・・・あらすじ・・
第一部「父二人」
文化大革命のさなか、中国残留孤児・陸一心は、スパイ容疑で労働改造所へ送られる。
彼の心によぎるのは敗戦時の満州。
家族と離れ離れになった少年・勝男(＝一心)は、長春で養父・陸徳志に引き取られ命を救われるのであった。
第二部「流刑」
無実の罪を着せられた一心は、労働改造所のダム工事で過酷な労働を強いられていた。
1970年8月、一心の実父・松本耕次は、故郷・長野の満州開拓団の慰霊祭に参加し、中国残留孤児の肉親捜しの話を聞いた。
第三部「再会」
内蒙古の労改へ移されて羊飼いをしていた一心は、破傷風にかかり巡回医療隊に担ぎこまれる。
そこで看護にあたったのは、看護婦・江月梅だった。
病床の一心は、月梅を通じて自分の境遇を養父母へと伝える。
第四部「黒災」（ヘイツァイ）
養父・徳志は一心を救済するため奔走する。
彼の努力は実り、1972年5月、一心は無事に釈放された。
同年9月、日中共同声明が報じられる。
鉄鋼公司に戻った一心は、翌々年の春に月梅と結婚。
そして燕々が誕生した。
第五部「長城」
最新鋭の鉄鋼プラントが東洋製鉄に発注され、一心と耕次は奇遇にも同じ事業に関わることになった。
日本人孤児捜しの話をするため北京に出て来た陸徳志、そして実の親子とは知らない一心と耕次の3人は万里の長城で出会う。
第六部「日本」
1978年、一心は突然の出張を命じられ、初めて日本を訪れた。
富士山を目の当たりにして脳裏をよぎるかすかな記憶…。
一方、勝男とあつ子が生きていたことを知らされた耕次は、日本人孤児捜しに参加する。
第七部「兄妹」
一心の妻・月梅は、北京に近い農村であつ子と思われる孤児・張玉花を診察する。余命いくばくもない彼女に会うため四岱屯へ駆けつけた一心は、35年ぶりに妹・あつ子と再会した。
ところが喜びもつかの間、あつ子の容体は急変する。
第八部「密告」
あつ子の死を看取った直後、耕次が現れた。
そのとき、二人は初めて自分たちが父と子であることを理解する。
養父母の家を訪ね、感謝の気持を伝える耕次。
実父の来訪に心を痛める養父母。
それはお互いにとってつらい対面であった。
第九部「父と子」
二度目の訪日で、無断単独外出禁止の規律を犯して一心は父の家を訪ねる。
小さな家に一人寂しく暮らす父。
母の写真、妹たちの位牌を見せられ、今はなき「家族」を感じる一心。
ところが、その外出中に機密書類を盗まれてしまう。
第十部「冤罪」
漏えい事件の査問を受けた一心は責任を問われ、内蒙古へ左遷された。
一心のかつての恋人・趙丹青は、日本人へ敵意を抱く夫の卑劣な犯行を知り離婚を覚悟で告発する。
そして一心は救われたのであった。
第十一部「長江」
冤罪を晴らして、一心は上海の建設現場へ復帰した。
1985年11月、華宝第一高炉に火が入り、抱き合う耕次と一心。
長江下りの船の中で「日本に帰って来てくれないか？」という耕次に「私は大地の子です」と、一心は中国に残る決心を伝える。
「大地の子」とは…
●小説
作家 山崎豊子が約300人の残留孤児を取材し、8年がかりで小説化したベストセラーです。
一人の中国残留孤児の少年が戦後を生き抜いていく様を描き、社会現象を巻き起こしました。
●ドラマ
1995年にＮＨＫにて「ＮＨＫ放送70周年記念番組」「日中共同制作ドラマ」として放送され、視聴者から寄せられた歴代反響件数では堂々の10位（ドラマ部門では第１位）に輝きました。
昨今のドラマとしては異例の、放送回数を重ねるごとに高視聴率を記録した20世紀最高峰のドラマです。
