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20年1月22日 合同分科会 議事録5

議事録1    > 


○池田座長代理 先ほど、官房長官からも心強いお話をいただきまして、大変ありがたく思っております。そのことに関連してでありますけれども、先ほど、葛西委員、張委員からもお話がございましたように、いかに実効性を担保するかということが重要になってまいります。これまで我々が論議し、提言してきた内容は大変なボリュームで多岐にわたりますが、柱となる大きな項目があります。

 それらの一つ一つに対して、具体的で明確な目標を定め、張委員が言われるようにチェックリストをつくり、そのうえで新しい組織にバトンタッチをさせていただければと思います。そうした我々の要望を反映させていただいた、より具体的な工程表のようなものを別紙としてつけていくということも必要ではないかと思いますので、皆さまのご意見をお聞かせいただければと思います。

○野依座長 どうもありがとうございます。ほかに。小野委員、どうぞ。

○小野委員 先ほどから大変ありがたい意見が出ているんですが、例えば、福田内閣としてこの教育再生会議の報告を受けて、またさらにもう少し広がりを持った、例えばですが、「教育再生国民会議」のようなものをお作りいただいて、もう少し働きかけをしていただいて、そして、先ほど来議論が出ておりますアクションプランだとか工程表のようなものをつくって、それを政府全体がちゃんとやってくださるかどうかをウォッチしていくということをしていただけば大変ありがたいなというふうに思っております。

○野依座長 ありがとうございました。川勝委員どうぞ。

○川勝委員 運営委員会で十分に発言させていただきましたが、一言だけ。教育内容が2項目が分けられています。学力の向上と、徳のある人間、そのどちらを先に持ってくるかは座長にお任せしたいと思います。「心身ともに健やかな徳のある人間を育てる」のところで、具体項目でも「社会総がかりで、心身ともに健やかな・・・」とあり、両方に出てきますので、ここをもう少し工夫して、小谷委員の言われたような言葉が入るように、たとえば「心身の基礎」の「心」は、知・情・意に分けられますから、たとえば「知的関心、感動する心、やる気、そして体育を通して、心身の基礎を育てる」と書き足しても一行におさまります。

○野依座長 どうも。それでは、海老名委員、どうぞ。

○海老名委員 徳育を持ってきてくださったので、私は本当にうれしいと思いました。地域の父兄、お母さん方と先生との交流をもっと深めてほしいなという感じがします。そして、尊敬できる先生をもっとどんどんふやしていただきたい。尊敬できないんです、子供たちが。ですから、尊敬できる先生をと思います。

 それともう一つ、社会でいろいろな問題が起きていますけれども、やはり親が関心を持たないからだろうと思います。学校教育に親がもう少し関心を持てば、社会に出てもいろいろな問題が起こらないんじゃないかなと思います。ですから、教育は大切ですし、愛なのです。

 それと、小学校からの英語教育、これも世界に通じるように進めていただきたい、そんな思いでございます。以上です。

○野依座長 どうもありがとうございました。宮本委員、どうぞ。

○宮本委員 参加させていただいた当初から、プラン・ドゥ・チェックのドゥの部分をどうやって現場に落とし込んでいくのか、チェックの部分をどうするんだと、ずっと疑問を抱えていました。今日の話を聞いて少し安心をしているんですが、ここで議論されているさまざまな内容というのは、子供たちのためであり、それをちゃんと届ける義務があると思うんですね。
 その部分で、心の教育であり、体の教育であり、学力の教育であり、どうやってフォローアップしていくのか、どういった組織でそれを見守っていくのか。リストアップして数字化できるところはとても見やすいと思うんですが、では実際に心の教育というのはどれだけ反映されて、価値があって、どういった結果を生むのか、どうやって測っていくのかというのはすごく難しいかとは思うんですが、ぜひそこのところもおざなりにすることなく、数字化するのは難しいと思うんですが、別の形でも何か見えるような、いい結果が出ましたと思えるようなものをちゃんと見えるところまでは追いかけていってほしいなと思っています。以上です。

○野依座長 浅利委員、どうぞ。

○浅利委員 もう一言言わせてください。皆さん、どうでしょう、新聞をお読みになって、親を殺す子、子を殺す親、それから、赤ワインの瓶で夫を殴り殺す妻、裁判所を見ればそうですね。これは、やはり異常な事件じゃないんですね。やはり何か社会的に、根底的なモラルに対する意識がなくなっているんだと思うんです。親を敬うとか、子を愛するとか、夫婦相和しとか、だからやはりどうしても心身ともに健やかな徳のある人間形成というのは今度の答申の最初に来て、芯になっていただきたいということを心からお願いしたいんです。

○海老名委員 「親孝行」という言葉を死語にしてしまいました。ですから、「親孝行」という言葉をどんどん使ってほしいのです。ぜひお願いいたします。

○野依座長 では陰山委員、どうぞ。

○陰山委員 新しい組織が発足するということで、私は一つ考えていただきたい言葉があるんです。それは「再生」という言葉なんですね。学校の先生方に非常にこれは評判が悪いんです。俺たちは死んでいるのか、死なせているのかと。本当に今回の一連の流れの中で、頑張っている先生方を応援しようということで、ようやく日の目を見なかったところに日が当たり始めて、最近ちょっと新聞による教師バッシングが減ったよねということがちょうど言われるようになってきたんです。

 日本の国の教育というのは、ずっとここまでそうなんですけれども、現状の問題点から入るんですね。だから、教師が悪い、親が悪い、あるいは政府が悪い、大人が悪い、社会が悪いということになっていくわけなんですけれども、そろそろ僕は未来志向でいくべきじゃないかと思うんです。

 そういう点では、英語教育というのは非常に象徴的なんですよね。日本の教育の中で、異言語を正規に入れようというのは過去前例がなかったわけですから。そもそもそれはなぜなのか。やはり私たちの社会が国際社会の中で、とりわけアジアの人たちと交流しなければやっていけない社会になりつつあるという、非常に日本の社会が新しい段階を迎えつつあるんだと。

 だから、先生方、新しい社会というのは、こういうふうな教育がないとなかなか難しいんですというような、教師の前向きな姿勢を導き出せるような言葉が冒頭に入っていなきゃいけないと思うんです。ですから、これはここではいいんですけれども、もし次の会議ができるときには、教職員が前向きにいける、会議名称とかひっくるめてお考えいただけたらというふうに思います。

○野依座長 どうもありがとうございました。

○町村官房長官 例えば。

○陰山委員 「創造」とか「新生」とか、やはり「未来のために」とか。

○野依座長 一通りご意見承りましたけれども、小谷委員、どうぞ。

○小谷委員 お仕事を増やしてしまうようで申しわけないんですけれども、先ほどから出ている教育再生会議としての提言のフォローアップ、効果、逆効果とともに、今、皆さんがおかしいぞと思っている、浅利委員がおっしゃったような子供が親を殺すとか、親が子供を殺す、そういう日本になってしまったのは何が原因なのかというのも情報として。

 例えば、一時スナック菓子を食べ過ぎるとキレる子供が生まれるとか、携帯がいけないとかゲームがいけないとか、何となく子育て中の親はこれはいけないんだなというものは分かっているんですけれども、そういう情報もあわせて発信することができれば、よりやろうとしていることの効果を上げられるのではないかと思うので、ご検討いただきたいと思います。

○野依座長 どうもありがとうございました。


議事録1    > 

2008年03月27日(木) 07:01:58 Modified by nipponkamoshjka




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