最終更新: saikoromama 2010年07月03日(土) 01:59:58履歴
「…ねえ、ナーシア」
遠慮がちなアンソンの声に、ナーシアは振り向いた。
「…………なに?」
「ナーシアのスカート、ずいぶん短いよな。…気にならない?」
「――別に。動きやすいから」
エクスプローラーとして、密偵として、素早さを信条にする彼女にとっては動きやすさは最大の利点だ。
それを割り引いてもあまりに短いスカート丈が、アンソンには心配らしい。
「逆に、動くから気になるんじゃないか?」
「見えたところで、任務に支障はない。――ショートパンツも履いているし」
「……あ、履いてるんだ…」
わかりやすくガックリと項垂れるアンソンに、ナーシアは肩をすくめる。
「……日によっては」
「イヤ、日によるってどういうこと?」
アンソンが起き上がってすかさず突っ込みを入れる。ナーシアは面倒そうな顔をしながらも、律儀に答えた。
「任務の時は、ということ。――大体、下着だって履いているし」
「まあ、そりゃあ………そうだけど」
まだ複雑な顔のアンソンに――涼しい顔で爆弾を落とす。
「………日によっては」
「―――日によるんかいっ!!」
真っ赤な顔で慌てるアンソンを、その場に置き去りにして――ナーシアはすたすたと歩き出した。
「…って、ホントに日によるの?」
「そんなわけないでしょ。馬鹿」
〜後記〜
これが初のアンソン君でした。今より、突っ込み属性が高いな。
ナーシア様はこのときからあんまり変わりません(笑)
遠慮がちなアンソンの声に、ナーシアは振り向いた。
「…………なに?」
「ナーシアのスカート、ずいぶん短いよな。…気にならない?」
「――別に。動きやすいから」
エクスプローラーとして、密偵として、素早さを信条にする彼女にとっては動きやすさは最大の利点だ。
それを割り引いてもあまりに短いスカート丈が、アンソンには心配らしい。
「逆に、動くから気になるんじゃないか?」
「見えたところで、任務に支障はない。――ショートパンツも履いているし」
「……あ、履いてるんだ…」
わかりやすくガックリと項垂れるアンソンに、ナーシアは肩をすくめる。
「……日によっては」
「イヤ、日によるってどういうこと?」
アンソンが起き上がってすかさず突っ込みを入れる。ナーシアは面倒そうな顔をしながらも、律儀に答えた。
「任務の時は、ということ。――大体、下着だって履いているし」
「まあ、そりゃあ………そうだけど」
まだ複雑な顔のアンソンに――涼しい顔で爆弾を落とす。
「………日によっては」
「―――日によるんかいっ!!」
真っ赤な顔で慌てるアンソンを、その場に置き去りにして――ナーシアはすたすたと歩き出した。
「…って、ホントに日によるの?」
「そんなわけないでしょ。馬鹿」
〜後記〜
これが初のアンソン君でした。今より、突っ込み属性が高いな。
ナーシア様はこのときからあんまり変わりません(笑)
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