ステップ2基礎
ステップ2基礎
MeSHなる言葉を知っていますか?
例えば、PubMedで、
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?db=P...
questionnaireと入力して、Goを押した後の画面で、Detailsを押してください。
すると、「(("questionnaires"[MeSH Terms] OR questionnaire[Text Word]) AND notpubref[sb])」
との標示がでます。
これは、MeSHとして、questionnairesが登録されていることがわかります。
例えば、Aなるキーワードが、他の分野ではBと呼ばれていたりCと呼ばれていたりするとします。すると、サーチボックスにAのみを入れて検索すると、BとCは検索されません。そこで、A or B or Cと検索語を入れることになります。しかし、Medlineでは、入力時に、このようなたくさんの呼び名があるキーワードに関しては、Aで代表するようにしているのです。すなわち、Bなる言葉で、論文が書かれていても、Aなる単語をMeSH Termsの項目に記載しておき、Bなる言葉の論文を、Aなる言葉のキーワードで検索できるのです。すなわち、MeSH TermsであるAなる単語で検索すれば、A or B or Cと同じ検索ができるのです。このような、上位語をMeSH Termsと呼ぶと理解してください。この上位語を知っていると、例えばCなる別名を知らなくてもOKなのです。
さた、上の、questionnaireは、例えばBなる単語です。そして、questionnairesがMeSH TermsでAとなるのです。ところが、上の場合では、Bなるquestionnaireを入力しただけです。それなのに、Aなるquestionnaireも同時に自動的に検索しています。これは、PubMedなるシステムに、既にBと入力されたら、これはAなるMeSH Termsでも登録されているので、Aでも検索しなさいプログラムされているからです。これは、便利ですね。すなわち、Medlineなるデータベースが大元にあり、それをPubMedなる検索エンジンで検索しています。過去に使われていたCD-ROM版の検索エンジンは、このような便利な機能はありませんでした。すなわち、同じMedlineなるデータベースを使っていても、そのアプリケーションの検索システムによって、同じキーワードで得られる内容が異なるのです。他の無料MedlineもPubMed以外(healthgateなど)にもありますが、違う検索エンジンです。どれが便利かは、まあ、PubMedで良いような気がしています。有料Medline(サンメディア、Ovidなど)には、もっと便利な機能もありますが。
このように、MeSH Termsを知らないと、検索に漏れが生じます。そして、本当に読まなければならない論文を見落とすことがあります。臨床でも研究でも、このような事がないように、MeSH Termsを勉強してください。MeSHを知らなかった方は、これまでの研究とか臨床で論文検索をしている場合、重要な論文を検索できずにいた可能性があるわけです。
(注意:実際にMedlineが、Bなる単語のある論文を入力する時に、必ずAなるMeSH Termsを入力しているかどうかは不明であります。Bと入力すると、自動的にAなるMeSH Termsも入力するようなソフト上で入力しているのか、手作業なのかは、僕は知りません。)
最近では、freeBMJなどとリンクもされております。たとえば、PubMedで、EBMとBMJでサーチするとでてくる、Pseudo-EBM-ers have their own lexiconなる論文をクリックしてもサマリーもありません。しかし、上のfreeBMJをクリックすると・・・・・。そして、その中のDown with EBM!のFull textをクリックすると・・・・。まあ、一度試してください。Ovitでなくても結構使える時代になってきてます。
これは、実は、検索から考えると新たな時代に入ることになります。すなわち全文検索です。とうぜん、Medlineは、抄録のみの全文検索と入力者のMeSH Termsによる、単純な言葉があるかないかの検索です。しかし、論文の全文になると、さらにいろいろな言葉での検索が可能になるわけです。
今後は、抄録だけでなく、全文に対しての検索じゃなければ、漏れがあるとの議論がでてくるかもしれませんね。
治療に関するEBMなら、ここでRCTとかMeta-analysisとかを入力すると、質の高い論文が得られますとか、かっこよく述べることができるのですが、検査や診断では、鋭敏度とか尤度とかと入れるのですと言ってもあまりパッとしません。よって、わかりやすく書いてある本はありません。
さて、以上の文章を読んで、知らなかったと思った方は以下のサイトを読んで、勉強してください。
森實敏夫先生のPubMedの使い方
http://www.medical-tribune.co.jp/
研究デザインとエビデンスレベル
Googleは、リンク先が多いものを重要だとしています。このように検索されるものが多いと、このような順位付けが大切になります。そこで、EBMでは、研究デザインを利用して、順位づけを行っているのです。当然、順位の高いものが本当に重要だとはいえません。
MeSHなる言葉を知っていますか?
