当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

作評トップ

Mafia: Definitive Edition

 マフィアシリーズの1作目です。大元はチェコの会社がWindows用に開発したゲームだそうです。そのリメイクに当たる作品です。
 舞台は1930年代(禁酒法時代)のアメリカです。シカゴをモデルにしたロストヘブンという架空の街です。プレイヤーは、ひょんなことから裏社会に身を投じた主人公のトミー・アンジェロを操って、マフィアの世界を体験することになります。

 ロストヘブンは、オープンワールドとして作られていますが、ゲームは各チャプターごとに決まった内容が展開するリニアな作りになっており、どこに行って何をすべきかは細かく指示があります。オープンワールドを自由に散策するには、「フリーライド」という専用のゲームモードを始めないといけません。サイドクエスト的なものは、「フリーライド」モードにあるにはありますが、数はかなり少ないです(10ちょい)。
 ストーリーは、裏切りや騙し討ちが跋扈し明日の命も知れぬ闇の世界で葛藤する主人公や周りの人物の心情が緻密に描かれたものになっています。分かりやすいハッピーエンドではありません。よくあるテーマではあるので、私はそんなに心打たれはしませんでした。後発の作品と比べるのはかわいそうかもしれませんが、同じようなテーマであればRDR2の方が重厚だと思います。

 ゲームの内容は、徹頭徹尾カバーに身を隠しながらの銃撃戦で、やることのバリエーションも少ないので、割りと早めに飽きが来ます。GTAシリーズのように飽きさせない工夫をもっとしてほしいものです。

 まあ、大元が2002年のゲームなので、こんなもんではないでしょうか。

作評トップ

管理人/副管理人のみ編集できます