ストレス Stress
- ストレス(stress)とは、もともと「圧力」「圧迫」や「苦悩」などを意味する言葉であったが、1930年代後半にカナダの生理学者Selye,H.?によって、「外界のあらゆる要求によってもたらされる身体の非特異的反応」を表す概念として提唱された。
- その後、ラザラス?(Lazarus,R.S.)とフォルクマン?(Folkman,S.)は、環境からの要求に対する認知的評価(cognitive appraisal)やコーピングという個人的変数を導入し、環境と個人との相互作用を強調する心理的ストレス・モデルを提唱した。
心理的ストレス・モデル
- 心理的ストレス・モデルでは、日常(daily hassless)から潜在的ストレッサーが湧き上がると、個体内で状況に対する認知的評価が、一次的評価、二次的評価と2度行われる。
- 一次的評価
- 関係性の評価…個人が環境からの要求がその個人にとって重要な関わりをもつのか?
- 脅威・挑戦の評価…害や脅威、対処努力をもたらすものであるのか?
- これらの評価により、ネガティブな情動?(抑うつ、不安?、怒り、いらだちなど)が喚起される。
- 二次的評価
- その要求をコントロールできるか否かの評価
- 情動の種類や強度を規定する。
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