当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

 2017年6月29日放映のアメトーークを見た。テーマは「本屋でマンガ芸人」である。

 いつものスタジオではなく、書店でロケをしながら出演者たち(ケンコバ・有吉・川島・広瀬アリス)が自分たちの好きな漫画や漫画家について語るという企画である。
 ただ、各演者からは自分たちの好きな漫画の話がバラバラと出るだけで全然深みがなかった。「この漫画のここがこうおもしろい」とポツッと語られても、その作品を知らなければ「ふ〜ん」という感想しか生まれない。これならば、普段のスタジオでやっている回のように一つの作品について掘り下げてくれた方がまだその作品を知らない層にも楽しめる作りになったと思う(それだってホメ回になってしまう可能性が高いのでそんなにおもしろいものではないのだが)

 一番おもしろかったのは、ケンコバが「少年時代にエロ本を読んでちんちんが固くなった」というエピソードに有吉・川島・宮迫が乗っかったクダリである。広瀬アリスが露骨に嫌がる表情をしており、それを受けての蛍原の宮迫に対するツッコミも10年に一度のファインプレーだった。そのうえ、最後の広瀬アリスの発言も見事なオチになっていた(まあ、現場ではあんなに鮮やかではなかったものを編集で切り貼りしている可能性はあると思うが)。こういうのが出てこそ演者を一堂に集めてトークさせる意味があるというもんである。演者もスタッフももっと意識的にこういうクダリがたくさん生まれるようにやるべきだと思うんだけどなあ。

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