審美歯科2
ここでは、審美歯科的ではありますが、簡単には、実践できず、ここで書かれていることなど、さらっと解る必要があることを書きます。もちろん、書いている本人には、この技術はありません。また、ここをPubMedなど原著論文を調べることは行っていないので、EBMの原則に従っていない記述ばかりです。
- 佐々木猛ら:ザ・クインテッセンス2007Vol26No3
- 健康で審美的な歯肉ラインの獲得(安定には、生理的な歯槽骨形態が重要):骨のスキャロップはCEJより2〜3mm根尖側に位置し、CEJに沿って平行である。
gingival scallop osseous scallopの参考: http://www.smile2525.net/kijyunn4.htm http://www.ourdent.com/awd/seminar/other/naitou020...
- thin-scallopタイプは、骨のスキャロップを強く付与する。このタイプは、歯肉ラインの変化がおきやすい。thick-flatタイプの場合は、ゆるやかな骨のスキャロップを付与する。
- Van der Verdenはapically positioned flap後の歯間乳頭の再生が、術後3年で4.33mmまで回復したと報告。
van der Velden U.Regeneration of the interdental soft tissues following denudation procedures.J Clin Periodontol. 1982 Nov;9(6):455-9.
補綴学かな?
- 酸化ジルコニアセラミックス製の臼歯部3本ブリッジの有効性
- ザ・クインテッセンス2007Vol26No3 細野らの文献紹介より
- 18〜36ヶ月の短期使用では良好だった。
- 評価基準(改良版、Rygeの基準)は、臨床評価で、探針にてひっかかりや穿通がなく、マージン部の間隙が目立たない、などです。
- この程度のコホート研究すら、日本では、ほとんどありませんね。なぜなのでしょうか。このぐらい評価を決めていれば、あとは、選択基準を明確にして症例数を検討していれば、質が高い研究となります。ランダム比較試験でなければならないということないのにね。
Raigrodski AJ, Chiche GJ, Potiket N, Hochstedler JL, Mohamed SE, Billiot S, Mercante DE. The efficacy of posterior three-unit zirconium-oxide-based ceramic fixed partial dental prostheses: a prospective clinical pilot study. J Prosthet Dent. 2006 Oct;96(4):237-44. click
2007年05月02日(水) 08:37:10 Modified by mxe05064