当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

作評トップ

Spyro Reignited Trilogy

 スパイロの元祖三部作のリメイクです。ダウンロード専売で、日本語には対応しておらず、英語版しかありません(プレイステーションストアの説明文は日本語なので、私も騙されました)。1作目「Spyro the Dragon(邦題『スパイロ・ザ・ドラゴン』)」・2作目「Spyro 2: Ripto's Rage!(邦題『スパイロ×スパークス トンでもツアーズ』)」・3作目「Spyro: Year of the Dragon(日本未発売)」が一本になっています。

 スパイロシリーズは、クラッシュ・バンディクーシリーズの生みの親であるマーク・サーニー氏が手掛けた良質な箱庭アクションゲームです(シリーズ自体はその後方向性の異なる展開もされていますが、ここでは触れません)。日本ではとことん影が薄くで3作目に至っては発売すらされなかったのが不思議ではありますが、3作目がつまらないということではなく、内容は真っ当に進歩していっています。スパイロのアクションが増え、操作できるサブキャラが増え、ステージのギミックや種類もどんどん豊富になっています。低年齢向けの作品なので難易度は低めで、操作も単純なのですが、きちんと進めるにしたがってだんだん難しくなるバランスの調整も見事ですし、「グライド」という本作独自の操作で行けそうもないところにたどりつく快感は他の作品では味わえません。一つ一つの箱庭ステージは広くはないのですが、20世紀のゲームなのでこんなもんでしょう。

 本作では、ステージの構成はほぼそのままにグラフィックをほぼ一新してキレイにしてあるので、当時の興奮をそのまま再体験することができます。全編英語ですが、最悪キャラクターが何を言っているかが一切分からなくてもなんとなくできると思いますので、気にならない方は是非やってみてください。

作評トップ

管理人/副管理人のみ編集できます