観察 (精神看護学)


【表情・言動・態度】
 変化の意味を把握する
 以上のような表情・言動・態度のうち必ず一つ以上は、程度の差はあるが、急性期から慢性期も含め寛解期にも観察できる
 このような表出現象が毎日観察されたり、ときどきあるいは突然表出されて消失することもある
 観察で必要なのは、その変化をとらえることである
 その変化が何を意味するのか(精神状態の悪化か回復か)を確認して対応することが必要である

【頭髪・服装】
 統合失調症の感情鈍麻による周囲への無関心、意欲の低下などにより、何をするのもおっくうとなったりといった病状から、服装に対しても気をつかわなくなり何日も同じ物を着ていたり、尿・便・食べ物等で汚れていても平気でいたりする

【話し方】
 話し方から、患者の精神的内面を推測することがある程度できるものである。口数が多いか(多弁)、ひとり言があるか(独語)、くどくはないか(迂遠)、もつれていないか、訳のわからない言葉があるか、話にすじ道があるか、急な沈黙があるか…等を観察する





タグ

管理人/副管理人のみ編集できます