日本の周辺国が装備する兵器のデータベース






M48「チャパレル」/M-730性能緒元
重量13.024トン
全長6.09m
全幅2.69m
全高2.89m
エンジン6V-53T 液冷ディーゼル 275hp
最大速度60km/h
航続距離400km
武装MIM-72対空ミサイル×4(予備8発)
上下射角−5〜90度
左右射角全周
装甲28.58〜44.5mm(アルミ)
乗員5名

MIM-72Cミサイル性能緒元
全長2.91m
直径12.7cm
重量86.2
最大速度マッハ2.5
照準方式光学照準/全方位赤外線誘導(MIM-72C)
最大射程4,800m
最大射高2,500m
弾頭11.35 HE弾

アメリカ軍は米フィルコ・フォード社と共に、1965年からAIM-9サイドワインダー空対空ミサイルを基にした近距離防空用の自走式ミサイルシステムの開発を始めた。試作タイプは1965年に完成して各種テストが行われ、1966年4月からMIM-72A 「Chaparral」の制式名称で生産が行われた。アメリカ陸軍向けにはM113装甲兵員輸送車をベースに車載化したM48近距離地対空ミサイル「チャパレル」が開発され、アメリカ軍向けに5,323輌が生産されたほか、輸出向けに197輌が生産された。

M48チャパレルはM113装甲兵員輸送車から発展したM730装軌式運搬車の車体後部に、左右それぞれ2基ずつのMIM-72を装備したミサイル・ランチャーと中央の射手席からなるM54兵装システムを搭載している。M54兵装システムは全周旋回が可能で、-5度から+90度の俯仰角を備えている。ロックオンはMIM-72の弾頭部にあるIRシーカーによって行うため、特別なミサイル管制システムを必要としない完全撃ちっ放し方式である。MIM-72Aは後方赤外線誘導だったがMIM-72Cからは全方位攻撃能力を持ち、MIM-72Fでは射程も延長された。車体であるM730もエンジンを換装するなどしてM730A1、M730A2と発展している。チャパレルは簡易な対空ミサイルシステムで整備性と運用性に優れており、装軌式車体により野外機動力も高い。反面、赤外線誘導方式の難点として命中精度が天候に左右されやすく、ミサイルの射程の短さ、弾頭重量が軽いため破壊力に乏しいなどのウィーク・ポイントもある。

チャパレルは米軍では既に退役済みだが、台湾には1972年から供与が行われ、陸上型のM48チャパレルと艦載型のRIM-72艦対空ミサイル「シーチャパレル」が配備された。台湾では陸軍と海軍陸戦隊向けにM48自走ミサイル車を40両、MIM-72ミサイルを各型合計928発調達している。

2017年には台湾とアメリカの間で、既存のMIM-72の能力向上を行うために2,300万ドル分のチャパレルの新しいコンポーネントの提供が合意された[1]。今回のアップグレードにより、射程の延伸と赤外線シーカーの能力向上が施される。この能力向上により、既存のチャパレルの運用寿命延長が可能となり、「アベンジャー」近距離地対空ミサイルなどの新規調達で置き換えずに済むようになった。

【参考資料】
[1]中時新聞網「美將提供元件 升級台灣欉樹飛彈」(2017年1月17日/楊幼蘭)https://www.chinatimes.com/realtimenews/2017011700...

GlobalSecurity
SIPRI 「The SIPRI Arms Transfers Database」
戦車研究所
戦車名鑑現用編
中国武器大全

RIM-72艦対空ミサイル「シーチャパレル」
台湾陸軍

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