最終更新: r32_takacyan 2009年07月22日(水) 10:03:59履歴
神奈川県横浜市西区の銭湯、松島館
松島館は市営地下鉄の高島町駅を降りて徒歩5〜6分位です。
駅を1番出口に出て、裏通りの古い商店街をしばらく歩くと右手に行灯看板で「公衆浴場 松島館」と出ています。
そこの細い路地を入るとこんな立地に、という感じで左手の入口に藍染白抜きで屋号の入ったオリジナル暖簾が掛かっている昔ながら銭湯が松島館です。
暖簾をくぐるとハの字型なったタイルの貼られた下足スペースで靴を脱いで右手の男湯側下足箱にしまいます。
引き戸を開けて脱衣場へ入ると番台の女湯側に座っている女将さんに料金を支払います。
番台は昔の造りで低い物ですが、そこはつり銭などが置かれていて、女将さんは女湯側の椅子に座っているようでした。
中は木造の古い銭湯の昔のままの世界が広がります。
男女境は鏡、ロッカーは外壁側の造り付けと小型の島ロッカーが1基。
入口側には戸が開けられた坪庭と呼ぶには小さな外空間があります。
傍らにはドリンクの冷蔵庫が置かれています。
さて浴室。
関東型の二段式の天井、奥壁には海の入江のペンキ絵があります。
板に直接描かれたペンキ絵はだいぶかすれてしまっていますが、それがまたあじわいのようになって同湯に似合っています。
記載から平成6年に描かれたもののようです。
奥壁際、ペンキ絵の下には深浅2槽の浴槽があり、向かって左側が深浴槽、右側が浅浴槽で座ジェット2基があります。
湯は熱いめでおよそ43〜4℃位。
カランは両壁側と島カラン1基、男女境壁側から4.5.5.7の配列。
水の方が少し小さい押すタイプの古いカランです。
他に立ちシャワーブースが1基。
昼間の明るい時間帯にのんびり風呂につかるのは至福の時間です。
浴槽につかると暑い日にて熱めの湯が気持ちよく引き締まります。
相客はただひとり。 私は外の青空を眺めながらのんびり湯につかります。
上がりは脱衣場のベンチで涼みながらレトロ銭湯の空間を楽しみます。
訪問した日は横浜は開港記念日にて港の辺りや電車も賑わっていましたが、ここ松島館ではいつもとかわらないのんびりした時間が流れていました。
住所・神奈川県横浜市西区戸部町4-166 営業は15:00〜22:00
お休みは7.17.27日
ライブドア地図 | 松島館 |
鉄道の最寄り駅・高島町駅
*銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。けして近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。
2009年6月2日取材撮影
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このページへのコメント
相当前になりますが、一時期この松島館へ足繁く通った時期がありました。アパートに内風呂が無く仕事から帰って来ると急いで松島館へ向かい、ギリギリで飛び込み体を洗っている最中にご主人が掃除を始めるなんて事はしょっちゅうでした。ゆっくりとまともに入浴した記憶がありませんが、今となっては懐かしい良い記憶です。ホントに目立たない場所にひっそりと佇んでいる銭湯なので、初めてこの銭湯を発券した時は「えー、うそー」という感じでした!今も在る事を祈っています。