。虫こぶとは、ヌルデノミミフシアブラムシがヌルデの若葉を刺激してできた嚢状の寄生物です。味は酸っぱく、寒性です。gallantannin、Gallic acid、脂肪、樹脂などを含んでいます。収斂、止血、抗菌、抗ウイルス、抗真菌などの作用があります。胃腸粘膜の保護、止血、脱肛などに用います。また、タンニン酸、没食子酸、ピロガロールの製剤原料や五倍子チンキの原料とされています。
ヌルデ
Rhus javanica
嚢状虫瘻
食薬区分:「専ら医薬品」から「非医薬品」へ変更
白膠木
ヌルデ(白膠木)はウルシ科の落葉高木で東南アジアから東アジア各地に自生する。別名フシノキ、カチノキ(カツノキ)。学名はRhus javanica Linn。ヌルデの名は、かつて幹を傷つけて白い汁を採り塗料として使ったことに由来するとされる。フシノキは後述する生薬の付子がとれる木の意である。カチノキ(勝の木)は聖徳太子が蘇我馬子と物部守屋の戦いに際し、ヌルデの木で仏像を作り馬子の戦勝を祈願したとの伝承から。ウルシほどではないが、まれにかぶれる人もいるので注意が必要である。
五倍子(ゴバイシ)は、ウルシ科ヌルデの葉上の虫こぶを乾燥したものを薬用とします。虫こぶとは、ヌルデノミミフシアブラムシがヌルデの若葉を刺激してできた嚢状の寄生物です。味は酸っぱく、寒性です。gallantannin、Gallic acid、脂肪、樹脂などを含んでいます。収斂、止血、抗菌、抗ウイルス、抗真菌などの作用があります。胃腸粘膜の保護、止血、脱肛などに用います。また、タンニン酸、没食子酸、ピロガロールの製剤原料や五倍子チンキの原料とされています。
2007年04月25日(水) 20:16:49 Modified by kenko_health