例えば、PubMedで、
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?db=P...
questionnaireと入力して、Goを押した後の画面で、Detailsを押してください。
すると、「(("questionnaires"[MeSH Terms] OR questionnaire[Text Word]) AND notpubref[sb])」
との標示がでます。
これは、MeSHとして、questionnairesが登録されていることがわかります。
例えば、Aなるキーワードが、他の分野ではBと呼ばれていたりCと呼ばれていたりするとします。すると、サーチボックスにAのみを入れて検索すると、BとCは検索されません。そこで、A or B or Cと検索語を入れることになります。しかし、Medlineでは、入力時に、このようなたくさんの呼び名があるキーワードに関しては、Aで代表するようにしているのです。すなわち、Bなる言葉で、論文が書かれていても、Aなる単語をMeSH Termsの項目に記載しておき、Bなる言葉の論文を、Aなる言葉のキーワードで検索できるのです。すなわち、MeSH TermsであるAなる単語で検索すれば、A or B or Cと同じ検索ができるのです。このような、上位語をMeSH Termsと呼ぶと理解してください。この上位語を知っていると、例えばCなる別名を知らなくてもOKなのです。
さた、上の、questionnaireは、例えばBなる単語です。そして、questionnairesがMeSH TermsでAとなるのです。ところが、上の場合では、Bなるquestionnaireを入力しただけです。それなのに、Aなるquestionnaireも同時に自動的に検索しています。これは、PubMedなるシステムに、既にBと入力されたら、これはAなるMeSH Termsでも登録されているので、Aでも検索しなさいプログラムされているからです。これは、便利ですね。すなわち、Medlineなるデータベースが大元にあり、それをPubMedなる検索エンジンで検索しています。過去に使われていたCD-ROM版の検索エンジンは、このような便利な機能はありませんでした。すなわち、同じMedlineなるデータベースを使っていても、そのアプリケーションの検索システムによって、同じキーワードで得られる内容が異なるのです。他の無料MedlineもPubMed以外(healthgateなど)にもありますが、違う検索エンジンです。どれが便利かは、まあ、PubMedで良いような気がしています。有料Medline(サンメディア、Ovidなど)には、もっと便利な機能もありますが。
このように、MeSH Termsを知らないと、検索に漏れが生じます。そして、本当に読まなければならない論文を見落とすことがあります。臨床でも研究でも、このような事がないように、MeSH Termsを勉強してください。MeSHを知らなかった方は、これまでの研究とか臨床で論文検索をしている場合、重要な論文を検索できずにいた可能性があるわけです。
(注意:実際にMedlineが、Bなる単語のある論文を入力する時に、必ずAなるMeSH Termsを入力しているかどうかは不明であります。Bと入力すると、自動的にAなるMeSH Termsも入力するようなソフト上で入力しているのか、手作業なのかは、僕は知りません。)
最近では、freeBMJなどとリンクもされております。たとえば、PubMedで、EBMとBMJでサーチするとでてくる、Pseudo-EBM-ers have their own lexiconなる論文をクリックしてもサマリーもありません。しかし、上のfreeBMJをクリックすると・・・・・。そして、その中のDown with EBM!のFull textをクリックすると・・・・。まあ、一度試してください。Ovitでなくても結構使える時代になってきてます。
これは、実は、検索から考えると新たな時代に入ることになります。すなわち全文検索です。とうぜん、Medlineは、抄録のみの全文検索と入力者のMeSH Termsによる、単純な言葉があるかないかの検索です。しかし、論文の全文になると、さらにいろいろな言葉での検索が可能になるわけです。
今後は、抄録だけでなく、全文に対しての検索じゃなければ、漏れがあるとの議論がでてくるかもしれませんね。
治療に関するEBMなら、ここでRCTとかMeta-analysisとかを入力すると、質の高い論文が得られますとか、かっこよく述べることができるのですが、検査や診断では、鋭敏度とか尤度とかと入れるのですと言ってもあまりパッとしません。よって、わかりやすく書いてある本はありません。
さて、以上の文章を読んで、知らなかったと思った方は以下のサイトを読んで、勉強してください。
森實敏夫先生のPubMedの使い方
http://www.medical-tribune.co.jp/
研究デザインとエビデンスレベル
Googleは、リンク先が多いものを重要だとしています。このように検索されるものが多いと、このような順位付けが大切になります。そこで、EBMでは、研究デザインを利用して、順位づけを行っているのです。当然、順位の高いものが本当に重要だとはいえません。
2007年03月03日(土) 11:47:36 Modified by mxe05064