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こたつ

関連作品(part2):帰路の途中で

471 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/10(木) 15:46:57 ID:RwdLIFNU
>>458
nice fate。
流石は主人公だぜ。

そして、流れを読まずにはやて×シグナムのネタを置いていく。

472 名前:こたつ[sage] 投稿日:2008/01/10(木) 15:49:03 ID:RwdLIFNU
「っ・・・うん・・・」
冷えた肩の強張った痛みで眼が覚めた。
点けっぱなしのリビングの灯り。
TVのスピーカーから聞こえてくる深夜のトーク番組。
机の上の冷めたお茶と乾いた食べかけのみかん。
こたつでゴロゴロしていたら、いつの間にか眠ってしまっていたらしい。
・・・アカン、アカン。
こんなとこで寝とったら風邪ひいてしまうで・・・。
じゅるりと口の周りの涎を拭ってから、ノロノロとこたつから這い出る。
・・・コツン。
何かが足にぶつかった。
何やろ? と反対側に視線を向ける。
手入れのされたサラサラの髪の毛と透き通るような白い肌が寝惚け眼に写った。
いつもは真っすぐに伸びた背筋を猫の様に丸めながら彼女はスヤスヤと寝入っている。
あらら・・・シグナムが居眠りするなんて珍しいなぁ。明日は雪が降るで。
普段からは想像も出来ないような無防備な寝顔を見れてちょっと得した気分になる。
自然と顔がニヤけてしまった。
「クスクス・・・しょうがないなー。シグナム、起きーなぁ。こんなとこで寝ると風邪ひくで」
軽く肩を揺さぶってみたけど、起きる気配はない。
今度は手に強く力を込めてみる。
「シーグーナームー!」
「ぅん、やー・・・・・・」
寝惚けた声を出しながら肩にかかった手を払うと、シグナムはもそもそとコタツの中に身体を入れる。
自分よりも大きな背丈が子供のように小さくなった。

473 名前:こたつ[sage] 投稿日:2008/01/10(木) 15:49:39 ID:RwdLIFNU
凛々しくて幼くて。だけどとっても綺麗な寝顔に思わずドキドキしてしまう。
ふと、小さな頃に読んだ眠り姫の童話を思い出した。
・・・起きないシグナムが悪いんよ?
顔にかかった髪を静かに払いながら、ゆっくりと顔を近づけていく。
微かな寝息が鼻先を掠める。
甘そうな口唇に触れようとしたその刹那・・・。
「・・・テスタロッサ」
僅かに開いたそれから小さな小さな寝言が漏れた。
突然の事に心臓が跳ね上がりそうになる。
慌てて顔を離すと、シグナムは何事も無かったかのようにまた寝息を立て始めた。
「・・・もぅ、何やそれ・・・」
緊張が解けて、大きく溜め息を吐く。
シグナムがフェイトちゃんの事が好きだというのは前々から知っていた。
それが叶わない恋だと諦めて、自分の気持ちを伝える事が出来ずにいる事も・・・。
そんな臆病で不器用なシグナムを見ているのはとてもツライ。
ツライのだけれど・・・。
「はぁ・・・これも惚れた弱みってヤツやね・・・お互い、片思いの身はツライなぁ・・・」
ぽつり愚痴をこぼしてみるが、寝ているシグナムは何処吹く風。
幼子のように幸せそうに眠っている。
やれやれ、こんな顔で寝られたら起こせないやんか・・・。
仕方無しにと部屋中の不要な電気を消してから、シグナムの隣に寝転んでこたつに入る。
ぴたりと身体をくっつけて、起こさないようにゆっくりと背中に手を回した。
これなら寒くないやろ。
風邪をひいたら、その時はその時。一緒にシャマルに怒られよーな?
一人でクスクスと笑いながら、柔らかくて温かいシグナムの胸に顔を埋める。
とくん、とくん、という鼓動の音に耳を済ませながら目を閉じる。
おやすみ、シグナム。夢で逢えるとええな・・・。


474 名前:名無しさん@秘密の花園[sage] 投稿日:2008/01/10(木) 15:50:35 ID:RwdLIFNU
おしまい。

最近、片思いブームがきてるんだ。



関連作品(part2):帰路の途中で
2008年01月26日(土) 04:37:44 Modified by nanohayuri




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