遊星からの物体X

南極大陸の雪の中からエイリアンを発見した観測隊員たちは基地に持って帰ります。おぞましい姿のエイリアンは死んでいたものと思っていたのだけど、なんと冬眠しているだけだったのです。
基地で暖まったエイリアンは覚醒して、次々と隊員たちに襲いかかり同化しようとするのです。

家にあったビデオを久しぶりに観ましたが、20年たってもなかなか見応えのある作品です。
主役はカート・ラッセル。若いです。それにこれは今回見て気がついたんですが、「レクイエム・フォー・ドリーム」のマリオンにヘロインを売っていたビッグ・ティムことキース・デヴィッドが出演していたんですね。本当に映画って何度も見直すとおもしろい発見があります。

この映画の見所はなんといっても特殊メイクです。人間(動物)から「生きもの」に変異する映像は目に焼き付いてしまいます。顔面や腹部が一瞬で花が咲くときのようにぱっと開きます。そして中から長い舌やらお約束の白い液体やらカニの脚みたいな節くれ立った部品が飛び出します。
でも、それはもう見れば見るほど怖さを超えてよくもこんな発想ができたものだと感心してしまいます。頭から足が生えて机の下に逃げ込んだエイリアンは笑えます。自分を焼き殺そうとする隊員の目を盗んでカニのように走り去ろうとしますが、見つかってしまいます。瞬間、ぴたっと静止します。驚いたんでしょうか? 結局火炎放射器で焼かれてしまいました。
2005年12月21日(水) 07:05:09 Modified by miu511




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