銭湯wiki

東京都目黒区の銭湯・寿湯



東急東横線「祐天寺」駅から徒歩10分ほどのところにあります。
蛇崩交差点前にある、昔ながらの銭湯です。

ちょうど緩い坂を登りきった場所の角地に建つ銭湯、銀色の煙突が青空に映え、黄色に塗られた庇の下には龍の彫られた懸魚、その古い佇まいは貫録がありめだっています。



暖簾をくぐって下足スペースに入ると右手が男湯、靴をしまって自動ドアを中へ入ります。
入ると正面に番台を逆さにしたようなフロント（どちらかというと受付という感じ）があり、若女将に料金を支払って銭湯巡礼スタンプ帳に印を貰います。

脱衣場は高い折り上げ付きの格天井、レトロな空間が広がっています。
ロッカーは島ロッカー1基と外壁に沿ってL字型の造り付けロッカー。
その他にコイン洗濯機2基とドリンクの冷蔵庫と自販機が置かれています。

さて浴室。
浴室と脱衣場の間はガラス張りになっていて、裸婦に魚などの装飾絵が擦りガラス加工で描かれています。
入口は左右両側に引き戸があり、センターが絵になっています。

浴室は高い2段式の関東型伝統的銭湯。
奥壁には先日亡くなられた早川絵師の絵で男女浴室に跨るように富士山が描かれています。
富士山の下は他の銭湯と少し変わった構図になっていて大きな池の手前には旗の立ったゴルフのグリーンと、横にバンカーも描かれています。
そして右手の草むらから白い犬が顔を出しているのが描かれています。
サインは「平成20年7月3日　早川」と入れられていました。

ペンキ絵の下は3つに分かれた浴槽になっていて、左手から座ジェット2基の付いた深い浴槽、真ん中が寝湯、一番右がぬる湯と書かれた浴槽になっています。
特筆すべきはこのぬる湯の外壁に埋め込まれた水槽があり、かなり大きな鯉が数匹ほど泳いでいます。
立派な鯉だけに少し狭そうな気もします。

男女境壁は長大なタイル絵が入っていて、山地の田舎の村の風景に合掌造り風の民家が何軒もある構図でかなり立派なものです。

カランは両壁側と島カラン1基、外壁側から6.6.6.7の配列で両壁側のみシャワー付き。
その他外壁側脱衣場寄りに独立した立ちシャワーブースが1基あります。
島カランは物を載せる台の部分が張り出した独特のものとなっています。

4時頃の利用で相客は6人ほど。
皆さん明るい浴室でのんびりしています。

熱いお湯につかりながら鯉をながめる･･･。
風情があるお風呂です。



▼番台横に貼られていた昔の寿湯の写真





住所・東京都目黒区上目黒5-27-18　電話：03-3713-3019　営業は14:50〜23:30

お休みは木曜日（祝日は翌日休）月一度、第三金曜日にあたるとき木・金連休


住所：目黒区上目黒5-27-18


＊銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。決して近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。

掲載・2009年04月17日(金) 12:25:51 Modified by ID:nTCgdaOYLg
追取材・2009年09月11日　Modified by ID:r32_takacyan
一部訂正・2015年9月20日　Modified by ID:r32_takacyan 店主様のお知らせにより営業時間、定休日の記載を訂正いたしました。