・・・感想・・・
日本映画専門チャンネルで1話から11話まで11時間半、一気に放送されました。
それほど見る気も無かったけど、1話目を何気に見てたら面白い！
で、結局11話まで一気に見ちゃいました。
はぁ〜〜、疲れた！
けど、しっかりと見ごたえがあって面白かったです。
中国やモンゴルの景色も本物で、中国全土の約1/4に及ぶ大ロケーションを敢行し、見事に映像化。
さすがNHK制作のドラマ！スケールが違う！！
こちらも見ごたえが在りますよ。
内容は、中国残留孤児の苦悩と成長と成功を描いています。
当時無名だったと言う上川隆也も、最初は確かに硬い演技だったような気がするけど、回を重ねる毎に良い味を出してきて、主人公『陸一心』を熱演していました。
ドラマを見ながら原作も読んでみたいと思いました。
が、ハードカバー4巻もあるらしい。
山崎豊子の作品は『不毛地帯』と『華麗なる一族』は何年か前にに読みました。
どちらも超長編！
細かい字でぎっしり2段！
きっと『大地の子』もそうなんだろうなぁ。。。
大地の子 (1995)
大地之子
放映日 1995/11/11〜1995/12/23
放映局 NHK
製作国 日本／中国
ジャンル ドラマ
演出： 松岡孝治 榎戸祟泰 潘小揚
原作： 山崎豊子
脚本： 岡崎栄
音楽： 渡辺俊幸
制作： 李清水 西冰
制作統括： 河村正一 村山昭紀
出演：
仲代達矢 松本耕次
上川隆也 陸一心（松本勝男）
宇津井健 柿田潔
チュウ・シュイ 陸徳志
蒋文麗 江月梅
永井真理子 張玉花
盖麗麗 趙丹青
田中好子 松本タキエ
呂中 淑琴
第一部「父二人」
文化大革命のさなか、中国残留孤児・陸一心は、スパイ容疑で労働改造所へ送られる。
彼の心によぎるのは敗戦時の満州。
家族と離れ離れになった少年・勝男(＝一心)は、長春で養父・陸徳志に引き取られ命を救われるのであった。
第二部「流刑」
無実の罪を着せられた一心は、労働改造所のダム工事で過酷な労働を強いられていた。
1970年8月、一心の実父・松本耕次は、故郷・長野の満州開拓団の慰霊祭に参加し、中国残留孤児の肉親捜しの話を聞いた。
第三部「再会」
内蒙古の労改へ移されて羊飼いをしていた一心は、破傷風にかかり巡回医療隊に担ぎこまれる。
そこで看護にあたったのは、看護婦・江月梅だった。
病床の一心は、月梅を通じて自分の境遇を養父母へと伝える。
第四部「黒災」（ヘイツァイ）
養父・徳志は一心を救済するため奔走する。
彼の努力は実り、1972年5月、一心は無事に釈放された。
同年9月、日中共同声明が報じられる。
鉄鋼公司に戻った一心は、翌々年の春に月梅と結婚。
そして燕々が誕生した。
第五部「長城」
最新鋭の鉄鋼プラントが東洋製鉄に発注され、一心と耕次は奇遇にも同じ事業に関わることになった。
日本人孤児捜しの話をするため北京に出て来た陸徳志、そして実の親子とは知らない一心と耕次の3人は万里の長城で出会う。
第六部「日本」
1978年、一心は突然の出張を命じられ、初めて日本を訪れた。
富士山を目の当たりにして脳裏をよぎるかすかな記憶…。
一方、勝男とあつ子が生きていたことを知らされた耕次は、日本人孤児捜しに参加する。
第七部「兄妹」
一心の妻・月梅は、北京に近い農村であつ子と思われる孤児・張玉花を診察する。余命いくばくもない彼女に会うため四岱屯へ駆けつけた一心は、35年ぶりに妹・あつ子と再会した。
ところが喜びもつかの間、あつ子の容体は急変する。
第八部「密告」
