……はらはら…ドキドキ……
危ないっ！あ…わー…すごっ……
あ〜…あれ？…ダメかな…ダメかなぁ…
あっ！……


試合不可！優勝は……


｢勝った…？勝った！勝った〜！！｣
自分の事のように喜ぶ
だって当然、大会に出られるよう部活に入れたの私だし！！
あれだけ強いんだから出なくちゃ損だよね〜
…なんでか最初は嫌がってたｹﾄﾞ
……なんでだろ？
｢ま、いいや、迎え行かなくちゃね〜！｣


｢お疲れさまー……｣
……あ……
部のマネージャーのお姉さん…？
なに話してるんだろ…
……なにさ！ヘラヘラして！…私にはあんな顔しないくせに！


｢ちょっと！｣
｢っと…なんだよ？もっと他に声のかけ方ってやつがな……｣
｢別にいいの！私が応援したんだから勝つって分かってたから！｣
｢あらあら…熱いわね〜♪｣｢よしてくださいって……で、なんだ？用だろ？｣
…なんなのその態度の差はぁ！
｢む……あ、あのさ、この後って予定…ある？｣
｢いや……あるとすれば打ち上げとか｣
｢あ、あのさぁ…私、その合コン誘われちゃってて……で、でもね…｣
｢………行ってくれば？｣
｢…えっ？ち、違うよっ…｣
｢いいっていいって、気ぃ使うな、楽しんでこい｣
……なにそれ…私の事…どうでもいいの？
今日…誕生日なんだよ？
お昼…頑張ったんだよ？
…なのに…なんで……
………


｢……ぃぃよ……｣
｢え？｣
｢もういいよっ！どーせ私の…私の事なんか…分かったよ！合コン楽しんでくればいいんでしょ！？あなたなんか居なくたって楽しいよ！必要ない！必要ないよっ！！｣


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