日本の周辺国が装備する兵器のデータベース





性能緒元
重量1,194kg
全長8.75m
全幅10.17m
全高3.00m
エンジンP&Wカナダ PT6A-25 400hp ×1
最大速度396km/h
航続距離1,208km
上昇限度9,150m
武装 
乗員2名

ビーチ社のT-34メンターは、民間小型機のボナンザと同系の複座練習機として一世を風靡した機体である。アメリカ海・空軍をはじめ世界中で初等練習機として使われた。その後アメリカ空軍の装備機が次々とジェット化する時代の流れに従いパイロットの訓練体系をオール・ジェットにしたが、アメリカ海軍はパイロットの適正を見極めて選抜する初等練習機には、トルクの影響をラダーで修正する必要のあるプロペラ機にこだわった。そこでメンターの後継機にはプロペラ機を考えたが、当時既にエンジン自体はレシプロから脱却しつつあったので、燃料補給や整備態勢の面からターボプロップが好ましいとされた。

こうしてT-34Cタービンメンターの開発が1973年に開始され、その年のうちにプロトタイプYT-34Cが初飛行した。生産は1977年から1984年まで続き、334機がアメリカ海軍に納入された。機体は従来のT-34A/BをベースにPT-6Aターボプロップを搭載し、エンジンが軽くなった分を機首を延ばして重心を合わせ、それによって悪化したスピン特性を尾翼面積の増加とストレーキの追加で補完した。

アルゼンチンや台湾などに輸出されたが、世界市場に関しては安価なスイスのピラタスPC-7/9シリーズとイギリス/ブラジルのEMB-312ツカノに押されて数は伸びていない。

【参考資料】
世界航空機年鑑2005

台湾空軍

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世界航空機年鑑2005 出版社: 酣燈社

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