あつ子の死を看取った直後、耕次が現れた。
そのとき、二人は初めて自分たちが父と子であることを理解する。
養父母の家を訪ね、感謝の気持を伝える耕次。
実父の来訪に心を痛める養父母。
それはお互いにとってつらい対面であった。
第九部「父と子」
二度目の訪日で、無断単独外出禁止の規律を犯して一心は父の家を訪ねる。
小さな家に一人寂しく暮らす父。
母の写真、妹たちの位牌を見せられ、今はなき「家族」を感じる一心。
ところが、その外出中に機密書類を盗まれてしまう。
第十部「冤罪」
漏えい事件の査問を受けた一心は責任を問われ、内蒙古へ左遷された。
一心のかつての恋人・趙丹青は、日本人へ敵意を抱く夫の卑劣な犯行を知り離婚を覚悟で告発する。
そして一心は救われたのであった。
第十一部「長江」
冤罪を晴らして、一心は上海の建設現場へ復帰した。
1985年11月、華宝第一高炉に火が入り、抱き合う耕次と一心。
長江下りの船の中で「日本に帰って来てくれないか？」という耕次に「私は大地の子です」と、一心は中国に残る決心を伝える。
「大地の子」とは…
●小説
作家 山崎豊子が約300人の残留孤児を取材し、8年がかりで小説化したベストセラーです。
一人の中国残留孤児の少年が戦後を生き抜いていく様を描き、社会現象を巻き起こしました。
●ドラマ
1995年にＮＨＫにて「ＮＨＫ放送70周年記念番組」「日中共同制作ドラマ」として放送され、視聴者から寄せられた歴代反響件数では堂々の10位（ドラマ部門では第１位）に輝きました。
昨今のドラマとしては異例の、放送回数を重ねるごとに高視聴率を記録した20世紀最高峰のドラマです。
・・・感想・・・
日本映画専門チャンネルで1話から11話まで11時間半、一気に放送されました。
それほど見る気も無かったけど、1話目を何気に見てたら面白い！
で、結局11話まで一気に見ちゃいました。
はぁ〜〜、疲れた！
けど、しっかりと見ごたえがあって面白かったです。
中国やモンゴルの景色も本物で、中国全土の約1/4に及ぶ大ロケーションを敢行し、見事に映像化。
さすがNHK制作のドラマ！スケールが違う！！
こちらも見ごたえが在りますよ。
内容は、中国残留孤児の苦悩と成長と成功を描いています。
当時無名だったと言う上川隆也も、最初は確かに硬い演技だったような気がするけど、回を重ねる毎に良い味を出してきて、主人公『陸一心』を熱演していました。
ドラマを見ながら原作も読んでみたいと思いました。
が、ハードカバー4巻もあるらしい。
山崎豊子の作品は『不毛地帯』と『華麗なる一族』は何年か前にに読みました。
どちらも超長編！
細かい字でぎっしり2段！
きっと『大地の子』もそうなんだろうなぁ。。。
大地の子 (1995)
大地之子
放映日 1995/11/11〜1995/12/23
放映局 NHK
製作国 日本／中国
ジャンル ドラマ
演出： 松岡孝治 榎戸祟泰 潘小揚
原作： 山崎豊子
脚本： 岡崎栄
音楽： 渡辺俊幸
制作： 李清水 西冰
制作統括： 河村正一 村山昭紀
出演：
仲代達矢 松本耕次
上川隆也 陸一心（松本勝男）
宇津井健 柿田潔
チュウ・シュイ 陸徳志
蒋文麗 江月梅
永井真理子 張玉花
盖麗麗 趙丹青
田中好子 松本タキエ
呂中 淑琴
このページへのコメント
こちらにもおじゃまします。
大地の子・・・懐かしい
アタシは読んだ後にドラマをやるのを知って見ました。
名前がわからないけど中国のお父さん役の人がとっても印象に残っています。
本棚に眠ってるのを探してみようっと！