銭湯wiki

埼玉県さいたま市の銭湯、日進湯

同湯は大宮駅を西口に出て、斜め右手、北西に向かう道路で中山道と県道22号(旧16号)のぶつかる桜木町交差点の北西角2〜3軒目の中山道に面した所にある銭湯です。



同湯は瓦屋根の昔ながらの銭湯。
入口は四角い張りだしのエントランスで正面上部には青い文字で「日進湯」と屋号が入っています。
入口はこの四角い張りだしの左右から下足スペースに入るようになっています。
暖簾をくぐって入ると外壁側に下足箱が並んでいます。
内側は左右に男女入口があり、中央の番台背面には小さなタイル絵がありますが、色々な貼り紙等があってよく見えませんでした。

右手男湯の入口から引き戸を開けて入ると左手の番台の女将さんに埼玉県入浴料金410円を支払い脱衣場へ。
横長の構造の脱衣場、高めの天井は折り上げ付きの格天井。
男女境は鏡壁になっています。
反対側の外壁側はガラス戸になっていて外には濡れ縁、小さな坪庭風スペースになっています。
ロッカーは中央に島ロッカー1基、あとは使われているのか不明ですが入口側の壁にも古い造り付けロッカーがありました。
その他に脱衣カゴもいくつか積まれています。

さて浴室。
引き戸を開けて中に入ると高い天井は二段式の関東型。
奥壁にはペンキ絵「音止の滝」があります。
平成17年5月20日に描かれた早川師の作で男女境壁の上には男女浴室にまたがって富士山が描かれています。
4年ほど前の作品ですが、全く最近描かれたようなきれいな状態でとても綺麗。

同湯は他にもビジュアルが揃っていて、ペンキ絵の下には鯉がたくさん泳ぐ横長のタイル絵が、男女境壁にも3種のタイル絵があります。
男女境壁のタイル絵は左手から浮御堂で章仙の銘入り、洋風の湖と船は横書きで九谷胡山 鈴栄堂とサイン入り、山渓の宿の構図で胡山銘入りとなっています。
タイル絵はいずれも一部がくすんで少し劣化さていますがこれだけ揃うと見事です。

浴槽は奥壁側に深浅2槽、左手1/3が深浴槽、右手が浅浴槽でバイブラ付き。
カランは両壁側と島カラン1基、4.4.4.4の配列で全てシャワー付きとなっています。

夕方5時30分頃の利用でしたが相客は6人ほど。
明るい浴室で早川師の力強い富士山を眺めながらのんびり浴槽につかります。

東京の伝統的銭湯を2/3スケールに凝縮したようなレトロ銭湯、なかなかの良い湯でした。






住所・埼玉県さいたま市大宮区桜木町2-478　営業は16:00〜22:30

お休みは月、金曜日

ライブドア地図

日進湯

鉄道の最寄り駅・JR東日本線と東武野田線の大宮駅です。


＊銭湯の情報については掲載時と変わっている可能性もありますので、ご利用の際はご自身にて確かめる事をお勧めします。
また、銭湯は近所の人の生活の場です。決して近所の人に迷惑をかけないようにしましょう。