・・・あらすじ・・・
不可解な父の死、母の自殺、患者の医療事故死…。
誠実な医師を次々と襲う不幸の奥には、切なくも恐ろしい闇が広がっていた。
家族を奪われ、すべてを捨てた男が行き着いた先は？
念願の医院開業が目前に迫った鳥影誠司の許に、父親の突然の失踪が伝えられた。
数日後、父の溺死体が発見されるも、その死の真相は謎めいていた。
数年後、誠司の医師としての評判から鳥影医院は、多くの患者を抱えるようになる。
だが、一人の肺炎をこじらせた患者がやって来た時から、誠実な医師に次々と不幸が襲いはじめる―。
サントリーミステリー大賞でデビューした著者の傑作長篇ミステリー。
・・・感想・・・
本に書いてあるプロフィールによると結城五郎さんは医者だったらしい。
なので、か、偶然か、医者が主人公です。
タイトルに偽りなし！
確かに哀しい罠です。
その罠にはまって行く主人公。
そして罠と気が付いて、今度は子供を守るために復讐するという話し。
内容は濃く読み応えがありました。
（06.05.26〜05.30）
結城 五郎〔著〕
税込価格 ： \1,890 （本体 ： \1,800）
出版 ： 角川春樹事務所
サイズ ： 四六判 / 347ｐ
ISBN ： 4-89456-181-6
発行年月 ： 2000.4
利用対象 ： 一般
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